大人のTSUTAYA 『代官山 蔦谷書店』（後編）

経済的にも時間的にも余裕のある団塊世代を対象として、2011年12月にオープンした
おとなのTSUTAYA『代官山 蔦谷書店』を核とした複合施設「代官山 T-SITE」の続きです。

今回はT-SITEの奥側にある、『GARDEN』を中心にランドスケープなどを軽くご紹介します。

■“T”の字をモチーフにデザインされた蔦谷書店の外壁
インターネット配信の普及により、わざわざ外出しなくてもビデオや映画を観ることができる
時代のリアル店舗を模索し形にしたのが、この『代官山 蔦谷書店』と言うお店の形態。

インターネット販売は、店頭に並べなくても倉庫の中のモノまで売ることができるわけで、
リアル店舗でこれに対抗するには、やはり「ないものはない」ようにするしかない。

通常、リアル店舗では流通するDVDの10％程度しか店頭に並べることができないため、
ターゲットである団塊世代がティーンエイジの頃に観た映画を観たくても、DVD化されていない
ということがあったわけです。

そこで古い作品もすべてデジタル化してHDDに保存し、注文があったタイトルを
15分程でDVDに焼いてその場で渡してくれるそうです。
待っている間に店内のスタバでコーヒーを飲んだり、気になるビジネス書に目を通したりと、
自由に過ごすことができる空間になっているのですねー♪

そう言ったハードに加え、マンサービスも充実させているのが『蔦谷書店』の特徴です。
例えば、僕がホームシアターを楽しむ際、TSUTAYAのDVDレンタルを利用するのですが、
困るのは探しているDVDタイトルが見つからない場合。
聞きたくても店員さんがいないことが多く、ウロウロすることが多いのです(ーー;)

こういうことがあるだけでも、店舗に足を運ぶことを躊躇してしまうわけですが、各ゾーンに
専任のコンシェルジュを配置することで、快適にコンテンツが選べるような極め細やかな
サービスを提供してくれるわけですねー。

それもこれも、人がわざわざそこに行きたくなるためのものであり、そこに行きたくなる
仕掛けを用意してくれています。
それが気持良いランドスケープであり、魅力的な店舗、きめ細かなサービスなんでしょう♪

---

■旧山手通りに面したオープンスペース
ランチしたり買った本を読んだり、仕事をしたりと自由に使えます。
とても気持ち良さそうですよね♪
本屋さんがこういう空間を作ってしまところが凄いですよね～。

■蔦谷書店（右側）とGARDEN（左側）を分けるオープンスペース
大きな既存樹を活かし、異なる二つのゾーンを違和感なく区分していました。

■蔦谷書店側から見るGARDENゾーン
当然、建物の外観は蔦谷書店とは異なっていますね。
建築系雑誌では、GARDENゾーンについてはあまり紹介されていないため、
実際に足を運んでみてわかりました。

■森の中に佇む『別荘』のようなレストラン
時間がなくて利用できませんでしたが、IVY PLACE（アイビー・プレイス）と言うカフェレストラン。
200席、朝7時～深夜2時までの営業。

ちなみに、ひなたCAFEのコンセプトは「雑木林の中のカフェ」ですよ♪（←CM）

　
■IVY PLACEその他

■IVY PLACEより蔦谷書店ゾーンの見返し

■GARDENゾーンのDOG GARDEN

【おまけ】植栽帯のグランドカバーにイチゴ
花を楽しむだけでなくちゃんと実がなりつつあります。

僕の撮影技術ではこの空間の気持ちよさはとても表現できていませんが、
CCCの増田CEOによると2000坪の店舗を今後3年間で30店オープンさせる計画
のようですから、その際には是非体験していただけたらと思います。

コメント 3

ということは名古屋方面にも出来る予定があるのですね。
楽しみです＾＾
by plusgate (2012-05-07 09:24) 

●jun-arさん
　nice、ありがとうございます。

●plusgateさん
　名古屋方面はかなり可能性高いでしょうね。
　既に前橋、埼玉方面で着手中のようですよ。
　楽しみですね～♪
　というか、浜松市近郊にもできないかなぁ･･･。
by 浜松自宅カフェ (2012-05-07 12:28) 

●stellaさん、chihoさん
　nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-05-08 17:58)