上海に行ってきた2012(その3) [■海外のこと]
ビジネス目的での上海訪問でしたが、最終日は17時20分のフライト予定でしたから、
少し足を伸ばして上海近郊の水郷を観光することにしました。
訪れたのは上海中心部から60~70km西の中国で最も有名な水郷の観光地。
交通手段はタクシーをチャーターしたのですが、片道約1時間半の距離。
往路の高速道路を走行している時、車がフラフラしたので「ドキッ!」としたのですが、
居眠り運転だったそうです・・・。
「最近、忙しかった!」と言い訳していましたが、関越自動車道でのバス事故が脳裏を
よぎりました(ふぅ~)
帰りは皆で監視して、寝させないように見張っていましたよ(汗)。
■観光用ゴンドラからの眺め
上海の空はいつも曇ったような埃っぽいような色合いですが、雨期に差し掛かる
この時期は蒸し暑く、すでに30℃を越えていましたが、水上は風も抜けて
とても気持ちよかったです。
■入場ゲート前のサイン
左側の看板には「国家級旅遊景区AAAAA」と書いてあります。
まー、どういう意味か何となくわかりますよね~
入場料は100元は日本円で1,400~1,500円ですから、決して安くはありませんが、
入ると中国全土、特に中国北部からの観光客で大賑わいでした。
この日は、日本人に会うことはありませんでしたが、暑くなる前の4月、5月は
日本人観光客も多く訪れるようです。
こんな感じで昔の中国の町並み、住宅が保存されているのですが、住人が生活を
しながら保存されているのです。
日本で言えば、京都、奈良のような歴史都市と行った事はありませんが近江八幡や
福岡の柳川が合体したような街でした。
イタリアのベネツィアに行ったことがありますが、かなり近い印象です。
■石造の歴史ある太鼓橋
これも数百年経っているそうです。
本当の石造かどうかは、「アーチ中央の下に要石(かなめいし)があるか否かで
わかるんだよ」とコンサル時代に橋のデザインをした上司から教わりました。
■木製の全体案内サイン
正直、これ見てもサッパリわかりませ~ん(笑)
ランドスケープデザイナーとして公園の設計をしていた時は、こういうサインも
幾つかデザインしましたよ。
■乗船場ゲート
「愛想良くしましょう!」と書いてありますが、中国らしくぶっきらぼうな対応(笑)
お店などで買い物する際、「あっ?」と良く言われるのですが、
これで怒ってはいけません。
これには「お買い上げありがとうございます。またお越し下さいね!」と言う意味が
含まれているとかいないとか・・・(笑)
乗船中
定員は6名まで。
1船100元ですから、6名で乗れば一人230~250円。
入場料のオプション的なモノですね。
漕ぎ手は女性が多かったですね
漕ぎながら地元の歌を歌ってくれました。
他の船からは聞こえてこないため、この船員さんのサービスが良かったのでしょう。
私達からするとどれも同じ中国語なのですが、北京出身の張(ジャン)さんが言うには
「何を言っているのかサッパリわかりません!」
とのこと。
古い歌だからと言うのもありますが、普通の会話もサッパリわからないそうです。
では、船の上からの景色を幾つかご紹介。
■水上ツアー終点手前
船がたくさんありますよね?
実はこれ、すべて個人所有なんだそうです。
何でも水上ツアーは組合のような形式をとっていて、4つのグループが交代で
行なうそうです。
1つのグループは10回まで乗船させることができるそうで、10回乗船させるとあとの
グループが終わるまで、乗船させることができずお休みする取決めなんだそうです。
つまり、利益を均等に分配する仕組みになっていて、忙しければ早く出番が回って
来るし、お客さんが少なければ遅くなる。
堀の面積(長さ)が決まっている以上、出船できる数は限られていますからね。
■資材搬入も水運で
丁度、工事中の現場があったので観ることができたのですが、瓦と思われる
建築資材も水路から搬入していました。
ちなみに、ここの建築構造は瓦のような煉瓦を積上げ、左官で仕上げたものが
主流でした。
建物がかなり密集していますから、火災による延焼を防ぐ目的もありますが、
気候的に寒くないため暑さ対策が主で、材料となる土は幾らでもあるからでしょうね。
次回は水郷の建築物と歴史を簡単にご紹介したい思います。
日本でも、方言だと何を言っているのかわからないってこと
ありますものね。他国も同じなんですね(^-^)
by 夢空 (2012-06-18 11:05)
●夢空さん
そうなんです。
日本の国土面積でさえそうなんですから、まして北京と上海なんて
まったく別エリアと言うことなんですよね。
それにしても、「まったくわからない!」と言うのには驚きますけどね(笑)
●plusgateさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2012-06-18 20:46)