川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム [■建築探訪]
東京へ帰省中だった家族とJR登戸駅で落ち合って、2011年9月3日にオープンした
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました。
設計者は日本設計、施工者は大成建設。
川崎市が土地を用意し、藤子プロと奥様の藤本正子さんが建築物を提供したそうです。
一日4回の入場時間が定められていて、一日の利用者は2,000人限定。
年間で50万人の利用を想定していたそうですが、開館一年目にして目標を達成したようです。
■ミュージアムのファサード(正面)デザイン
この印象的なガラスファサードのサッシュのデザインは、漫画「ドラえもん」第1話のコマ割りを
モチーフにしているそうです。
こんな感じで建築の各部に藤子・F・不二雄ワールドのエッセンスが詰まっていて
外構、建築、展示、カフェのすべてで楽しませてくれます。
■緑豊かなエントランスゾーン
初回の入場タイムである10時の回を予約できたため、僕は浜松発7:50のひかりに乗り、
品川経由でJR登戸駅へ向かいました。
妻と子供は世田谷の実家から小田急線で登戸駅へ向かい、9:45に駅で落ち合い、
タクシーに乗り込み10時ジャストにエントランスへ。
緑豊かな生田緑地の斜面を活かした計画がなされており、エントランスゾーンも緑豊かに
計画されていて、期待に胸が躍ります。
■入場待ちの列
入場は30名づつ行なわれます。
理由は施設の利用説明と音声案内システムである、「おはなしデンワ」を受け取る
ためですが、小さな子供が多いため安全を最優先に考えてのことだと思います。
ここから先の展示ゾーンの殆どは撮影禁止になっているため、画像はありませんが、
あまり知られていない作品なども目にすることができますし、手書き原稿に書かれた
指示メモなどもあり、是非、ご自分の目で確かめていただけたらと思います。
藤子・F氏のご家族が父親としての氏を語る映像があるのですが、
お嬢様(長女は僕と同年齢でした)達にとってどのような父親だったかを知ることもでき、
同じように娘を持つ父親としては中々感慨深いものがありましたね~。
■2階休憩コーナーの外部施設
これ、ドラえもんのあるシーンを模した施設ですが、わかりますか?
(撮影可能な場所です)
ポンプのレバーを一生懸命押すと、泉からきれいなジャイアンが出てきます(笑)
中庭の斜面には、パーマン1号と2号が仕事の合間の休憩中
その他、ところどころのサイン(案内標識)にも小さな遊び心がいっぱいでしたから、
一つ一つ見つける楽しみもありますよ。
例えば・・・
■トイレの案内板
エスパー魔美がテレポートしないで走っていたり、男子トイレにはのび太、女子トイレには
しずかちゃんのシルエット。
■男子トイレの小用便器サイン
便器毎に絵が違うのが面白いですよ♪
その他にもこんな細かい仕事がしてあります。
その他、3階のカフェには、あんきパンのフレンチトーストだったり、
小池さんのラーメン、ジャイアンのカツ丼などがメニューに並んでいますし、
テイクアウトコーナーでは、ドラえもんのどら焼き、あんきパンラスクが人気でした。
■エスパー魔美を真剣に読む長女
2階にはまんがコーナーがあり、殆どすべての作品を読むことができます。
長女は嫁さんが薦めた、エスパー魔美にすっかりハマっていました。
(小学生の頃の私そっくりで笑ってしまいました~)
嫁さんにはタイムパトロールぼんを薦めたところ、とても気に入ってくれたのですが、
読める漢字がまだ少ない次女はすぐに飽きてしまったため、仕方なく次女に
付いていました(ーー;)
【パーマンの名前の由来について】
僕は小学3~4年生頃から、年の離れた従兄がコレクションしていた
藤子不二雄、手塚治虫、石森章太郎、梶原一騎、白土三平の漫画を読んで育ちました。
アインシュタインの相対性理論を知ったのも、
石森章太郎のリュウの道(「原始少年リュウ」じゃないですよ)を読んででしたから。
そんな初期の頃の藤子不二雄まんがを読んで育ったわけですが、パーマンの名の
由来について豆知識を一つ。
1983年からの新作では、主人公の須羽ミツ夫にパーマンセットを与えるのは、
バード星から来たバードマンと言うことになっていますが、1966年に描かれた旧作では、
バードマンではなくスーパー星から来たスーパーマンだったのはご存じでしょうか?
パーマンとは、まだスーパーマンになれない半人前のため、スーをつけられない
パーマンと呼ぶのがその名の由来でした。
新作では、各部の改訂作業を行ないスーパーマンをバードマンに変更され、
また、正体が知られた時のペナルティも、旧作では「本当のクルクルパーにする!」
としていたのですが、社会通念上の問題があるため、「動物に変える!」と
修正されました。
パーマンの原稿には、青字で欄外に「バードマン」と指示書きがされており、
この修正作業の痕跡が見えるのが感慨深かったです。
小池さんのラーメンがとっても気になります(笑)
by plusgate (2012-08-27 09:15)
●jun-arさん
nice、ありがとうございます。
●plusgateさん
僕らは食べていませんが、確か海苔かワカメで小池さんの顔が
描いてあるラーメンだったと思います。
味はまぁ普通ですが、カフェは行列ができるほどの大人気でした♪
by 浜松自宅カフェ (2012-08-27 13:08)
すごく楽しそうですね!
ドラえもん世代の私達も
十分楽しめそうですね。
今度、機会があればぜひ行ってみたいです。
タイムマシンは売ってました?
過去に戻りたいな~~なんて
思う時があるものですから・・・
by ベース・ワイ (2012-08-27 13:33)
●ベース・ワイさん
僕らは10時少し過ぎに入館したのですが、中のカフェで簡単に昼食を
とりながら、結局出たのは16時頃でした。
つまり、6時間近く中にいたことになります。
タイムマシンですが実はココだけの話、僕は未来から人間なのです。
でもタイムマシンではなく、崖から誤って滑り落ちた際、なぜか昭和の
時代でした。
しかも大人だったのに、何故か子供の姿形になっていました・・・。
この秘密ははじめてベース・ワイさんに打ち明けたわけですが、絶対に
ナイショにしておいて下さいね!
そうしないと、今以上の災いが降りかかるかもしれないですから(笑)
●あんぱんち~さん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-08-27 18:21)
●カフェオランジュさん、夢空さん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-08-28 23:37)
●tanupoさん、エビフライさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-01-08 09:21)