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国宝 久能山東照宮/静岡市駿河区 [ ・静岡県中部]

年末の家族旅行はマイクロツーリズム企画に則って、静岡県内のまだ知らない
土地や観光地を訪れることにし、国宝「久能山東照宮」を見学しました。

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■透塀(すかしべい)越しに見る「御社殿」
久能山東照宮は平成13年から21年にかけて平成の大改修により、往時の絢爛豪華な
姿を見ることができるようになりました。

久能山東照宮の建築は、晩年を駿府城で暮らした徳川家康公が1616年4月17日に
75歳で薨去(こうきょ)され、御遺命によりその夜には久能山に葬られたとのこと。
そして、薨去した翌5月に着工し、わずか1年7ヶ月間という単期間で造営された
そうです。


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■漆塗りと金箔による装飾
正直に申し上げますが、子供の頃は特に「歴史」がとても苦手で、面白いと
思ったことがなく、義務教育と単に受験勉強に必要な知識という認識だったため
全く興味が湧きませんでした。

日本史では小さな国の諍いが中心で、朝廷とか公家など理解出来ない単語が多く、
中でも戦国時代の兄弟同士での殺し合いなどは全く理解不能でした。

そんな、超理科系人間の自分でしたが、社会人となり自己資金で自宅カフェを
開こうと思って、経営の勉強を始めると現代における「ビジネス」とは歴史における
「戦争」と同じ体系だと言うことが理解できると、日本史も世界史も地理も
繋げて理解を深めるに従いとても面白く感じました。

そうなると、NHKの大河ドラマや戦争映画はたった2時間で歴史とビジネスが
楽しく学べる手段だと気づきました。


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とは言っても、建築史はそれほど強くなく、と言うよりも語るも恥ずかしい
レベルです(笑)


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これは楼門(ろうもん)だったと思いますが、鮮やかな色彩に驚きますね。


この日ボランティアガイドの方から説明を聞くまでは知らなかったのですが、
徳川家康公の亡骸は、この後19年後に造営された日光東照宮に移されたものと
思っていましたが、日光に祀られているのは「魂のみ」と言うのが有力説に
なっているようです。或いは、亡骸そのものよりも魂の方が大切だったのかも
しれません。
勿論、私たちにはその真偽は分かりませんが、小さいとは言え徒歩と馬しか
移動手段が無い時代に平和な世の中を維持しようと思えば、東海道だけでなく
「東北方面も平和の神となって日光からちゃんと見守っているぞ!」
と言うメッセージを広く伝えるには、日光と久能山に祀られているとさせた
のは、何となく分からないでもないですよね。

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浜松自宅カフェ

●@ミックさん、鉄腕原子さん、jun-arさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2021-01-25 21:03) 

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