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ホームシアターを実際に作ってみたら・・・ [ ・ホームシアター]

先日、トム・クルーズとキャメロン・ディアス主演のKNIGHT&DAYを観ました。
スカッとした映画を観たい気分だっただけに、終始期待通りのストーリー展開でとても楽しめました。

 

『ナイト・アンド・デイ』と言うタイトルの意味を考えていて、映画終盤でもう一つの意味がありそう
なことに気づいたのですが、その場合『デイ』が何を意味するのかが未だわからないんです・・・。
ご存じの方、教えていただけますか<(_ _)>
(まだご覧になっていない方のため、コメント欄ではなくokkasa@gmail.com まで)

 

さてさて。

 

初期不良で届いたAVアンプが先週末の出張修理で不良個所が判明し、何とかホームシアターが
楽しめる環境になりました。
IMG_8180.jpg
■デザインで決めたAVアンプ VSA-LX53

フロント3チャンネル+プロジェクターと言うシステムからのスタートですが、フロントメインが
ダイヤトーンの古いブックシェルフスピーカーで、センターがB&W CMセンターと言う組合せ
だからなのか期待していた音にはまだなっていません・・・(T_T)

 

IMG_8174.jpg
今回は子供と観たかったので、アリス・イン・ワンダーランドをDVDで。

スクリーンを撮影してみましたが、DLPデータプロジェクターですから明るくハッキリとしていて
観やすい分、コントラストが犠牲になるわけで、これはこれで意外に不満が残るものですね。

 

IMG_8171.jpg
本当はBlu-Rayで楽しみたかったのですが、プレーヤーがないだけではなく、プロジェクターの
映像端子の関係でしばらく無理そうです。

今回は少し専門的な説明ばかりで申し訳ないですが、敢えて解説するのは辞めておきますね。
何にしてもこれらの経験からわかったことは、映像と音を再現するには室内の音響特性、
建築の防音性能、内装色、電源や空調などの建築設備を上手くバランスさせないと
狙った通りに楽しむことができないと言うこと。

 

と言うのも4年程前、とあるホームビルダーの展示場向けにホームシアター専用室の設計提案を
依頼され、実際インテリアデザインとしても格好良く仕上がったわけですが、それが本当に
ホームシアターユーザーの目的に沿ったものになったのかわかりませんでした。

そのため、実際にホームシアターを作ることから試してみたところ、やはり実際に体験してみると
想定とは全然違うものなのですね。

単にAV機器にコストを割けば良いものではなく、ホームシアターと言う体験に対し、幾らの価値を
見出すかによってコスト配分が変わってくるということが、身をもってわかりました。
そう言う意味では、薄型テレビ+ヤマハのYSPと言う組合せは手軽さと本格的の中間で程良く
バランスさせていることがわかりました。

 

 

一方、浜自カフェの家は天井がないことから、スクリーンの設置に長いこと悩みました。

今回、それをどう解決したかと言うと・・・

IMG_8157.jpg
80インチのスクリーンを直径0.8mmのステンレスワイヤー2本で吊り下げることに。

スクリーンはシアターハウスのマットタイプ(16:9)の80インチですが、リビングシアターの場合は
100インチは欲しいと思いました。
一方、6畳間でホームシアター専用室を作るなら80インチが丁度良いかもしれないです。
(この辺りはまだまだ研究していかなくてはいけないです)

 

さて、このワイヤーをどうやって吊っているかというと、こんな風にしました。
IMG_8156.jpg
■野地板にベースプレートを取り付け、調整金具で長さを調整

スクリーンの設置位置は、Y社のYさんからの助言から、テレビ画面の前面でなお且つ、
スピーカーグリルと面が揃うようにしました。

こうすると映像と音がずれることなく、口の動きとセリフを一致させやすくなるからで、
またテレビの視聴にも支障が出ませんから、リビングシアターを構築する場合の基本だと
思います。


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plusgate

『瑞穂中根の家』で吹き抜けにスクリーンをどう設置するかを
悩んだのを思い出しました。
 
個人的にはYSPシリーズがいつかは欲しいと思っております。
by plusgate (2010-10-12 10:57) 

浜松自宅カフェ

●plusagateさん
 吹抜けにスクリーンは確かに難しいですね。

 元々ホームシアターの計画がなかったため中々苦労しました。
 他の家では何でもないことなんですが、特殊な構造のため後工事で
 ケーブルを引き回すのが困難なんですよね~(@_@;)

 実際やってみて判りましたけど、YSPは便利だし手軽で良いですよ。

●カフェオランジュさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2010-10-13 07:13) 

浜松自宅カフェ

●夢空さん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2010-10-13 21:33) 

