SSブログ

起業にありがちな失敗とは [ ・開業準備]

前回の起業支援セミナーのつづきです。

講演の終盤、質疑の際、受講者から出た質問に

 

「起業にありがちな失敗は何ですか?」

 

と言うのがありました。

 

講師の小出さん曰く、「成功要因のどれかが欠けている場合が多いです」と。

 

小出さんによる成功要因とは、
 ①オンリーワンがある


 ②情熱の維持


 ③行動力


 ④リスクの許容を超えない


 ⑤パートナーシップ

 

講師やコンサルタント、書籍により表現方法は色々でしょうけど、セオリーでしょうね。

午後の個別相談の際、
「特に、飲食店はリスクの許容を超えて失敗するケースが多いため、
飲食店開業の相談には慎重になる」ともおっしゃっていました。

 

 

一方、僕は「必ず成功する方法はないけど、失敗には必ず原因がある」と習ったので、
失敗しない方法を地道に選んできたつもりです。
まっ、大成功はできないかもしれないけど、大失敗しなければ良いと思っています。

 

 

プロスポーツの世界でも、こんなことを言っているアスリートがいます。

 

「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」

 

これまで、幾つも失敗街道まっしぐらな企業を見るにつけ、これは確信に至っています。

 


nice!(11)  コメント(17)  トラックバック(2) 
共通テーマ:住宅

nice! 11

コメント 17

そっか どれかが欠けても 
歯車が狂うようになってしまうのでしょうね
私のいる会社では 
今 いろいろと大変な時期を迎えており
とても参考になりました。 
by (2008-01-24 23:31) 

「情熱の維持」はあるつもりなんですが、時々萎えてしまう場合、
自分に叱咤激励です。
「行動力」こうと思ったら即、行動しますが、「やる気」が失せてしまう
場合があります。
「リスクの許容を超えない」これは、特に気をつけていることです。
「不思議な負けはなし」、そうですね、そのとおりですね(^_^.)
by (2008-01-24 23:34) 

浜松自宅カフェ

●みほさん
 参考になったのでしたら、何よりです。
 どうも、こういう記事が人気のようなので少し深堀りしてみました。
 やはりみんな悩んでいるんでしょうね!

●夢空さん
 「情熱の維持」と言っても、常にトップギアと言う意味じゃなく、凹んだり
 しながら長い目で維持できていれば良いみたいです。
 僕は細く長く続けることが重要だと、このブログを通して実感しています。
 「リスクの許容を超えない」はまた記事にするつもりですが、
 開業が目的化してしまうとそうなりがちなんですよね。

 経営は永続的な(今風に言えばサスティナブル)活動でなければ、
 働く人だけじゃなく、利用者にも迷惑を掛けてしまいますからね。
by 浜松自宅カフェ (2008-01-24 23:52) 

stella

これは、起業だけに留まらず
人生や会社での仕事にも当てはまる言葉ですね。
夢を追うことは素晴らしいけど、
「自分の身の丈」を知る、ということも大切なのでしょうね。
by stella (2008-01-25 08:33) 

たいせい

 事業承継と言うことになると、それぞれの要素を保っていかなければならないのはもちろんですが、人的な問題に加え、起業時に対して外的な環境の変化が加わりで④リスクの許容を超えないの「リスク」が変動して、非常に厳しい局面が起こり得るのだと言うことを実感しています。

 事業を維持していくと言うことに関して、企業30年説などもありますが、適時新たなる企業の気構えと安定した部分をあえて捨ててでもリスクに挑戦する気構えを持たなければ、事業の継続は難しいです。

 暗中模索です...。
by たいせい (2008-01-25 09:01) 

アキラ

私は「もう一つ」あるような気がします。
それは『自信過剰』

サラリーマン時代は自分なりに「他を圧倒していた」と勘違いしていました。
仕事を決めることにも大いに自信がありました。
しかし、それは「会社の名前があってこそ」でした。

