ビオトープの基本デザイン決定! [ ・ビオトープのある研究所]
昨年10月より「ビオトープのある研究所」の設計を担当させていただいています。
このプロジェクトは浜松市内に本社をおく研究開発型メーカーが、事業の発展に伴って
建築するもので、新たに大きな土地を取得しオフィスとしての研究棟の他に外構にも力を
入れて、ビオトープ(独語で「生物棲息空間」)のあるランドスケープを造成する
ことを計画の中心に据えています。
「ビオトープ」を企業が作る目的の殆どは、ビジネス上の「広報・広告」的なものに
なりますから、来客動線上にゾーニングされ水辺景観として要求されるのが一般的です。
従って、ビオトープのために割かれる整備予算は「広報広告費」の投資枠となるため、
建設総予算の2~5%と言ったものになり、整備エリアも限定的にならざるを得ません。
しかし、今回のプロジェクトにおけるクライアントの要求は
「駐車場以外のすべてをビオトープにしたい!」
このプロジェクトは浜松市内に本社をおく研究開発型メーカーが、事業の発展に伴って
建築するもので、新たに大きな土地を取得しオフィスとしての研究棟の他に外構にも力を
入れて、ビオトープ(独語で「生物棲息空間」)のあるランドスケープを造成する
ことを計画の中心に据えています。
「ビオトープ」を企業が作る目的の殆どは、ビジネス上の「広報・広告」的なものに
なりますから、来客動線上にゾーニングされ水辺景観として要求されるのが一般的です。
従って、ビオトープのために割かれる整備予算は「広報広告費」の投資枠となるため、
建設総予算の2~5%と言ったものになり、整備エリアも限定的にならざるを得ません。
しかし、今回のプロジェクトにおけるクライアントの要求は
「駐車場以外のすべてをビオトープにしたい!」
と言う大胆なもの。
この意味をどれだけの人間が理解できるだろうか?
もし、自然景観が必要であれば自然が豊かな土地を選定し借景すれば良いわけですが、
ビオトープを自社の更地に新たに予算を割いて造成することの本質的な意味を
周囲の人間がどれだけ深く理解できるだろうかと思いました。
実は、当の社長からも明確にそれを言語化出来ているわけではなく、
「欲しいから!」
の一言である。
しかし、僕自身、15年前に「雑木林の中の自宅カフェ」と言うコンセプトで、
ひなたCAFEを作る事を決めたわけで、社長が思っていることや願っていることは
とても共感できます。
そんな僕に、このプロジェクトの設計を任されたのは、偶然とは言え恐ろしいほどの
巡り合わせだと思いましたし、高校3年生で進路を決めた時からつながっている事の
不思議としか言いようがありません。
そんなプロジェクトにおいて建築だけでなくランドスケープまでの一連の設計・監理を
させていただくことで、長年考えていたことを実現することができるチャンスですから、
僕自身が持ち得るすべての知識とアイディアをつぎ込もうと思っています。
幸いなことに、打合せを重ねる毎にクライアント社長の信頼を得てきているようで、
このプロジェクトの完成をことのほか楽しみにされていることが伝わってきました。
■社長室前の標準横断図
設計図自体は、最終的にCADデータ化しますが、プレゼンについては面倒でも
すべて僕自身による手描きで行なっています。
理由はこの絵をご覧いただければ、お分かりいただけると思います。
もちろん、現在の最新CGソフトを使えば、リアルなアニメーションで提案することは
十分可能ですが、手描きであればどんなに描きこんでも半日もあれば十分です。
もし、イメージと違ってもすぐにその場で修正できますし、何案でも作成できます。
AIやロボットでは出来ない事。
人間がやるべき仕事はそこに尽きると思って、敢えて非効率を追及しています。
●jun-arさん、@ミックさん、鉄腕原子さん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-02-05 16:56)
●yamさん、mayuさん、今造ROWINGTEAMさん、chihoさん
nice、ありがとうございます。
●ネオ・アッキーさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-02-08 11:09)