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家族と行く勝沼ぶどうの丘と白州の旅(その2) [ ・山梨県、長野県]

子供達と行く家族旅行の目的は幾つかありますが、小学生の娘達には工場見学が
喜ばれるため、今回は4ヶ所の工場見学を旅程に加えました。


その一つが8月に下見に行ったサントリー白州蒸留所
この時は天然水ガイドツアーでボトリング工程の見学しましたが、とても面白かったため、
今回はウィスキー&天然水ガイドツアーに家族で参加しましたよ。

前回の記事はコチラ → 山の神様がくれた水を求めて山梨県白州町へ(その1)


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■サントリー白州蒸留所 工場見学(ガイドツアー)の試飲会場

外の景色は白州の深い森が美しく、そのためか、この自然環境で熟成されたウィスキーは
なお一層、美味しく感じられたようです。
とは、嫁さんの感想ですが・・・(笑)


 

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■爽やかな森の中を歩いてガイドツアー受付へ
駐車場に車を停めたら、まずは駐車場にある入場受付に立寄って入場許可を得てから、
爽やかな森の中の歩き、ガイドツアー(工場見学)の受付に向かいます。

 

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■天然水<南アルプス>のボトリング工場エントランスホール
専用のバスに乗り込み、2~3分程、工場敷地内を走るとボトリング工場に着きます。

真剣な顔でガイドのおねーさんの話を聞く娘達。
ここでは、ペットボトルウォーターの天然水をボトリング(ボトル詰め)する工程と品質管理に
ついて学びます。

僕らも小さい飲食店を営んでいるわけですが、量産品の衛生管理と品質管理が
どのレベルで行なわれているかを知ることができるのは非常にありがたいですね。

 

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■ガイドツアーの締めはシングルモルトウィスキーの試飲
この広い試飲会場がほぼ満席でしたから、100名近いお客さんがいらしていたようです。 

試飲会場も雰囲気があって、「さすがサントリーだなぁ!」と思いました。

試飲だけが目的なら殺風景な会議室のような場所でも良いはず。
ですが、ウィスキーを楽しむシーンを考えたら、落ち着いた雰囲気が多いですよね?
酒づくりと同時に、酒文化を日本に根付かせる企業姿勢がこういう場所を見ることでも
わかりますね。

 

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■締めはウィスキーのテイスティング(試飲)
今から試飲するウィスキーの商品説明もガイドのおねーさんがします。

知識も相当なもので、ファクトリーショップではお客の質問にテキパキとお答えしていました。
サントリーの看板を背負った、立派な営業マンですよ(笑)

 

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左から、清涼飲料水「なっちゃん」はドライバーと子供用に
真ん中は、シングルモルトウィスキー「白州12年のハイボール」
「天然水<南アルプス>」「おつまみ2種類」

ちなみに、モルトウィスキーと言うのは、モルト(大麦麦芽)だけを使ったウィスキーのことで、
他のトウモロコシ等の穀物原料を使ったウィスキーをグレーンウィスキーと呼びます。

シングルモルトウィスキーとは、単一の蒸留所で作ったモルトウィスキー(構成原酒)を
ブレンドして作った製品のこと。


ウィスキーとは、アルコール濃度の高い原酒(ニューポット)を貯蔵樽に詰め長期熟成させると
アルコール成分が木樽の香味成分を引き出し、同時に貯蔵庫内に充満している香気を含んだ
空気を吸収して独特の芳香をお酒に採り込んだもの。

それゆえ、樽に使用する木材や貯蔵期間が大きく香りや味わいに影響を与えるのですが、
その他、貯蔵庫内での置き方の違いでも個性が変わるそうです。 


つまり、「白州○年」と言うウィスキーは、白州蒸留所で醸造したニューポットを木樽に詰め、
貯蔵庫で「最低○年以上」貯蔵・熟成させた個性豊かな原酒を組み合わせて、一定の品質に
整えた製品シリーズなんですね。
これらの知識は、今回の工場見学とウィキペディアで学んだことですけどね(笑)

 

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■有料試飲ができるバー「白州」
このカウンターは、銀座にあった老舗バー「うさぎ」で実際に使っていたものを譲り受けたそう。 

製品になっているウィスキーの他、構成原酒の試飲ができるのが楽しいです♪

 

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嫁さんはシングルモルトウィスキー白州12年構成原酒から2種類をチョイス

その間、僕と子供は、ソフトドリンクのなっちゃんを味わっていました(笑)
銀座のバーで飲めば5,000円はすると言う、白州25年が2,300円で試飲できるのも
魅力でしょう!

 

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左がホッグスヘッド樽(200円/15ml)、右がシェリー樽(200円/15ml)

ホッグスヘッド樽の方は熟成が早めで、まろやかな木香を含み、シェリー樽はその名の通り
シェリーの貯蔵用につくられた樽で、深みのある独特の熟成香が得られるようです。

僕も香りだけ嗅いでみましたが、確かに全然違いましたよ~♪


普段、ウィスキーを飲むことは少ないですし、酒屋さんの棚で見るだけでは1本のウィスキーを
作るための努力や手間、理念までは伝わらないですよね?
でも、こうして直接見て、触れて、五感で感じることで深く知ることができ、お酒があまり飲めない
僕でもこういう感想をもつことができたわけです。


伝える努力は確かに必要ですが、それ以前に大事なのはその商品に注ぐ愛情だと思います。
どういう人のどういうシーンで使って欲しいか?
そして、いつでもその期待に応えられる品質であること。
モノづくりをする立場の人間として、この工場見学からたくさんのことが学べました。


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コメント 4

浜松自宅カフェ

●chihoさん、カフェオランジュさん、deiciさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2011-10-30 15:09) 

plusgate

僕らの場合、運転手の争いになることだけははっきりわかりました(笑)
by plusgate (2011-11-02 22:59) 

浜松自宅カフェ

●夢空さん、prostさん
 nice、ありがとうございます。

●plusgateさん
 うちは往路を嫁さんが運転し、復路を僕が運転しました。
 行きではワイナリーで試飲しましたけど、僕は飲む量が少ないですから
 自ずと分担が決まってしまいます(笑)
by 浜松自宅カフェ (2011-11-03 09:50) 

浜松自宅カフェ

●セバスちゃんさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2011-11-14 18:26) 

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