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ジャム屋への転身は2年前の「まるたま市」から [ ・手づくりジャム屋]

今週、11月7日(土)~8日(日)は浜松のまちなか、中区肴町を中心に繰り広げ
られる雑貨イベント「まるまた市」です。

「まるたま市」が始まったのは今から丁度2年前のこと。 

当時のひなたCAFEは、まだ手作りジャム工房ではなく、自宅カフェとして営業していて
業態転向を模索している最中でした。


「今度、まるたま市って言うイベントが始まるから出てみようと思うの!」

と妻から相談があり、早速出店の申込みをしました。


幸い出店することが可能となり、商品を決め、出張販売の経験もノウハウも無い状態
ながら、2人で仮説を立て、設備や什器を用意して初めて大きなイベントに出店したのが、
まるたま市でした。

初回は、何も考えることなく新たな業態への可能性を求めての出店でしたが、
初日が終了し、ささやかな懇親会に出席し、主催者である浜松まちなかにぎわい協議会
の2名が自己紹介をされて驚きました。


1名は、はましん(浜松信用金庫)の方、もう1名は遠鉄(遠州鉄道)の方だったから。


「えっ、地元の優良企業から専任で来ているの?なぜだろう?」

「これは何か仕掛けようとしているな?」 


と感じました。

 

そして、まるたま市で2日間の出店を終えてビックリ(@_@)

予想の売上げを大きく超え、カフェでのランチ売上げ1ヶ月分をたった2日間で稼ぎ
出してしまったから\(^o^)/

 

これで、飲食店から手作りジャム工房へ業態転向することに、一抹の迷いも不安も無く
スタートを切ることが出来ました。

戦略とは、何をしないかを決めること

飲食業(カフェ)と言う業態を辞めることで、手作りジャム工房にすべてのリソースを注ぎ込む
ことができましたから、遠鉄百貨店へのイベント出店も可能となり、あちこちのイベントで
出店することで同じ理念を持つ仲間ができ、素晴らしいネットワークが広がりました。 

DSCF5575.jpg
■静岡新聞びぶれ「まるたま市がマチナカを動かす」
 以下、記事からの抜粋ですが、とっても重要なことが述べられていますから、
 転記させていただきます。

●クオリティーで人を呼ぶ
「徹底的にこだわった物を提供すると、その価値を見出すお客さんたちが集まって
 くるんです。
 そのお客さんを満足させるためにには、雰囲気もクオリティーも確保しなければ
 いけません。」
まるたま市を主催する、浜松まちなかマネジメント株式会社の吉林和穂さんは、
バブル後、苦戦を強いられているまちなかにあって独自のファンを生み出している
まちなか繁盛店の特徴を「まるたま市」に反映している。

●未来の店主を創出
 まるたま市には、他の雑貨市と大きく違う点が一つある。
 それは、未来のまちなか店主を見据えているということ。
 出店している作家の中には、すでにインターネット店舗や自宅の一部を利用して
 ビジネスにつなげている人も少なくない。
「まるたま市は、“仮想的出店”とか“0.5起業”といったイメージです。
 地元で活躍している作家さんたちの中で、いつか実店舗を構えたいと考えている人の
 ステップになればいいと思っています」と吉林さん。
 空テナントを活用して、実際に営業してみる。
 すると、昼や夕方の雰囲気、買い物客の品定めの目つき、売れた時の喜び、
 隣近所とのコミュニケーションなど、本来は起業してからでないと味わえないことが、
 ここではリアルに体験できる。
 そこで好評を得られれば、まちなかは商売が成立する舞台であることの証明とも
 言えるだろう。 

 

そう!2年前にまるたま市の立上げから出店させていただき、懇親会で名刺交換した瞬間、
この考えがすべてわかってしまったから。

「まるたま市」が場の提供であれば、僕ら出店者はにぎわいを創出する
ためのコンテンツにならなくてはいけないんだ。

 

だから、運営組織が当初の理念を失わず、そのために「まるたま市」を運営し続けて
くれるのなら、「頑張ってついて行き、成果を出し続けよう!」と決めました。 

つまり、ジャム工房としてのひなたCAFEは、「まるたま市」で第二の創業をし、
育てられたと思っています。


そこへ、浜松まちなかマネジメント会社が11月1日(日)に「Any(エニィ)」を立上げ、
硬直化していた街中に大きな投資をし、人の流れと気持ちを切り替えるための
アクションを起こしたわけです。 

Anyには、ワークショップスペースが用意されています。

DSCF5555.jpg
■ワークショップスペースの活用例
初回はプロカメラマン ゼキさんによる写真講座の様子。
ここで、僕が経験した失敗と成功例を元に、実践的だけど本質的な起業支援講座を
行なう予定です。

そもそも、成功と失敗を定義できていない人も多いでしょう。

そして、なぜか失敗に向かって突き進む人も多い。


ランドスケープデザイナーとして社会に出て9年間の実務経験をし、その後は企業で
新規事業を16年、その間に住宅を7件設計させていただき、ひなたCAFEを起業し
ジャム工房へ転向させ、それらの経緯をこのブログで発信し続けてきたわけですが、
一見バラバラなようでいて、すべてが収れんしてきていることを実感しています。

特にここ半年は、気持ち悪いくらいに思った事が動き出していて、身体が3つくらい
欲しい状態で、そろそろ本当にやらないことを決める最終フェーズに入ってきた
のかもしれませんね~(笑)


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コメント 3

浜松自宅カフェ

●jun-arさん、chihoさん、plusgateさん、Ujiki,oOさん、
 sterling.hide.jさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-11-06 19:30) 

今造ROWINGTEAM

まるたま市は村松さん一家にとって良い転機だったのですね~★

うおー初めて経歴を知りましたw
いろんな分野の仕事で頑張ってきたのですね。
これからも応援しています!

ねね
by 今造ROWINGTEAM (2015-11-12 16:06) 

浜松自宅カフェ

●saabo319さん、大和さん
 nice、ありがとうございます。

●ねね@今造ROWINGTEAMさん
 そうなんです!
 カフェからジャム屋へ転向することは決めていましたが、まるたま市に
 出たことで確信に至りましたからね。

 色々なことをやらせていただいているお陰で、正直なところ自分が何屋か
 よく判らなくなっています(笑)
by 浜松自宅カフェ (2015-11-12 21:13) 

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