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植栽及び外構計画の打合せ [ ・ホームシアターの家]

久しぶりに現場ネタです。 

天竜杉で作る、ホームシアターの家の建築工事は順調に進んでいます。
プレファブ(工場生産)でも建材製品を多用している住宅ではないため、階段にしても
床材にしても一つ一つ大工さんが現場で加工しているため、進み方はゆっくりです。

でも、、、完全オーダーを希望する施主にとってはこのスピード感がとっても重要。
作っていく過程が見えることで、住み始める時でもまったく違和感がないし、
何より何年、何十年と飽きることなく愛着を持って住み続けることができるからです。


植栽と外構計画を考えるために造園屋さんと現場打合せをしたこの日は、
大工さんが2階の床材を貼っていました。


IMG_4860.jpg
■3階吹抜けからの見下ろし
廊下際の部分にムクの床材を施工しています。
合板やMDFなどに表面材を張り付けたものではありませんから、施工手間はかかりますが、
時間が経って古くなると言うより味になります。

 

大工さんにご挨拶をして、僕は造園工事を依頼している四葉社の阿部さんに現場状況と
外構まわりの説明。 

IMG_4863t.jpg
■外構計画図にメモする四葉社さん
プロジェクト全体を見ている僕の考えを伝えながら意見を交わし、見積り時に作成した
提案図にアイディアを加えたり変更したりして、より具体的にディティールを詰めて
いきます。

特に植栽は樹種指定したとしても一般の方にはイメージしづらいし、指定した規格でも
性格が1本1本違いますから、計画図だけで判断できるものではありません。


そのためどうしてもお任せに近いものになりますが、外構計画の考え方がとても重要
になります。

 

DSCF0554.jpg
■最後に打合せの詰め
ひなたCAFEに戻ってコーヒーで一服した後、図面を見ながら考え方を整理をします。
最終的にこの建物の風景を作るのは施工を行なう造園屋さんですから、彼らが頭の中で
リアルにイメージできていることが重要です。

造園屋さんはそのイメージを頼りに植栽材料の選択を委ねることになりますから。

それは完成時だけでなく、5年後、10年後、その間のメンテナンスまでを考慮するわけで
これを文書化するのはほぼ不可能ですから、お任せにならざるを得ないです。 

 

もっとも、そんなことを期待してこのプロジェクトを僕に委ねていただいている筈ですから、
最後の最後まで気を抜けませんね(>_<)


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ゆつき

建物が斜めですので外構さんのセンスが出ますね(^^)
なかなか外構まで予算は厳しいところもあるのでしょうけど
家が食べ物なら外構は器くらい大事なのかなぁと。

by ゆつき (2014-05-12 10:00) 

浜松自宅カフェ

●jun-arさん
 nice、ありがとうございます。

●ゆつきさん
 この家は外構、特に植栽が無いとコンセプトが完成しないんです。
 それほど重要な役割を担っていると言って過言じゃないです。

 器の例えも間違っていないですね。
 僕はいつも「家が絵画なら外構は額縁です」と説明しています。
 ですから外構にかける費用は建物の金額に比例します。

●今造ROWINGTEAMさん、plusgateさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-05-12 20:48) 

浜松自宅カフェ

●yanasanさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-05-13 18:28) 

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