プロジェクター・ホームシアター設計のキモ [ ・ホームシアターの家]
これまで自宅を含めて2件の画像プロジェクター投影方式のホームシアターを造りました。
その時の経験からプロジェクタータイプのホームシアターを造る際の勘所がわかってきたため、
Yさんの120inch×9.2chリビングシアターの設計でも、早めに形にすることができるように
なりました。
■リビングシアターの1/40詳細図
プロジェクター投影方式のシアター設計のキモは、 まず次のことを決定することが先決です。
1.スクリーンサイズ
2. 映像プロジェクターの機種
3.スピーカーの数と機種
1.スクリーンサイズ
スクリーンは100インチ、120インチ、150インチと画面の対角長さで示す規格があります。
また、4:3なのか16:9なのか?
映画中心なのか、セミナーや会議中心かによってスクリーンの規格が変わりますし、
常時降ろした状態か、使用する際に降ろすかによっても使い方が変わります。
2.映像プロジェクターの機種
映像を投影するプロジェクターには、大きくわけてシアター用プロジェクターとデータプロジェクター
があります。
データプロジェクターは安価ながら比較的明るい部屋でも映像を見ることができますが、
投影距離の許容範囲が狭く、コントラストの幅が狭いものが多いです。
一方、シアター用プロジェクターは、コントラストの幅が広くより深みのある映像表現が可能で、
設置場所の許容範囲が広い分、高価で機体も大きいという特徴があります。
これらはメーカーと機種に依存する部分が大きいため、設計段階で決めないとプロジェクターの
設置場所が決まりません。
3.スピーカーの数と機種
ホームシアター用スピーカー&AVアンプの規格は、現在、効果音用として最多11本、さらに低音を
再現する1本以上のサブウーファーを配置することになります。
スピーカーの数が多くなればなるほど、音の移動がリアルに再現され、より臨場感のある映画を
楽しむことができるようになります。
一昔前までのホームシアターでは、5.1チャンネルと言われていましたが、 これは水平方向の音の
つながりを再現する程度でしたが、さらに2本づつ加えることで高さ方向の表現や、後方の音の
つながりを滑らかにすることが可能になります。
以上、1~3の要件は、施主の思い入れやこだわりが強い部分ですから、予算や将来の発展を
考慮しながら決めておく必要があります。
■Yさんのホームシアター
Yさんは最初からこれらの要件を考えて(現在の条件からですが)くれていたため、
1.120インチ16:9電動昇降スクリーン
2.ソニー製プロジェクター/機種
3.9.2chスピーカー数/機種
の条件がすぐに提示していただけました。
僕はこのシアターシステムの条件から、物理的に納まる大きさを決め、防音、音の響き方の
観点から、土地や建物における配置を探って行き、シアターゾーンを起点にして、
その他の部屋のつながりを紐解いていったわけです。
本格的ホームシアターの設計では、直観的な閃きでプランが出来るのではなく、
論理的にこれらを解いて確定させていくことがまず重要ということになります。
自宅にいずれはと思ってますので、その際は相談にのってくださいね^^
by plusgate (2013-03-18 13:52)
●jun-arさん、chihoさん
nice、ありがとうございます。
●plusgateさん
今回でかなり要点はつかめてきましたから、いつでもどうぞ!
plusさんならご自宅も拝見していますから、図面支援だけでかなり
解決できちゃうでしょうね♪
by 浜松自宅カフェ (2013-03-18 17:08)
私も映画観るの大好きなのでぜひとも
ホームシアターを設置できるお家づくりがしたいです♪
家族で映画鑑賞・・・★理想的ですね~。いいなぁ♪
★ねね★
by 今造ROWINGTEAM (2013-03-19 15:42)
●夢空さん
nice、ありがとうございます。
●今造ROWINGTEAMさん
楽しそうですね♪
作り方は色々ありますから、気楽にお声掛けくださいね(^^)v
by 浜松自宅カフェ (2013-03-20 21:08)