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困った依頼 [ ・公共事業の仕事]

昨日の朝、ある建築技術支援団体の事務局Tさんから突然の電話。

「実は、浜自カフェさんにお願いがあるんだけど・・・(い、嫌な予感

 

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1通のご相談メール [ ・公共事業の仕事]

2001年の年末のこと。
長野のOさん(奥様)から、1通のご相談メールをいただきました。

現地のハウスメーカーで住まいを新築されたOさん夫妻。
縁あって名刺交換をし、新居の不具合に、わらをもすがる思いで僕に相談を
求めてこられました。

この時にいただいた返信メールは今でも僕の宝物です。
今回、はじめて人に見せます。

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件名 : 相談        受信 : 2001/12/04 17:05

長野のOと申します。
ご記憶にないかもしれませんが、以前松本にて展示会をされた時に質問をさせて
いただきまして、その時名刺をいただいておりました。

この度は突然のメールで失礼いたします。

その後、新居に入居後、既に1年経ちます。
当初よりバスタブの排水が非常に悪く、施工業者や住宅メーカーにも相談し、
何度かみてもらいましたが

「これが普通です」との回答でした。

疑問に思いつつ過ごしてきましたが、やっぱり納得がいきません。

もしよろしければアドバイス等いただけますでしょうか?
お忙しい所恐れ入りますがよろしくお願いいたします。

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件名 : RE: 大変遅くなりました     受信 : 2001/12/26 16:11

浜自カフェ様

まずはご丁寧に回答いただき本当にありがとうございました。

          中 略 

■御礼
本当にお忙しい中厄介な問題でさぞ大変だったと思います。
重ね重ねお礼申し上げます。

家関係でなくても過去に質問する機会は多々ありましたが、こんな風に私達の
立場に立った回答をいただいたのは初めてです。
今回の対応はもちろんありがたかったですが、同じ仕事をする者として大変勉強に
なりました。

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件名 : RE: アドバイスとまでは行きませんが   受信 : 2001/12/26 

この度もアドバイスありがとうございました。

            中 略

もちろん、「知り合いの建築士にメールで相談した!」 ことにします。
嘘でもないですしね。

それにしても一見さんみたいな私達にこんなに親切にしていただいて感謝のしようが
ありません。

○○○さんでも皆に頼りにされて忙しい様が容易に想像できます。
説明も建設的でおもしろく、問題を抱えているのを忘れそうです。

どうお礼をして良いかわからないのですが、いつかお仕事等で長野にいらっしゃるこ
とがありましたら是非お立ち寄りください。
スキーとかのお泊りにもご利用ください。(^o^)/

働いている会社は世間と同じ波が押し寄せていて仕事は減らないのに
人員削減をされています。現場の人間は大忙しです。

浜自カフェさんもお体を壊されぬよう、良いお年を迎えてください。

本当にありがとうございました。_(._.)_

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件名 : ありがとうございまいした。    受信 : 2001/12/27 19:17

浜自カフェ様

今回は大変お世話になり、本当にありがとうござました。

とてもお仕事のお忙しい中、私どもの質問に貴重なお時間を裂いていただき、
また私の方からのお礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。

今回の話は家内に完全に預けてしまったのですが、返信いただいたメールを
読ませて頂いて、浜自カフェ様の仕事に対する姿勢が伝わってきました。

自分の、仕事の忙しさを理由になにもしてない自分を恥ずかしく思い、
私もしっかりしなくては!と勉強させていただきました。

年が明けたら、工務店の方とも話をはじめたいと思います。
少しでも良くなることを祈って・・・。
浜自カフェ様のお仕事の方も順調に進むことを願っております。

繰り返しになりますが、年末のお忙しい時期に本当にありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

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Oさんご夫妻には、その後連絡しておりませんが、僕の仕事に対してご丁寧なお礼を
いただき、逆に感激いたしました。

自分を見失いそうな時、こそっと読み返しては息を吹き返しています。

「ソネブロ」もそんな一つです。


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建設コンサルタント時代の裏話(後編) [ ・公共事業の仕事]

今回は、まず(前編)から読まれることをおすすめ致します。

 

環状線外回りの橋の上は、ダンプやトラック、商用車でギッシリ埋まり、エスケープ
することが出来ない。
時間だけが無情にすぎていくばかりだった。
 
 
 
そんな時・・・
 
 
 
 
 
ほとんど動かない首都高での渋滞の中、彼は下腹部に異変を感じていた
 
 
 
 
 
 
 
「ト、ト、トイレに行きたい?」
 
 
HJC氏は、動かない車の中で徐々に強くなる尿意に苦しみだした・・・(汗)
しかし、彼は不安を感じていなかった。
こんな時のために秘密兵器を、ダッシュボードに常備して
あったのだ。
 
それは、、、
 
ジャ~ン
『携帯トイレーーー♪』
(「ドラえもん」風に言って下さいね)
 
