まさに大工さんによる手作り!刻み作業の見学♪ [■自邸の施工]
浜自カフェは、工務店さんと棟梁のご好意によりプレカットの予算ながら、
大工さんの手刻みでやっていただけることになりました。
現在は『プレカット』と言って、製材所であらかじめ機械で加工してしまうのが
圧倒的に多いんです。
妻「え~、機械の方がミスはしないし、正確じゃないの?」
僕「ところが、違うんだな!機械には木材の見立てはできないよ。大工さんは 木の表裏(山に生えていた時の状況で決まる)を見て、また、 使う場所によって木材を使い分けるんだよ。 うちは梁を表し(あらわし)にするから、こういうところで差が出るんだ!」
妻「なるほど~♪」
上の写真は、棟梁が木材を刻んでいるところを見学させていただいた時のもの。
我が家で使用する、梁がズラーとならんで壮観そのものでした。
棟梁も、「是非見に来て!」と言ってくれた。
妻「これが組み上がって、家になるのね~!」(←感激している様子)
梁の上に乗っているのが「板図」と言って、大工さんのいわば「材木加工図」です。
木材は、真っ直ぐではない上に、乾燥が進むと曲がってきます。
そんな、生きた木を正確に組む技術は、日本の大工さんならではのものだと
思います。
浜自カフェは、上棟してから7ヶ月が経過しますが、初めて来るお客さんから、
「わぁ~、木の香りがする♪」
と言われます。
僕らはもう馴れてしまったせいか、判らなくなってしまったのですが、
今もって香りを発散してくれているようです。
最近はプレカットばかりで、仰るように材木の見立てはしません。
少し前までは、大工が「手板」に書いた図面を基に「手刻み」したものですが・・・
基本に帰る姿勢を教えていただいたような気がします。
世の趨勢に流されて、忘れていたのかも知れません。
by アキラ (2006-04-22 11:36)
手刻みの大工さんが減っているなかで、貴重です。
無垢材をつかう場合はやっぱり手刻みがいいと思います。
そういう家はいろんな思いが詰まっていてオーナーにとっても
自慢のひとつですよね。
by plusgate (2006-04-22 13:57)
●アキラさん
この棟梁も実際は、予算の関係でプレカットの方が多いんですよ!あとで
また、述べますが出会いとか、色々なことがあって手刻みでやってくれること
になりました。
外観からじゃ判らないんですけど、カフェ店内は真壁なんですよ。
込栓や契なんかも打って貰いました。
●plugate316さん
棟梁が言うには、ヒノキ材に比べてスギ材の方が加工技術が必要
なのだそうです。ヒノキの方が粘りがあって加工しやすいんだって!
スギは、パサパサしていて、加工機械がすぐ停まってしまうらしいです。
刻み作業は本当、感動しましたよ!
by 浜松自宅カフェ (2006-04-22 22:37)
なるほど、確かに機械では絶対できませんもんね。
棟梁さんの目利きにかかってくると思いますが、そこは
腕の見せ所なんでしょうね。
家の柱といっても元は森だったわけで・・・不思議な気分です。
by ゆつき (2006-04-22 23:58)
●ゆつきさん
木材は一つ一つに表情があることが良く判ります。
すごく不思議なんですが、印刷した木目柄はすぐに飽きるのに自然の木の
木目は見飽きないんですよね~?
by 浜松自宅カフェ (2006-04-23 00:11)