公共施設向け製品のカタログとは? [ ・公共事業の仕事]
懇意にしているカタログ制作会社の方からのご相談。
「ムラマツさんは公共施設の設計をされていましたよね~?
それで相談ですが、プールのカタログってどう考えれば良いのですか?」
生憎、僕はプールの設計をしたことはありませんが、ランドスケープデザイナー時代、
後輩が防衛庁からの委託で米軍のプール設計を担当していました。
当時、そのネタで良く雑談をしましたし、公共施設における設計プロセスは基本的に大きく
変わりませんから、依頼元の会社概要と実績、現在の市場感などを軽くヒアリングし、
30分程度、思いつくままにお話し致しました。
さて、皆さんはどうお考えになりますか?
僕がお話しした内容をザッとかいつまんで言うとこんな感じ。
・公共事業において採用が決まるプロセス
・設計者は何を考えて製品を選ぶか?
・発注者は何を求めているか?
・成熟市場における差別化要因とは?
・公共施設のカタログに必要な情報とは?
これらについて、実際にあった事例を交えながら
「プールって要は『集客施設』ですよね?
箱物行政と揶揄されるのは貴重な国民の税金で作った施設に人が入らない、
使われないからで、今はそれでは済まないわけですよ!
それと昔はイニシャルコストの比較だけだったのが、ランニングコストが加わり、
今では廃棄まで含めたLCC(ライフサイクルコスト)やLCCO2まで比較しなくては
いけないのです」
さらに根本的な話として、「人がモノを買うのはどういう判断にもとづくか?」をご説明しました。
答えはいたってシンプルなんですが、シンプルすぎて気づけない。
折角なら良いカタログを作ってもらい、優良な公共施設が増えて欲しいですから、
差し出がましいですが営業体制や開発体制まで含めて意見させてもらいました。
「必要であれば相手企業へ直接説明しても構いませんから、いつでもお声掛け下さいね~」
と結びましたけど、皆さんはどうお考えになりましたか?
●plusgateさん、dennさん、マチャさん、カフェオランジュさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-01-23 01:45)
●夢空さん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-01-25 18:23)