携帯トイレってどうなっているかご存知でしょうか?
プラスチックの受け口の先に袋が付いていて、袋の中に吸水ポリマーが瞬時に尿を
吸収してくれる優れものです。
 
 
しかも彼は用意が良い事に、買ってすぐに自宅で使用感を確認したそうです。
 
 
さて、、、、、
 
彼は、はやる心(尿意)を抑えつつ、スーツのズボンを下ろし始めることにしました。
 
しかし、渋滞とは言え、ストップ&ゴーを繰り返す首都高。
周りはダンプやトラック、商用車に囲まれている状況の中、マニュアル車を操作しながら
ズボンを下ろす作業は意外に困難だったようです。
 
 
なかなかズボンが下りない???
インプレッサWRXという車は、外観は普通のセダンですが240馬力のターボエンジンを
積んだバリバリのスポーツカーです。
当然、シートはフルバケットで、身体はガッチリと納まってしまっている訳です。
 
 
右手はハンドル、左手は常にシフトレバー、左足はクラッチ操作し、右足はアクセルと
ブレーキペダルを踏みながら、バケットシートの中でズボンを脱ぐという行為が
如何に大変か?容易に想像できよう。
 
 
 
しかも、常にストップ&ゴーを繰り返す道路の状況である。
 
それでもやっとの思いで、ズボンと下着を足元まで下げ、
 
「ふ~、やっとこれで、用が足せるぞ!」
 
と股間に「携帯トイレ」をセット♪
 
 
・・・・・
 
 
   ・・・・・
 
 
      ・・・・・
 
 
アレッ???
力んでも、、、出ないよ?(え~!)
 
バケットシートのせいで***が上を向いているためか力が入りません!
 
さらに、衝撃的な事実が!
 
 
「無理に出したとしても***が上を向いているため、携帯トイレが吸水できずに、シートと
ズボンが汚れてしまうではないか?ガ~~~ン」
 
想定外の出来事に、焦っていると、目の前にダンプが迫っている!(アセッ)
 
クラッチ!ブレーキ!!!やべー(冷や汗)
 
その時初めて、彼は自分が現在置かれている状況を理解したらしい。
想像してみてください。
 
 
「こんな状態でダンプに追突したら、、、、、
僕は、スーツにネクタイ、革靴履いて、下半身丸出しの変態じゃない?」
 
 
ダンプのおっちゃんは、変態ニーチャン(確か28歳位)にカマ掘られた格好になって
しまうわけですよね?
 
 
この状況を瞬時に(遅いっつーの!)理解したHJC氏は、またズボンを上げ、
「湾岸幕張PA」まで我慢する決断をした。
 
幸いな事に、このあと車は20分程でPAに着き、大惨事に至ることはなかったそうです!(ヨカッタやー)
 
下手すりゃ、新聞ネタですからね?
写真なんか撮られた日には「フォー○ス」とかに掲載されたかもしれないし、
打合せどころじゃない。
 
その後、すました顔でクライアントとの打合せを行なうことができたようですが、
一歩間違えれば、「雨の首都高に下半身露出変態男現る!」でした。
 
 
今考えても恐ろしい。。。とても人に話せない!
 
 
ちなみに、この時、設計した公園は市民の憩いの場として利用されています。
日々、皆さんが利用されている公園にもこんな苦労があることをご存知だっただろうか?
(知るか!)
 
 


 
あぅ、なっ、殴らないで。。。!


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建設コンサルタント時代の裏話(前編) [ ・公共事業の仕事]

この話は、「墓場まで持って行こう」と心に決めていた建設コンサル時代の裏話である。
敢えて公の目に晒すことを決めたのは、昨今の談合事件や組織トップのモラル欠如が起因
となる事件の頻発で、僕ら庶民が不利益を被っていると感じたからだ。

 

登場する人物、組織はすべて実在するため、仮名とさせていただくが反響次第ではゴシップに
発展し、登場人物に著しい不利益が発生するかもしれないと思ったものの、
「もう時効だよね?」と勝手に解釈し、ソネブロユーザーだけに語るエピソード(実話)である。

 

     *      *      *      *      *      *

 

今からおよそ10数年前のこと。

埼玉県川口市に住むHJC氏(確か28歳位)は、独身寮であるワンルームマンションから、
クライアントの事務所へ、公園設計業務の打合せに出掛けた。


その日は、朝から生憎の大雨。

寮から歩くこと15分の駐車場に駐車してある愛車、スバル・インプレッサWRXのエンジンに
久しぶりに火を入れた時は、
まさかこんなことになるとは・・・」とHJC氏は思ったに違いない。


 

駐車場を出発し、首都高速川口線から中央環状線に流入したものの
大雨もあってか首都高はとても渋滞しており、「平井大橋」付近で渋滞に巻き込まれた。
首都高としては別段珍しくもない渋滞ではあるが、その日彼はアポイントの時間もあり、
少し焦っていた。

 

環状線外回りの橋の上は、ダンプやトラック、商用車でギッシリ埋まり、エスケープ
することが出来ない。
時間だけが無情にすぎていくばかりだった。

 

そんな時・・・・・


長くなるので後編につづきます。(←ちっ、またかよ!)

 

次回、予想外の結末まで一気に話す予定ですが・・・反応が恐いよー。


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