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造った構造物を今後も活かすために [ ・公共事業の仕事]

戦後、日本国内において造られたコンクリート構造物は、およそ100億立米。

その膨大な量のストックが社会に投資されたわけですが、少子高齢化社会に突き
進む今後は、壊して造り直す余力はありません。

そのためコンクリート構造物の劣化具合を診断し、補修できるものは補修をし、
できるだけ壊さず延命させることがますます重要になっています。


昨年度、静岡県から築30年を超えるコンクリート構造物劣化診断業務を担当した
のを切っ掛けに、2018年度コンクリート診断士試験を受験することにしました。

DSCF9860.jpg
■受講票とテキスト
躯体材料としての躯体コンクリートの劣化具合を診断する資格ですから、
コンクリート事業者、研究者の他は、技術士、一級建築士にだけ受験資格が
与えられます。

第一回の試験は2001年のスタートで、2017年4月1日現在、12,358名が
コンクリート診断士として登録されているそうですが、一級建築士は33万人超
ですから、圧倒的に少ない事がわかりますね。


受験者のほとんどは土木建設関係、建設コンサルタントで、一級建築士で
コンクリート診断士保有者はさらに少なく、静岡県内ではナントたったの4人
だそうです。

試験は、択一問題の他、論文もあり、技術士並みの難易度のようですから、
正直なところ合格する自信はありませんが、嫌いな分野と言うよりも
比較的好きな技術分野ですから、頑張って勉強してみようと思います(笑)

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plusgate

難易度が高い資格と聞いてます。頑張ってください!
by plusgate (2018-04-19 08:21) 

浜松自宅カフェ

●plusgateさん
 昨日今日の2日間、缶詰めで講義を受講しました。
 コンクリート構造物、RC構造物だけに絞ってまとまった勉強を
 するのは始めてですから、中々勉強になりました。
 何より劣化診断と補修設計業務をやったばかりなので、その部分
 はすんなりと頭に入ってきて、疲れたけど受講して良かったです。
 実務者ばかりの中での平均合格率16%ですから、中々難しい
 とは思いますが、あと2ヶ月間勉強してみようと思います。

●鉄腕原子さん、@ミックさん、jun-arさん、soramoyouさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-04-20 19:43) 

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