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同級生を病気で亡くして考えたこと [■日々のこと]

先週金曜日、小学校のクラスメートから訃報が届いた。

小学5、6年ではクラスが一緒で、中学も3年間同級生だったM子が闘病の末、亡くなったという。

成績優秀で学級委員はもちろん生徒会役員も務め、スポーツも抜群だった。


特別に仲が良かったわけではないけど、よく話もしたし6年生3学期に僕は初めて学級委員に
選ばれたわけですが、選挙ではT君と決選投票になり、
「誰を選ぶべきかよく考えて投票しよう!」と呼び掛け、立候補したわけでもないのに
どう言うわけか僕が小学校最後の学期の学級委員に選ばれてしまった。

ところが、学級委員としててんでなっていなかったため注意されたこともある。

 

小学生の頃、そんな彼女が「私は医者になりたい!」と言っていたので、手塚治虫原作の
マンガ『ブラックジャック』を薦めたっけ(笑)


猫のようなパッチリとした大きな目が印象的だったため、彼女は『ネコ娘』とあだ名されていた。
似顔絵に描くとしたら、見開いた大きな目と真一文字に閉じた口を描くだろう。

 

そんな彼女と最後に会ったのはいつだろうか?

2003年に幹事を努めた小学校のクラス会には来ていなかったし、今年1月に開催された
中学校の同窓会にも参加していなかったから、高校卒業した後で電車の中で偶然会ったのが
最後だったかもしれない。

そんな彼女が「息を引き取った」と言うメールが送られてきた。

 

 

目黒でしめやかに行われたお通夜に参列した友人が、彼女の近況を知らせてくれた。

それによると、彼女は2010年3月期国内外合わせて売上高約9兆円の一部上場企業で、
広報部部長代理として経営レポートに代表取締役と名を連ねるほどに昇進していた。

 

プライベートでは同じ会社の男性と結婚し、一児の母親として仕事と家庭を両立させていたそうだ。

子供はまだ小学校2年生とのことで、息を引き取った瞬間は号泣だったそうです。

僕と同級生ですから、45歳か46歳。

まだ仕事もやりきっていなかっただろうし、残された子供のことも気がかりだったと思う。

このことで今日、ある同級生からこんな投げかけがあった。

 

「M子は天寿をまっとうしたのかな?」

 

「それはわからないけど、単に寿命と考えることには僕は抵抗感がある」


人が生きることの目的とか役目を聞かれたため、僕はいつも考えていることを話した。

 

「人生の殆どは自分以外の人の役に立つことで報酬を得ながら次の世代を育み、
 働けなくなったら地域に貢献することだと思う。

 学生時代というのは社会に出るための準備段階であり、幼児期は心身を成長させるために
 親が守ってあげる時期。

 誤解の無いように言っておくと、「次の世代を育む」と言うのは、子供を産める人は産み、
 産めない人は何らかの形で子供の成長を助けることだと思う。

 

 僕が建築家を目指した理由は話したっけ?

 高校で進路を決めるときに導いた答えが、


 「死ぬ瞬間に『あー、良い人生だった!』と思えるように生きよう」だった。


 そのためには自分が成した事が形になる建築を仕事にしようと思ったんだよ。

 

 ・・・と言う事で僕の結論は、M子が「あー、良い人生だった!」と思って息を引き取ったなら、
 ある意味、天寿をまっとうしたと考えて良いんじゃないかな?

 

同級生の頑張りを知り、「まだまだ僕も頑張らないといけないなぁ!」と思った次第です。
そしていつか彼女の家を訪問し、お焼香をさせてもらえればと思っています。

 

それにしても惜しい人を亡くしました。。。
まだまだ活躍していただきたかったです。
改めてご冥福をお祈りいたします。


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浜松自宅カフェ

●dennさん、カフェオランジュさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2011-07-14 20:39) 

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