土地購入のための地盤調査 [ ・ホームシアターの家]
自宅を建てるための土地購入を決めた施主のYさんからのご相談で、
資金を実行するにあたり、土地の現在の所有者と仲介する不動産屋さんの
承諾を経て地盤の調査をしました。
■お馴染みのSS(スェーデン式サウンディング)試験
決められた重さの荷重を掛けながら先端にスクリューの付いたロッドを地面に貫入させ、
ロッドが25cm貫入するのに要した1/2回転数をカウントし、地盤表層の硬軟や
地耐力を推測するための簡易な試験方法です。
建築のプランはまだ確定していませんが、計画地周囲の状況、駐車場の必要台数から
建物の配置を決め、5ポイントで実施しました。
■主目的の埋設物試験
本計画地は更地になる前、鉄骨造の2階建てアパートが建っていましたが、
更地渡しのため、元の建物を除却してくれてありました。
しかし、大きなコンクリート基礎が撤去されずに地中に残されていると、
後の工事に大きな支障をきたす恐れがあるため、ご覧のような電気ドリル
のようなツールで、基礎の下端に相当する深さまで探って、埋設物が
無いことを確認しました。
■埋設試験中
ドリルを突き刺した場所に硬い埋設物が残っていなければ、ご覧のように
ドリルが地盤に入っていきますね(^^)v
4ポイント目では問題ありませんでしたが、5ポイント目で何か硬いものにぶつかって
しまい、ドリルが貫入していきません・・・。
その深さが浅かったこともあり、ブレーカーで硬い地盤をほぐし、スコップをお借り
して掘ってみることに。
すると出てきたのは、大きな石灰岩\(◎o◎)/!
コンクリートガラではないことがわかり、施主のYさんも「ホッ!」としている様子。
■試験に使用したドリルの状況写真
実地試験を行なったあと、調査会社より検討レポートが送られてきます。
そのための写真を撮影しているところです。
■有害物質判定用サンプル土の採取
人体に害を及ぼす恐れのある、有機化合物の有無をチェックするため、
地表から50cmの深さのサンプル土を採取しています。
地中にコンクリートガラが残されている可能性はかなり低いことがわかり、
これで安心して土地の契約を行なうことができそうです♪
土壌の評価には時間を必要とするため、早めに予約をし調査を実施した方が
良いでしょうね。
さー、いよいよ土地の所有権が移転しますから、気を引き締めてお互いに
納得のいくプランを作らなくてはいけませんね(*^_^*)
着々と進んでますね^^
by plusgate (2013-03-25 10:21)
●jun-arさん、夢空さん
nice、ありがとうございます。
●plusgateさん
一つ一つ、着実に確実に進めていますよ~。
by 浜松自宅カフェ (2013-03-25 13:31)
おおお。そのような手順で土地の確認をするのですか!
判らない世界だけど、ハマジさんのおかげで
少しずつ勉強が出来て楽しいです^^♪
★ねね★
by 今造ROWINGTEAM (2013-03-26 16:21)
●今造ROWINGTEAM ねねさん
昔は住宅に地盤調査なんてやらなかったのですが、地盤の悪いところに
建てた住宅に問題が発生し、不利益をこうむる方が顕在化してきて
法律が改正されてより厳しくなっています。
安心を得るための必要経費と考えれば、長い目で見れば安いでしょう。
知らない世界を知るのって楽しいですよね!
by 浜松自宅カフェ (2013-03-26 18:36)