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美味的上海旅遊日記(其乃三) [■海外のこと]

久しぶりに上海出張グルメシリーズの続き。あと2回の予定です(笑)

上海は都市化が進んだ結果、ローカルな食事を出すお店がかなり減ってしまったのだそうだ。
なので、、、安くて、地域色豊かで、美味しい中華料理の記事を期待している方には、ご期待に
沿えそうにありません。それでもよろしければ・・・



さて、そんな上海での一番のお気に入りは、日本にも多数出店しているこのお店。
台湾の台北が本店のディン・タイ・フォン(鼎泰豊)

日本へは高島屋さんが持ってきたらしい。
日本での一号店は、確か新宿タカシマヤじゃないかな?

ディン・タイ・フォンを有名にした料理は何と言っても、小龍包(シャオ・ロン・パオ)
台湾駐在が最も長かったWさんの説明によると、

「小龍包の皮をここまで薄くできるのはディン・タイ・フォンだけ!」

なのだそうだ。


■小龍包の食べ方
蒸されることで餡の豚肉から脂が溶け出した豊富な肉汁が、薄い皮に封じ込められていて、
アツアツを独特のしょう油ダレと針生姜でいただく。

まず、針生姜が入った取り皿にしょう油を注し、小龍包を一つ入れる。

針生姜も忘れずにね。

でもって、レンゲに乗せる。

セイロで蒸し上がったばかりの小龍包は中の肉汁が熱すぎて火傷しちゃう。

なので、最初は皮を破って中の肉汁を出してちょっと冷ます。

すると、多量の濃厚な肉汁くんが出てくるのだ(ワオ~ン!)
スープをすすりながら、小龍包をすべて口に放り込むと、豚肉餡と肉汁、生姜、しょう油が
口の中で一体になってハーモニーを奏でる。

嗚呼、メタボリック街道まっしぐら・・・

 

ディン・タイ・フォンの小龍包は新宿タカシヤマヤが初体験だったけど、正直余り感動はなかった。
もちろん、美味しかったですけどね。
だけど、異国だからなのかもしれないけど、ここの小龍包は感動的だった。

肉汁の濃厚さが違う気がする(Wさんも同じこと言っていたな)。

もし、僕らの味覚が正しいとしたら、「肉が違うんじゃないだろうか?」と勝手に推測



ディン・タイ・フォンは上海市内にも2店舗あるのだけど、行ったのは上海市内でも
欧米人が多く訪れるお洒落な新天地と言うエリア。

もちろん中華人民共和国ですよ、ココ。

 


ディン・タイ・フォンは台湾から出店したため成功したと言われている。
理由は、①真似ができない美味しさ、②行き届いたサービス、③洗練されたお店。

小龍包の味も当然のことながら、特に大きいのはサービスのクォリティ

スタッフは上海現地の人間なのだけれど、民主化が進んだ台湾のサービス精神が随所に
行き渡っている。

とても気分良く食事できる上、美味しいのだから流行らない訳がない。


その他の中国事情は他の回でお話したいと思います。

 

さて、少しは仕事の話も。

食事の合間に、上海の住宅市場調査をしました。
上海市内で新規に販売されている住宅は基本的にマンション。

日本と違うところは、スケルトン(躯体のみ)で購入し、内装は買主が建材市場で建材を調達し、
職人を雇い工事を行なうところ。

しかし素人故、共有部分である躯体を壊したり鉄筋を切断したり・・・と、姉○建築士顔負けの
違法工事が横行しているため、政府は「内装済み」と言う完成物件の販売を推進している。

今回は、デベロッパーをつてに、上の写真のモデル棟を見学させてもらった。
内装写真は撮れなかったけど、80~90㎡4,000万円位
主な購入層は、海外留学から帰って成功した中国人実業家らしい。

インテリアデザインは、欧米をベースにした中国風

原色、中でも赤をワンポイントに使う事が多い。
中国では、赤は縁起が良いとされる色なんだって


次回は、衝撃的な辛さ体験のご報告です。


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コメント 15

アキラ

私は満州からの引き揚げ者です。
母はよく小龍包を作ってくれましたので、その味と食べ方をを思い出しています。
by アキラ (2006-11-04 10:26) 

miho-rin

小龍包、私も大好きです♪ 
あちちっとハフハフしながら 食べるのが好き♥ 
むこうで 赤が縁起の良い色っていうのは 初めて聞きました
そういわれれば なんとなく赤のものが多いですよね
by miho-rin (2006-11-04 13:12) 

hidenosuke

小龍包、うまそー(よだれが止まりません)
>日本と違うところは、スケルトン(躯体のみ)で購入し、
>内装は買主が建材市場で建材を調達し、職人を雇い工事を行なうところ
おぉ、なかなかいいシステムだななんて読んでいたら、素人にやらしちゃいけませんね(^^;
by hidenosuke (2006-11-04 17:22) 

gottu329

ディン・タイ・フォンの小龍包って、本当にアツアツで美味しいですよね。
私も京都の某デパート内ディン・タイ・フォンで、小龍包をよく食べます。
by gottu329 (2006-11-05 01:14) 

