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ウッドデッキをタイルデッキに改修しました。 [ ・デザインと設計]

私の自邸が完成入居したのが2005年12月22日。
浜松では珍しく小雪が舞う寒い日でした。

それから17年が経過し、ウッドデッキが経年劣化で朽ちてきたこともあり
シロアリの懸念がある木部を先に撤去して貰ったのが今年の6月。

それから仕上げ材料の選定を行ない、タイルデッキとすることにして原寸の
サンプルを10種類ほど取り寄せて、妻と話し合って1色に絞り込んで
正式に工事の発注をしました。

DSCF0136.jpg
■完成写真
お施主さんへの提案用のイメージ写真です。日常の使い方ではありません(笑)
キャンプブームでアウトドア用品を持つ家庭が増えたため、キャンプ以外に
家庭で庭を使った提案としてです。


DSCF0137.jpg
昨年春の単身赴任用に購入したローチェアです。
ウッドデッキでも変わらないはずなのに、タイルデッキとしただけで
なぜか使い勝手が良くなり驚きました!

DSCF0139.jpg
■タイルの規格寸法は300×300
一間幅なので通常なら6枚張りますが、我が家は少し違います。

DSCF0145.jpg
長いこと悩んでいたディティール。
タイルデッキテラスは4坪の吹抜けに沿って、L型配置されています。
そこには一間幅のFixガラスが入っているのですが、1階床レベルにサッシ枠を
落としていてサッシ枠の下に木材の「土台」があります。

木材は乾燥していればいつまでも強度を持ちますが、湿潤状態が続くと
腐朽菌により朽ちてしまうため、常に乾燥状態を保つ必要があります。

そこで、タイルデッキと土台(板金の内側)の間に通気とメンテ用の溝が
必要になるため、通気可能な蓋として100mm幅の歩道用SUSグレーチング
蓋を入れることにしました。

そこまでは決めたものの、グレーチングの受枠を入れることが出来ないため
どうやって支えようか悩んでいたわけですが、ここは現場の知恵を借りようと
監督に相談したところ、「硬質ゴムで支えたら如何ですか?」と提案を
受けてようやく工事着手となりました。


写真の出隅部は、地震時に大きな引張力が発生する重要な部分。
これまでは木材が張られていて、確認が大変でしたが今後10年、20年と住み
続ける上で必要な工事だったと言え、使い勝手も向上し
早めに決断して
良かったと思います。




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