「台風」とは何だろう? [ ・学んだこと]
今年もまた台風の季節になりました(-_-)
数年前から、「数十年に一度」とか「生命に危険を及ぼす恐れのある」と
報道されることが多くなったように思います。
■2014年7月7日19時の衛星画像 ※日本気象協会tenki.jp
台風の目がくっきりと写っていますね。
中心気圧が930hPa(ヘクトパスカル)だった頃の様子です。
1気圧は1,013hPaですから、中心部は約0.9気圧と言うことになりますね。
今年も新社会人向けに建築の基礎知識を教えたのですが、
国際的に建築の省エネ化が進められていることを説明しました。
その際、
台風、竜巻、海流、雨、風、雪、積乱雲・・・
これらに共通するのは何だろう?
と問い掛けました。
30人弱の新社会人はすべて大卒以上。
皆、一生懸命に考えて自分なりの考えを述べます。
「自然現象」「天気」
こんな意見が多かったと思います。
間違ってはいませんが、「地震」や「津波」は同じ括りには入りません。
「海流」も天気とは少し違いますよね。
では、僕の答えです。
地球表面における熱の移動
台風とは、赤道付近にたまった熱の固まりを、 北へ運ぶ現象のこと。
もう少しイメージしやすくすると、熱の移動は温度差があるところで起きるわけで、
温度の高いところから温度の低いところへ熱は動きます。
宇宙から見てみると、赤道付近の海水にたくさんの熱がたまっているわけで、
それを温度が低い北方へ、海流や台風と言う形にして運搬しているわけです。
今度は高さ方向で見てみると地表よりも、高度が高いほど温度が低くなりますから
ここでも熱の移動がおきます。
それが竜巻だったり積乱雲になるわけで、空気中の水蒸気が上空で冷えて、雨や雪、
ヒョウになって落ちてくるわけです(@_@)
そして、その主な熱源はと言うと太陽光であり、そこに化石燃料を燃やした熱が
加算されてきます。
こういう視点で見てみると面白いことに気付きますね。
人間のエネルギー源(人間に限らず、ほぼ全ての動植物がそうですよね)
これも太陽光なんですよね~!
ふと、この話を嫁さんにして、「ピンと来る?」って聞いたところ、
「わからない」と言われてしまいました(>_<)
毎年、台風が来るたびにこのネタを思いつくのですが、やっと今回、記事にすることが
できました。
●jun-arさん、plusgateさん、chihoさん、今造ROWINGTEAMさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-07-11 19:19)