浜松自宅カフェ

●アキラさん
 当時はどんな風に食べていたのでしょうか?母親が手作りしてくれていた
 なんて、羨ましいですよ。

●みほさん
 この記事は、小龍包を好きそうな人の顔(知らないけど・・・)を思い浮かべな
 がら書きました。みほさんもその一人です。
 赤はパワーが出る色なんですって!確かに、情熱の赤ですからね。
 ソファの上に、赤いハートのクッションなんかが置いてあって、
 「ちょっと僕は・・・」って感じでしたけど(笑)

●hgchさん
 2005年ニューヨークタイムズ紙でレストランのワールドトップテンに入ったそう。
 それと、ディン・タイ・フォンは日本国内に8店舗位あるんですよね?世界中に
 ある店舗のうち、半分は日本にあるようです。
by 浜松自宅カフェ (2006-11-05 06:45) 

ゆつき

たまらんほど美味しそうですね。
今日は家族サービスで神戸へ行くのですが、針路変更して
神戸の南京町(中華街)に行きたくなってきましたよw
by ゆつき (2006-11-05 09:01) 

上海いいですね~。高級高層住宅化が進んでいるようですね。
上海に一部屋持って、週末にゆっくり小龍包など食しに行く、そんな生活をしてみたいものですね。
by (2006-11-05 18:35) 

浜松自宅カフェ

●hidenosukeさん
 久しぶりの早起きで、寝ぼけてました・・・本っ当にすみません!

 記事書きながら脳内を「小龍包」が暴れていました。また、食べた~い^^
 スケルトン売りのマンションの施工現場も拝見しましたが、鉄筋切りまくりでした!
 オーナーが注意したところ、「大丈夫だよ。上の階はもっと切っているから!」
 って言っていたと、怒りながら呆れていました。

●ゆつきさん
 あの濃厚なスープは、たまらんほど美味しいですよ(笑)
 胃袋が小龍包になりませんか?

●eddieさん
 確かに、都市的で安全な点は良いと思いました。比較的住みやすいかも?
 ただ、実際の住環境としては、大気が汚れていて、水 道は黄沙で黄色く濁り、
 匂いもかなり気になります。
 改めて思うのは、「日本は飲める水でトイレを流しているんだな!」ってこと。
 同行してくれたWさんに言わせると、「自分が住むなら台湾」だそうです!
by 浜松自宅カフェ (2006-11-05 22:55) 

わすれなぐさ

オープンカフェが素敵ですね♪
こんな所でお茶できたら、最高の癒しタイムになることでしょう・・・
by わすれなぐさ (2006-11-05 23:31) 

お待ちしておりました♪
小籠包、最近は皮が厚めのものばかりに遭遇していて
悲しくなっていたところでした。
薄皮のテロッとしたカンジがお写真から伝わってきて
タマラナイ!高島屋に行けば食べられるとのこと、行かねば。
by (2006-11-06 11:22) 

浜松自宅カフェ

●わすれなぐささん
 良い悪いの議論はあると思いますが、欧米人が開発したエリアは都会的で
 洗練されていますね。折角上海に来ているのだから、上海らしさを堪能すべき
 なのでしょうけど、やはりこういう場所の方が落ち着きます。

●toucoさん
 お待たせ致しました!(笑)皮が薄いから、純粋に肉とスープの味を楽しむこと
 ができるんですよね。是非、ディン・タイ・フォンでお試し下さ~い!
 そういう僕も、この記事書いていたら僕も高島屋に行きたくなっちゃいました!
by 浜松自宅カフェ (2006-11-06 20:26) 

JOHN

小籠包食べたくなっちゃいました。お、美味しそう…
by JOHN (2006-11-07 09:39) 

浜松自宅カフェ

●JOHNさん
 小龍包好きな人多いようですね!新宿タカシマヤで、是非度お試しあれ~♪
by 浜松自宅カフェ (2006-11-07 21:27) 

stella

鼎泰豊は、高島屋だけでなく、汐留のカレッタの中でも食べられるよ。
でも、並ぶのは必須。
おいしいよね~

マンション、高いね。
by stella (2006-11-09 21:41) 

浜松自宅カフェ

カレッタ汐留でも食べられるのですか?やはり並ぶのですね・・・
マンション高いでしょ?僕もビックリしました。思わず「どういう人が買うの?」って
聞いちゃった程です。内装は撮らせてもらえなかったので紹介できませんが、
stellaさんには絶対お勧めできません(^_^;)
by 浜松自宅カフェ (2006-11-12 00:13) 

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