棟梁の職人技に感動した! [ ・ホームシアターの家]
この土日はキッチン工事の立会いをしていました。
キッチンゾーンはホームシアターとダイニングをつなぐ役割をするとても大切な場所で、
設計当初から奥様より強い要望をいただきました。
プランする際も、現場が始まって納まりを検討する際も皆で多いに悩みましたから、
最後まで見届けておきたかったのです(>_<)
■キッチンカウンターの搬入
ゆめ工房さんではシステムキッチンを組む時でも、本職のメーカー設置ではなく、
自社施工をしています
「俺らの方が上手いぜ~♪」
なんて言っていますが、今回ほとんどの作業を見ていて本当にそう思いました(笑)
中でも「これは凄い!」と思ったのが、対面キッチンの腰壁に人造大理石カウンターを
取り付ける技術でした。
■人造大理石カウンターの加工
日曜日午後、現場に着いた時は丁度、人大カウンターの取付けをしようとしていた
ようで、納まりについて相談されたため「できればこうしたい・・・」と少し難しいお願いを
してみました。
「ん~、できるかなぁ?」
と言いながらも人大カウンターに墨付けをして、丸ノコでカットし始めました。
■柱側の欠きこみ
これだけでも正直、かなり難しいと思っていたんですけどね・・・。
■袖壁側の加工
袖壁部分だけでなく、キッチンパネルの見切り部分もちゃんと欠き込んでありますが、
丸ノコでカットした後は、手ノコとノミで丁寧に加工してくれました。
さて、両端を加工した人大カウンターを腰壁に仮置きして、具合を確認してみます。
「おーい、うらさー!」
2階で作業をしている、大工の浦さんに声をかけてサポートしてもらいますが、
どちらもベテランの大工さん。
メッチャ息が合っているんですよね~(>_<)
寸法ギリギリですから、入れる際には十分に注意します。
ナント、本当にピッタリ(@_@)
丁度、電気工事に来ていた電気屋の森ちゃんもこの作業を見ていて感嘆の声を
上げていましたね~。
「デザインの神様はディテールに宿る」と言いますが、こういう仕事を見ると
よーくわかります。
この後、完全に接着するよう、木材を使って圧力をかけて養生します。
(こういう慎重さにはいつも頭が下がりますね~)
■柱側の納まり
木製カウンターであれば大工さんにとっては何てことはない納まりだと思いますけどね。
柱を一切切り欠かないで綺麗に納めてしまいました。
■袖壁側の納まり
袖壁の裏側はガスコンロのため、キッチンパネルが貼られています。
キッチンパネルの見切り材も飲み込んで、きっちり収まっています。
異素材がきっちり納まっていますから、コーキングを打つ量も最小限で済みますし、
お手入れもとても楽になるわけですね(^^)v
最初はキッチン製品を組み立てるだけだと思っていましたが、それをギリギリの精度で
加工して納める技術に改めて驚きました。
やはり、完成したものを見るだけではわからないですよね。
とても良い勉強になりましたよ、うん(#^^#)
●jun-arさん、chihoさん、kuniさん、plusagateさん、kotenさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-06-24 11:53)
これは凄い。
熟練のわざと言いますか、ムダが無いですよね。
工程も仕上がりも全てが美しいです(・∀・)
by ゆつき (2014-06-24 15:25)
●ゆつきさん
職人さんに限らずですが、経験したことがないことでも果敢にトライする人
との仕事は楽しいですね。
理想形に向かって「どうやったらできるか?」を考えて試行錯誤しながら、
結果的には理想以上の結果を出してしまうんですよね。
仕事も無駄が無く、本当に尊敬してしまいますよ♪
●e-g-gさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2014-06-25 09:08)