日差しの入り方をシュミレーションする [ ・ホームシアターの家]
設計段階で軒(のき)の出(で)の根拠について説明を受けることもあると思います。
その場合、太陽高度が一年で最も高い「夏至」や一年で最も低い「冬至」の
日射角度を計画地の緯度から算定して、シュミレートすることが多いと思いますが、
自邸での経験から
その方法だと実情に合っていないよね~!
と思うようになり、今回はこのように考えてみました。
■検討に使った図面
夏は夏至ではなくて、暑さが最も厳しいお盆の日差し。
冬は冬至ではなくて、寒さが最も厳しい1月末の日差し。
このまま温暖化が進むことを考えると、軒の出を深くしたいところですが、
空調負荷は冷房よりも暖房の方が大きい。
冷やすよりも暖める方が大変ですから、空調エネルギーを多く使うのは実は暖房の方。
それに加え、夏と冬で不快と感じる日数から、太陽熱をどう取り込むか考えていますが
考えれば考えるほど奥が深いですわー!
そんなことをアレコレ考えていますが、まずは軒や庇で日差しをコントロールした上で、
必要に応じてLow-Eガラスやヨシズを採用するなどして、快適性と意匠、コストを
最適にバランスさせていきたいと考えています。
なるほど~。
一番暑くなる時と一番寒くなる時の日差しを
シュミレーションするのですね~。
言われてみれば、電気屋でエアコンを見た時に
冷房範囲より暖房範囲の方がかなり狭かったです。
暖めることって、かなりの電力を使うんですねぇ。
いやぁ。ほんと奥が深いっ。
★ねね★
by 今造ROWINGTEAM (2013-04-11 08:14)
●今造ROWINGTEAMさん
こういうコアなネタにまでコメントいただきありがとうございます!
ていうか、ちゃんと理解してくれていて、エアコンの空調能力の違いまで
覚えているところも凄いです。
そんなわけで奥の深さを知っていただけただけでこの記事は役に
立ったかもしれません。
●chihoさん、むらひでさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-04-11 13:33)
最近、久しぶりに軒のある家を設計したので、
つい、なるほどーとうなってしまいました。
軒は無いよりはあった方がいいのですが、
狭小地では難しいのが悩みのタネです^^;
by plusgate (2013-04-11 23:48)
●いっぷくさん
nice、ありがとうございます。
●plusagateさん
Niceなコメントありがとうございます。
調べてみると、質問サイトで軒の出について聞かれるお施主さんも多い
みたいですね。
東西は境界に接していることも多いと思いますから、狭小地では軒は
出せないですが、軒で日射を制御するのは南面でしかできませんから、
南面は軒を深くとるようにしています。
●jun-arさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-04-12 13:11)
●夢空さん、(。・_・。)2kさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-04-15 00:28)