ジャム屋の経営会議 [ ・手づくりジャム屋]
ひなたCAFEの経営者は、嫁さんが代表を務める「個人事業主」です。
私はと言うと、ひなたCAFEと言う会社の出資者、つまりオーナーと言う立場に
なります。
出資者は、会社に出資しリターンを期待して資金を提供するわけですが、
普通の専業主婦がある日突然、起業したわけですから経験は言うに及ばず、
資金も知識もありません。
・・・でした。
「でした。」と過去形で言うのが凄く大事なので、もう一度言いますね。
経験も知識もありませんでした。
地元天竜の杉材で店舗兼用住宅でカフェをオープンするために、浜自カフェBlogを
始めたのは今から10年前の2006年4月1日のこと。
まさに資金集めから、メニュー計画、店舗改装までをリアルタイムで進め、
その過程をつづってきたわけですが、実際に開業し、経営をしてみると、予想は
次々に現実となって現れ、経過していきました。
こうしてカフェ(飲食店)として5年間、ジャム屋(食品製造業)として2年間の経験が
得られ、普通の主婦だった妻も、いっぱしの経営者らしくなっていきました。
計画して実行する × 365日 × 7年間
この積み重ねで、「経営は『計画』し『実行」』する」ことを体験してくれたことで、
経営会議で意思決定をし、それを実行することで成果が得られることを、妻は理解
してくれたようです。
計画するためには、そのためのインプットが必要であり、計画を決定するにも
情報をインプットする必要があります。
僕は、妻のコンサルタントとして、事実情報を元にアイディアを出し、ビジョンを共有し
方向性を定めて、経営としての意思決定を誘導する役割を担っています。
昨年秋頃から日々こんな状態が続き、まだ大きく告知できるようになっていませんが
未来のための種をあちこちに仕込んでいる状況です。
ひなたCAFEは個人事業主と言えども僕もいますし、農家さんや仕入れ業者さんも
多数関わっていますから既に立派な組織です。
経営の本質は組織運営ですから、「組織」の構成員が無駄なく効率的に活動し、
成果を出すために、揺るがない意志決定が重要となります。
■試作したジャムのテイスティング
先週試作したジャム3種類を、クラッカーと一緒にテイスティングをします。
同じ素材でも、糖度、処理方法、仕上げ方法をメモしながら、レシピを変えて
あれこれ試作するわけですが、ジャムは瓶詰めをし、冷蔵庫で冷やして実際に
食卓にあがる状態でないと正しい評価ができません。
そのため、こんな感じで食べ比べをしながらイメージした味か、お客様に喜んで
いただけそうかを、家族で議論してレシピや価格を決定していきます。
こんな感じで商品化の判断基準は、僕と嫁さんの舌です(笑)
しかし、発売を継続し定番化するかどうかの最終的な情報は、実際に販売し
お客様から得られる反応がすべて。
「(料理用青リンゴ)ブラムリーのジャム、美味しかったー!」
「次郎柿のジャムが意外に美味しかった~♪」
「(伊豆大島産)島レモンマーマレード、試食して即決でした!」
こんな感じです。
人に売ってもらうのではなく、自分で作って自分で売るビジネスの醍醐味ですね。
新作も今月のイベントからボツボツと発売しています。
気なる方は、ひなたカフェBlogをチェックしてみて下さい。
イベントや商品発売のご案内は、メルマガを購読いただくのが一番早いと思います。
●剛力ラブさん、chihoさん、banpeiyuさん、jun-arさん、plusgateさん
nice、ありがとうございます。
●AKIさん、Ujiki.oOさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2016-01-31 11:14)