【検証】 2階から富士山が見えるだろうか? [ ・薪ストーブのある家]
「普通の家」プロジェクトは、基本計画としては一旦フィックスし基本設計に移行することに
なりました。
基本計画を進めて行く中で、プランの後半でクライアントからいただいた質問に、
「この土地は2階から富士山が見えますか?」
と言うものがありました。
クライアントとしても優先度は低く、直接プランに影響しないものとして計画を進めていましたが、
基本計画が終了したことで、検証に入ることに致しました。
■検討資料
「どのようにやろうか?」と思案していましたが、まずは計画地の緯度経度、標高を
調べ、視距(しきょ)が確保できるかどうかの検討を致しました。
手描きメモをCADに入力し、データを一度整理したのがこの資料です。
■資料のアップ ※資料の緯度経度データはダミーです。
視距とは、道路設計の際に用いる専門用語で、いわゆる「見通し距離」のこと
ですが、「目標物が見える」こととほぼ同義だと思います。
ところで、クライアントが言葉にする「見えるか?」とは、「富士山のどこか一部が見える」
と言う意味ではありません。
この場合は、「景色として見えるか?」と言う意味ですから、単に視距が確保される
だけでなく、「富士山と言う対象物」が認識できるように視野角が確保されることを
言います。
ここからはまだ確信に至っていないところですが、手計算で概略チェックしたところ、
「案外見えるかも?」
と期待が持てそうですから、次回の基本設計の打合せまでに検証を済ませて
おきたいと思っています。
2016-08-29 09:39
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●AKIさん、コミックンさん、nandenkandenさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2016-08-29 19:15)