掛川の美味しい「いちじく」で作るジャム [ ・手づくりジャム屋]
昨年の丁度今頃、三ヶ日産の良いいちじくが手に入ったため、試しに3kgほど仕入れて
いちじくのジャムを作りました。
甘いものが貴重だった昔と違い、加えて独特の風味がありますから果たして需要があるのか
どうかわかりませんでした。
ところがイベント等で販売してみると違いのわかる女性に1本、また1本と購入いただき、
初回生産分が想像以上に早く完売してしまいました。
気付くといちじくの出荷も終盤でしたので、最後の入荷分を殆ど購入してジャムにした分も
ほどなく完売となりました。
こんなことから「意外に女性はイチジクが好きなんだね~!」と思い、今年はもっと
本格的に取り組もうと色々と調べていたところ、人の縁と言うのは不思議なもので掛川の
いちじく専業農家さんの存在を知りました。
早速連絡を取り、市場に出る前のいちじく7kgを仕入れました。
■規格はL、2L、Aと様々
加工はそれぞれを均等に合わせて、配合比率を変えて試作してみました。
果物は流水で洗浄、カットして、加糖後に加熱するわけですが、 カットした時と加熱した時では
香りの立ち方が変わります。
昨年のいちじくは独特の香りが強く出たため、シナモンで調整して、シナモン風味のジャムに
仕上げましたが、今年のイチジクはカットしている時の香りが優しく、クセがない味だったため、
シナモンを加えないでいちじく本来の味と香りを活かすことに決めました。
イチジクの断面ですが変わった形ですよね!
いちじくは花を咲かせないで実を結ぶため「無花果」と書きますが、花が無いのではなく
内側に隠れているもので、このような花の付き方を隠頭花序(いんとうかじょ)と呼ぶ
そうです。 by Wikipedia
これらをペティナイフで一つ一つサイコロ状にカットして、てん菜グラニュー糖を加えて
銅鍋で煮上げます。
今回は、イチジクだけのシンプルジャムと長野県信濃大町産の国産ルバーブをミックス
したジャムも作りました。
■ルバーブミックスジャム
こちらはイチジクとルバーブを2:1で混合したものですが、見た目は殆ど変らなかった
です。
■試食
試食は最後に鍋底に残ったものをかき集めて、ガラス容器に入れて粗熱をとり、
冷蔵庫で冷やしてからいただきます。
今回はイタリア産の生ハム「プロシュート」にジャムを塗り、ホットドッグロールに
チーズ、レタスと一緒にサンドしたもので昼食を兼ねて試食してみましたよ。
思った通り、生ハムの塩気にジャムの甘さが良く合いました。
香りが強いため、獣肉にも負けていないと思います。
■やっと完成♪
キャップシール、ブランドラベル、品質ラベルを貼って完成。
本日から発売を開始します。
・レギュラーサイズ(160g) 750円
・スモールサイズ(80g) 380円
瓶のリユースに協力いただき、ガラス容器をお戻しいただけましたら、1本につき20円
お戻し致します。
●tochiさん、夢空さん、kontetenさん
nice、ありがとうございます。
facebookのお友達が記事を読んで注文いただいています。
キウイジャムのような立ち上がりで、これは定番になりそうです。
by 浜松自宅カフェ (2014-08-15 00:49)
良いイチジクですよね。
確かに女性、、、私の妹が大好物なんです。
食べ物もこうやって大事に扱われたら幸せなんだろうなとホッコリしました(*‘∀‘)
by ゆつき (2014-08-16 10:07)
●makimakiさん、jun-arさん
nice、ありがとうございます。
●ゆつきさん
いちじくは好き嫌いがハッキリ分かれる食材ですね!
好きな人は圧倒的に女性に多いのも特徴です。
このいちじくはとても糖度が高く、これからさらに糖度が増すそうなので、
9月に仕入れる分がどうなっているか楽しみです。
by 浜松自宅カフェ (2014-08-17 23:50)