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五感で体験したい!遠州・新居町の手筒花火 [ ・浜名湖周辺]

今年7月22日(金)と23(土)は湖西市新居町諏訪神社奉納煙花が行なわれました。

長女が1歳の時に行ってからは行けていなかったのですが、次女も小学生になり十分に鑑賞
できる年齢になったため、急遽連れて行くことにしました。
IMG_9670.jpg
■旧東海道 新居宿(湖西市新居町)の手筒花火

江戸時代から約300年続いているそうです。

詳しくは、コチラのサイトをご覧いただきたいのですが、引用フリーになっておりましたので
説明文を抜き出しておきました。
動画もご覧いただけますから、興味がわきましたら是非リンク先をご訪問いただければと
思います。


遠州新居の手筒花火

 「それ出せ出せよ!それ出せ出せよ!」威勢のいい掛け声が夏の夜空に響き渡る。
粋な衣装で身を包んだ男たちの笑顔が、オレンジ色の光の中に浮かび上がる。
「遠州新居の手筒花火」の始まりである。

「遠州新居の手筒花火」は、静岡県 湖西市 新居町 新居に江戸時代より約300年続く夏祭りで、
町内にある諏訪神社に奉納される伝統の花火である。
これは当時、新居関所を管理していた三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)から伝えられたと
言われている。

豊橋市の手筒花火にはハネ粉を入れ、最後に底が抜けるため不動の姿であるが、
新居の花火はハネ粉を入れないので自由に練り歩き、次から次へと点火する。
中でも「猿田彦煙火」は必見である。


降り注ぐ火の粉をものともせず、笑顔で筒を抱きかかえ練り歩く姿は実に勇壮で、古くから
「東海道の奇祭」と言われ、街道を旅する人々により各宿場へ、その名が広がっていった。

手筒花火は、竹の切り出しから火薬の填薬、消費まで総て本人自身で行われ、
その製造技術、出し方は親から子、孫へ、熟練者から初心者へと受け継がれて行く。

この「遠州新居の手筒花火」は、毎年7月下句の金曜日に(試み)小学校校庭で、
土曜日に(前夜祭)中学校校庭で行われ、夏の夜空を真っ赤に染め、その色、音、匂いで
人々を魅了し、心のアルバムに夏の思い出を残す。


IMG_9640.jpg
猿田彦の様子

『猿田彦』とは人の名前ではなく、新居手筒花火の演出の一つのこと。
右側に集まった祭衆が花火を受け取り、次々と花火に点火させた後、ゆっくりと踊るようにして
左側へ移動していきます。

IMG_9653.jpg
「熱くないの?」って思いますよね~?

体験していないから判りませんが、火の粉が燃え尽きる前に地面に落ちていますから、
肌が露出したところに火の粉が当たれば熱いし火傷を起こしていると思いますよ。

僕が小学生の頃、別の地区の花火大会で手筒花火を観る機会があったのですが、
火の粉が飛んでくるほど至近距離で観ていたところ、背中に激痛が走ったのです。

花火が終わって帰宅し、着ていたTシャツを脱いだところ、背中側に穴が1つ空いていたため、
驚いて鏡で背中を確認してみたところ、しっかり火傷していましたからね~(笑)


10秒だけですが動画もアップしてみました~♪

全国的にみても数少ない伝統行事が、一年に一回とは言え無料予約なしで見学できる
のはありがたいと思います。
この地域に暮らす住民にとっても誇れる文化財と言えるのではないでしょうか?

これはぜひ生で見て、五感で体験していただきたい花火です♪


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plusgate

知りませんでした!
新居は友人も居るので、いつか見たいと思います^^
しかし、彼とは長い付き合いだけど、
一度も聞いたことないのは何故?^^;

by plusgate (2011-07-27 12:01) 

たいせい

 江戸時代、三河は神君家康公の生まれ故郷の特権として火薬を扱う花火製造が一般に許されていて、東三河の手筒花火や岡崎周辺の花火製造が今も盛んだと聞いたことがあります。
 こちらでTV放送されるのは東三河の手筒花火ばかりなのですが、遠州でも盛んだったのですね。
 これも、東三河と同根なのでしょうね。
by たいせい (2011-07-27 16:15) 

浜松自宅カフェ

●夢空さん、chihoさん
 nice、ありがとうございます。

●plusgateさん
 新居の住民で知らない人はいないと思うんですよね。
 ですから、単に言うタイミングがなかったのだと思いますよ。
 たいせいさんもコメントされているように、起源は三河ですから
 三河でもご覧いただけますが、遠州の手筒は少し違うようなので、
 見比べられると良いかもしれませんよ。

●たいせいさん
 三河地方でも行われているのは僕も知っていたので、「どちらが
 起源なんだろう?」と疑問だったのですが、今回調べてみて
 わかりました。
 三河の手筒も、遠州の手筒も打ち上げ花火との大きな違いとして、
 火薬製造から火薬詰め、点火までを一貫して一般の住民で行っている
 というのは面白いですよね!

●北のほたるさん、kuniさん、カフェオランジュさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2011-07-27 23:46) 

浜松自宅カフェ

●Kojiさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2011-07-28 20:47) 

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