ぴら

始めまして。
面白そうな話題でしたので書かせてください。

私も昨年建築家さんと共に家を作り、邪魔にならない様に5.1chの
AV環境を作りました。 (残念ながらプロジェクターではなく大きめなTVですが)

ただし、質内の音響特性が設計段階ではまったく解らないので
悩んだ末に、自宅カフェさんの機種に近い、SC-LX71というAVアンプを
購入し、(ご存知だと思いますが、フルバンドフェイズコントロールがあります)
スピーカーの調整は、アンプに任せてみようと考えました。

ただし、結果としては全く意味が無くて(苦笑)
我が家のスピーカーが全てフルレンジだったので、フルバンドフェイズコントロールの機能が全く働かなかったという体たらく(涙)

実際に出来てから聞くと、そこそこ満足できたので良いのですが、
アンプが建具に収納しており、赤外線リモコンが全く使えず・・・
今度はそのLX53に買い換えようかと考えている有様です
(iphoneがリモコンになるので)

色々考えたのですがうまく行かないものですね(苦笑)
by ぴら (2010-10-18 17:06) 

浜松自宅カフェ

●ぴらさん
 コメントありがとうございます!!!
 この話題は私のブログにしてはちょっとマニアック過ぎたようで、かなり
 反応薄なのですよ(笑)
 ですが、実際にやってみてわかったことが多かったので、記事にしようと
 思ったわけです。

 > ただし、質内の音響特性が設計段階ではまったく解らないので
 ナルホド。と言うことは、その建築家さんは音響設計については詳しい
 方ではなかったのでしょうか。
 通常、音響設計は建築屋にとってとても苦手とするところですから当然
 と言えば当然ですし、僕も胸を張って言える領域ではありません。
 教科書的な回答ですが、平均吸音率までは計算できたとしても住宅の
 ような小空間ではどうしても定在波がいたずらしてしまいます。
 それを解決するとなると、音場が拡散しやすいよう不整形な形状にしたく
 なりますが、うちのように後付けシアターの場合は物理的に不可能
 ですから、音響特性(ルームチューニング)については諦めていました。
 AVアンプで電気的に補完することも含めてです。

 今回はそこまでのこだわりユーザーさんは一旦置いておいても、
 設備面だけでも建築段階でやるべきことがあったことだけを伝えようと
 思った次第です。

 ただ、僕としてもぴらさんのような方が要望するようなホームシアターを
 作るお手伝いをしてみたいと言うのが本音です。
 そこまで求めるお施主さんでない限り、理想を実現することは
 できないですからね。

 なかなかうまく行かないというのは同じ思いです~(ーー;)
by 浜松自宅カフェ (2010-10-18 22:19) 

ぴら

ああ、こんなに長く返信していただいていたのに忙しくて書けませんでした。

そうですね。建築関係の方でここまで詳しい方はそうそういないと思います。
私は、多少音楽を良い環境で聞きたいなと思い、そこから勉強した身ですので、細かいことは不明ですが、家を作る過程でできる事は全てやっておこうと考えていました。
(配線は取替えが効かないのでどのレベル、電源は?などなど)

我が家の建築家さんは、目立つ物はしっかり隠す派(笑)ですので
その流れの中でスピーカの位置を微調整しただけですので、
吸音率をどう考えよう・・・なんて所までにはいきませんでした。

そしてホームシアターの場合はプロジェクターの配置も大問題、かつ存在感があるので諦めました。(お金がかかるってのもありますが(苦笑))

しかし建築と音響に詳しい方がいるといいですね。
私も中途半端に聞きかじった程度でしたので、それを関係者に説明するのが難しくて、本当に実現できたのかが不明です。
電気屋さんに「アースをとって」のひとことを言ったとしても、対象範囲が広すぎて伝わらないです。(難しいですね。今書いてて私も説明に困りましたし(苦笑))

という感じでした。
by ぴら (2010-10-26 16:23) 

浜松自宅カフェ

●ぴらさん
 コメント返しありがとうございます。
 僕はたまたま建築音響とAVについて多少学ぶ機会に恵まれたことが
 幸いしました。
 しかも、国内の有数な音楽ホール設計に携わった大先生達でしたから、
 本当、ハイレベルな教育を受けることができたと思っています。

 それでも、音の世界の深さを知っただけで何かできると言えるレベルでは
 ありません。

 それだけに実際に設計し、実務をこなさないと身に付いたとは言えないと
 思うわけで、今後そんなクライアントに出会えることを楽しみにしています。
 (普通は面倒だから嫌だと思うんでしょうけどねw)

●e-g-gさん
 nice、ありがとございます。
by 浜松自宅カフェ (2010-10-28 22:09) 

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