脱サラしてみると・・・昨日今日出来た会社なんて、誰も相手にはしてくれませんでした。
世間は見事に、私の「高かった鼻」をくじいてくれたのです。
私は自分で言うのも憚られますが、実は非常に謙虚です。
それは、鼻をくじかれたことに端を発していると思っています。

自信がないと、到底起業は叶いませんが、その自信も程々に・・・と、いうことだと思っています。
by アキラ (2008-01-25 14:12) 

JOHN

納得です。
「負けに不思議な負けなし」ですか…
起業だけでなく、他の事にも通じますね。
思わず自分の在り方を見直したくなるような記事でした。
by JOHN (2008-01-25 21:37) 

浜松自宅カフェ

●カフェオランジュさん
 nice、ありがとうございます。

●stellaさん
 さすがですね!おっしゃるように仕事や社員に読み替えても同じことが
 言えます。
 もっと言うと、大企業でもこういう事を地道に、且つ確実に実践した企業
 だけが生き残り、高収益をあげています。
 だけど、これらのことは2千円弱のビジネス書や無料のメルマガでも
 読むことができるんですよね。
 なぜ、それを真似しないのか僕は不思議でなりません。

●たいせいさん
 ちょっと厳しいコメントになりますが、ご了承下さい。
 おっしゃるように事業環境の問題は当然ですから、あえてここでは
 触れていません。
 外食産業も同じで、今ではファミレス、コンビニは言うに及ばず、駅ナカ、
 通販と日本の消費者はあらゆる手段で、飲食をすることが可能です。
 その中で存在意義を見出せなければ、浜自カフェは消え去るだけだと
 思っています。

●アキラさん
 改めて心に刻ませていただきます。
 僕自身、若かりし設計コンサル時代、かなり高圧な姿勢で望んだことが
 ありました。バブル絶頂の頃でした。
 しかし、色々な意味でその無意味さを感じ、Uターンの末、個人プロジェクト
 を試している次第で、浜自カフェもその位置付けなんです。
 起業についても僕は自信があってのことではありません。
 「本質力」を養いたいと言うのが偽らざるところで、自信がないからこそ、
 『失敗しにくい方法』を一つ一つ選択しているつもりです。
by 浜松自宅カフェ (2008-01-25 22:17) 

浜松自宅カフェ

●JOHNさん
 家作りを見ても、病気の治療にしても同じことが言えると思います。
 家作りに失敗する人は、必ず失敗の法則に則った行動をとり勝ちで、
 満足度の高い家を建てる人はそれらをしません。
 病気の治療についても、確実性を選びました。
 不確かなことよりも、エビデンス(科学的根拠)を元にした治療を確実に
 施術してくれる先生を選んだことなどです。

 >自分の在り方を見直したくなるような記事
 いや~、そこまで大袈裟な意図はなかったのですけど…(笑)
by 浜松自宅カフェ (2008-01-25 22:28) 

kyotto

おぉ~なるほど。
成功要因に情熱ってわかる気がします。
テレビで「貧乏一家~」みたいのあると、
かならず、疲れ果てて目の輝きがなくなった
経営者さん出てきますものね。
あとパートナーシップ。これは最近すごく感じます。
人とのつながりで世界って広がってくんですよね。
by kyotto (2008-01-25 23:36) 

hidenosuke

成功要因...どれも当然すぎるほどの項目ですよね。
しかし、儚く散っていく会社、お店も星の数ほどあるのも現実。
当たり前のことえお当たり前にこなすことの難しさでもあるんでしょうね。

私はプラス「約束は必ず守る」ってことを掲げています。
これも当たり前なんですけど(^^;
by hidenosuke (2008-01-26 13:36) 

ゆつき

私が問題視しているのは「情熱の意地」かも知れません。
いわゆるモチベーションなんでしょうが、これが意地できないと
どんな業務でも中途半端な結果になっちゃいます。

様々な仕事があるけど、途中からでも急速にモチベーション
高める精神状態保ちたいですよ。
by ゆつき (2008-01-26 16:41) 

とりのさとZ

こんにちは。

こういう話題はペンディングにしない方がいいと思い直しましたので、再度出てきました。私の経験的偏見的狭量な尺度ですが。

1)どんな理由でもいいから、まわりに人が集まるか(そこから協力者も出現)

