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「やまたつ」の生き方に学ぶ [ ・学んだこと]

僕は月に2本程度、映画館で映画を観ていますが、一方で自らお金を払って音楽の
ライブやコンサートに行くことは殆どありません。

かと言って音楽嫌いなわけではなく、気に入った音楽CDに出会えばあまり躊躇なく
購入したりしますし、車のカーナビには所有しているCDをHDDに入れて何度も
リピートして聴くことも多いです。

そんな僕が唯一、自分から先行予約をしてまでチケットを購入し、行っているのが
「やまたつ」こと山下達郎のコンサートです。
IMG_3667.jpg 
■山下達郎コンサート「Performance 2013」
熱狂的なファンと言うことではなく、東京FMで日曜午後にオンエアされる
山下達郎の音楽プログラム「サンデーソングブック」をドライビング中に何気なく
聴いているうちに好きになっていたようです。

「やまたつ」のコンサートは今回で通算3回目。
すべて浜松アクトシティですが、なぜこれまで音楽ライブへ積極的に行かなかったのか
何となくわかってきました。


僕は、ほぼどんな状況でも何パーセントかは自分を客観視してしまうため、
誰かや状況に心酔しきってしまうことがなく、ライブを100%楽しむことが出来ない
からだったようです。

ですから、余りにノリノリのライブだと逆に覚めてしまうため、音楽ライブはどうも
向いていないみたいです…。
(ある意味、寂しい人なんですねー)


もちろん、その場を楽しめないことはないのですが、 同時に作り手側のことが
気になりアレコレ考えてしまうわけで、やはり心底楽しめないのは変わりありません。

 

そんな僕が、山下達郎のコンサートに自ら行くのは彼の生き方や哲学に共感するから
なんだと思います。

ナント、山下達郎は今年で60歳の還暦だそうですが、今回のコンサートツアーは
全国49ヶ所のホールを回るそうです。 
僕自身もセミナー講師などで呼ばれて全国を回った経験がありますが、これはとても
真似ができることではありません。

 

音楽イベントをビジネス面で考えれば、ドームなどで1回に数万人を集めて行なう方が
楽なわけですが、「やまたつ」はそれをしたくないと言うことで、2,500人前後の
キャパのホールを中心にコンサートを組むため、どうしても何ヶ所も回る必要性が
出てくるわけです。

コンサートのMCでいつも言うのは、

「ドームでやらない!」

「テレビに出ない!」

「本を書かない!」

「海外でやらない!」

と言うこと(笑)

それを還暦過ぎた今でも徹底していること。

さらに、音楽活動38周年を迎え、自身のレパートリーだけでも270曲もあるため、
「歌いたい曲がありすぎて選曲に困り、出来るだけやれるだけやっておこうと思って
 コンサートは3時間を超えてしまう」
のだそうです。 

 

観客は40〜50代が中心ですが、昨年発売したベストアルバム「OPUS」を聴いた
若者も混じるため尚更、選曲に困り結局は「自分が歌いたい曲を歌うことにしている♪」
と言って会場を笑わせます。

 

今回、3時間10分のコンサートを終える際、こんな光景を目にしました。

「やまたつ」が、最後に舞台の袖に戻ろうとする際、終止ノリノリで聴いていた
年配の男性が何度も何度も深いお辞儀をしていました。

何となくですがわかる気がします。
そうさせる強い想いで全国の地方都市を回っていることに、感動したのだと。

 

演じる音楽以外にも、曲と曲の間で話す言葉からは公共のラジオでは聴けない想いが
伝わってきました。

 

そんなコンサートから4日後のレイトショーで僕が観た映画がコレ。

IMG_3668.jpg
「陽だまりの彼女」
上野樹里、可愛かったなー(笑) 
エンディングテーマで「光と君へのレクイエム」でコンサートの余韻に
また浸れたし。

 

IMG_3670.jpg 
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」
と言うキャッチフレーズはわかりましたが、男の側からすると「・・・」と思う人が
多いんじゃないだろうか?

映画の途中で「真緒(上野樹里)」の秘密がわかってくると、あまりに
ファンタジー過ぎて、客観脳が出てきて分析側に回ってしまいました。 


「永遠のファンタジック・ラブストーリー!」


と言う説明通りかも。 

映画自体は奇麗だし、松潤は格好良いですが、「映画の興行的にはどうかな?」
と思って終了!

これから観る予定の方は、女性同士かお一人でご覧になることを
お勧めします。


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plusgate

ライブを若いころはよく行っていて、ストレス解消といわんばかりに暴れていたモノです。最近は行ってないな~と思ってしまいました。バカになってはしゃぐのも悪くないですよ^^(お酒で酔っ払うのと似てるかもしれません。笑)
by plusgate (2013-10-21 09:45) 

浜松自宅カフェ

●jun-arさん
 nice、ありがとうございます。

●plusgateさん
 plusさんは「どちらかと言うとそうかな?」と思って
 いましたけど、僕からすると羨ましいですよ。
 そのバカになってはしゃぐのが出来ない性分なんですよねー
 でも、伝説のフェス「ビート・チャイルド」は見たかった
 ですね!
by 浜松自宅カフェ (2013-10-21 14:34) 

yanasan

一曲しか歌えないテレビの歌番組には絶対に出て欲しく無いアーチストの一人ですね。
by yanasan (2013-10-21 21:04) 

ゆつき

私もイベントで客観視してしまうことありますよ。
舞台裏どうなんだろう?照明は、、、音響は、、、と(笑

ご年配の男性もCDだけでは伝わらないものが伝わったのでしょうね。
お疲れ様でした(´∀`)
by ゆつき (2013-10-21 22:09) 

浜松自宅カフェ

●yanasanさん
 >一曲しか歌えないテレビの歌番組には絶対出て欲しくない
 ご自身は「自分の顔がTVで出ても嬉しくないだろ?」と
 自虐的に言って会場を笑わせていましたが、ナルホド!
 その視点はありませんでしたー。

●ゆつきさん
 ある意味、職業病なんだと思います。
 どんなに楽しめるイベントでもどうしてもそこが残って
 しまうのですよね。

 今回も「前夜の静岡講演終了後、美術さんはセットをバラ
 してトラックに積込んで送り出し、今朝浜松入りしてセット
 を組んでライティングや動きをチェックしてリハに入る」
 「何人のスタッフがバックヤードで動いているんだろう?」
 そう言った経費と興行収入から事業損益を考えて企画書に
 するところまで考えたりしますから、「それじゃ楽しめない
 だろう?」と思われるかもしれませんがそれはそれで十分に
 楽しめるから良いです(笑)

●chihoさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2013-10-22 09:01) 

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