薪ストーブの取説と初めての火入れ(その2) [ ・薪ストーブのある家]
薪ストーブの取説と火入れ式の続きです。
さて、いよいよお施主様による「火入れ」となります。
■ご主人がマッチで点火
今回は、30cmの長さに切り揃えたコナラの薪を使用し、火室の炉床に
中サイズをまず並べ、続いて細いサイズを井桁を組むように並べ、
最上段部に着火剤を乗せ、マッチで着火する方式としました。
着火させるには、下からの方が効率は良い反面、薪を並べるのが面倒に
なるため、できるだけ楽に着火できる方法を試すことしたわけです。
さて、いよいよお施主様による「火入れ」となります。
■ご主人がマッチで点火
今回は、30cmの長さに切り揃えたコナラの薪を使用し、火室の炉床に
中サイズをまず並べ、続いて細いサイズを井桁を組むように並べ、
最上段部に着火剤を乗せ、マッチで着火する方式としました。
着火させるには、下からの方が効率は良い反面、薪を並べるのが面倒に
なるため、できるだけ楽に着火できる方法を試すことしたわけです。
■燃焼開始
最初の燃焼は、ストーブの火室の温度を上げる事を目的としています。
ここで一つ知っておかなければならないことは、木が燃えるという現象について。
木材の燃焼は大きく2段階に分けられ、1段階目は木材を加熱していくと可燃性の
ガスが噴出し着火します。
ガスの燃焼が終了すると、木材は炭素(C)の固まりである炭(スミ)になり、
2段階目に入り、熾火(おきび)として燃焼し、最後に灰が残ります。
また、1段階目の燃焼に入るには、木材に含まれる水分を飛ばす事に熱エネルギー
が消費されるため、薪から無駄なく熱を得るには薪内部まで十分に乾燥させて
おくことが最も重要になります。
【まとめ】薪が燃えて灰になるプロセス
1)着火 ⇒ 2)薪に含まれる水分の蒸発 ⇒3)加熱による可燃ガス噴出
⇒ 4)可燃ガスの燃焼と炭化 ⇒5)炭素の燃焼 ⇒6)灰
こうして、火室内が十分に温まると部屋を暖めたり、料理のための熱エネルギーを
得るための太い薪を投入させることができるという事になります。
太い薪のガス燃焼が完了すると、排気をオーブン側に還流させ、部屋を暖めたり
オーブンの熱源に使用できるわけで、この時になってようやく部屋が温まって
きました。
■2階のスタディーコーナー
薪ストーブの上部は吹抜けになっており、2階のスタディーコーナーと主寝室の
床面にまたがって施した木製ルーバーを通して暖気が上って、暖める事を狙いました。
早速、確認してみたところ、ほんわかと足元が温まっていることが確認できました。
とは言え、この説明文章だけでは、ちょっと伝わり難いかもしれませんね。
実際のところは、もう少し長くストーブを焚いてみないと意図した通りの効果となるかは
まだわからないのが本当のところですから、また落ち着いた頃に効果を確認したいと
思っています。
●ネオ・アッキーさん、@ミックさん、jun-arさん
nice、ありがとうございます。
●MONSTER ZEROさん、鉄腕原子さん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-01-18 16:08)
●ぼんぼちぼちぼちさん、soramoyouさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-01-19 10:49)
●yamさん、ありささん、tommy88さん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-01-23 22:17)