2)研究熱心である(研修・見学に出るとか情報収集整理判断)

3)自分で自分の判断や行動を修正できる(共同作業でないなら、1人何役も)柔軟に状況に対応。
 (進行段階では助言者はいない。実践と監査を1人で)

4)しかし、参考にしても、このような周りの意見に振り回される必要はない。(所詮、周りは素人だから)

 後は、講師の方のポリシーと似ています。かけられる資本も余裕がある範囲で、あとは頭をしぼるしか。

5)しかし、あんまりあれこれ考えると最初の一歩が出なくなる。どこかで「よしっ、やるぞ」と強い決断が必要!

 それでも、わたしが始めた時は、なにも情報がなく、試行錯誤の連続でした。今は情報ネットワークがあるので、ずいぶん違います。情報の取捨選択に迷うというぜいたくですね。

 とりあえず、こんなところで。失礼しました。
by とりのさとZ (2008-01-26 17:36) 

浜松自宅カフェ

●romeoさん
 パートナーシップの視点って割と忘れがちなんですよね。
 「自分だけ良ければ良い!」みたいな。
 そんな人に本当に有益な情報提供や協力をするわけないのに・・・。
 実行し続けるには、モチベーションの維持が必要であり、
 どんなに勉強しても実行しなければ成果は得られないわけで、
 真理だと思いますよ。

●hidenosukeさん
 そういう当たり前のことが割とできないからなんでしょう。
 「約束を守る」確かに!社会人としては当然なんですけどね。
 これは改めて心に焼き付けておかなければならないと思います。

●ゆつきさん
 情熱の維持は「モチベーションの維持」と読み替えて差し支えないでしょう。
 だから、どんな仕事でも楽しみを見つけてやるようにしています。
 講師は「楽しんでやって下さい!」と助言されましたけど、
 楽しんでやりたいからこそ、自宅カフェなんです♪

●とりのさとZさん
 どの助言もまったくその通りだと思います。
 改めて肝に銘じたい言葉です。
 なかでも、1)と3)と4)は心に響きました!
 1)はパートナーシップの前提条件だと思いますし、
 3)はダーウィンの言葉にもありますよね。
 「最後に生き残るのは、知恵があるものでも、強いものでもない。
 変化に対応できるものだけが生き残るのだ」
 4)はコンセプトの一気通貫のことだと思います。

 情報不足の時代だからこそ、試行錯誤されながら得られた数々の助言、
 とても参考になりました。
 ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2008-01-26 21:58) 

浜松自宅カフェ

●xml_xslさん
 いつもnice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2008-01-26 21:59) 

emiko

今年もいろいろ勉強させていただきます。
建築に留まらず、経営の知恵。
これから私たちに必要なことばかりです。
私の長所は、謙虚に?得られるものは素直にすべて受け入れる。

とりあえずは、はじめの一歩ですね。
そのあとは負けないよう、当たり前のことをコツコツ積み重ねていく。
でも、その当たり前のことが難しいんでしょうけどね。
by emiko (2008-01-28 03:50) 

浜松自宅カフェ

●しゃくとりむしさん
 nice、ありがとうございます。

●emikoさん
 こんなので良ければ是非、参考になさって下さい。
 できるだけ「失敗事例」にならないよう、頑張りたいと思いますが…(笑)

 建築はあくまで目標達成のための手段でしかありませんけど、
 気楽にご相談下さい。
 (いきなり請求書を送りつけることなんてしませんから)

 一方、経営は現実です。避けて通れません。
 しかし、自分達の理念を効率的に広げるのも、しぼませるのも経営に
 かかっているのも事実です。
 でも、一番大事なのは顧客視点であって、お客様に喜んでいただくことを
 常に考えていけば結果は自ずとついてくると思います。
 専門家のパートナー選びは、そういう目線の人を選びたいですね。
by 浜松自宅カフェ (2008-01-28 22:20) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 2

トラックバックの受付は締め切りました