寒いとは?暑いとは?(後編) [ ・講師の仕事]
「寒さ」による健康被害を減らすには、まずは「寒い」とはどういうことか知ること
だと思いこの記事を書いています。
そのため、後編では「寒い」「暑い」を定義して説明してみたいと思います。
■寒い、暑いとは?
定義を説明するとこんな表現になるのですが、大事なのは温度や湿度ではなく、
主語は人間である「あなた自身」の感覚だと言うこと。
つまり、誰でもなく自分が寒いと感じることなのですが、それは、
このまま低い温度の状態が続くと健康を害しますよ!
と身体が教えてくれていると言うことで、身体からのアラームだと言うこと。
例えば、「喉が渇く」と言うのも、体内の水分が抜けて足りない状態のアラーム
ですし、「眠い」と言うのも脳や身体が疲労している状態を知らせてくれて
いるわけですよね。
「寒い」に話を戻しますが、そもそも人間の体温は生命活動そのもの。
恒温動物である人間は、摂取した炭水化物を体内で燃焼させて熱を作ります。
これは深部体温と言って、内蔵や脳などの臓器を正常に働かせるためのもの。
雪山で遭難した場合に凍死するとは、人体が凍ることではなく熱生産が
追い付かず、結果として深部体温が低下して低体温症になり、生命活動を
維持できなくなって死に至ること。
これは極端な例ですが、寒さを感じる状態は人体の免疫システムが弱まりますから、
細菌やウイルスに対抗できず風邪を引いてしまうことになるわけです。
僕は3年前にこのことに気付いてから、自宅では積極的に石油ストーブを焚き、
ヤカンで加湿をして室温20℃、湿度60%程度になるようにし、
長袖のアンダーウェアを積極的に着用するようにしたところ、風邪を引かなくなり
インフルエンザにもかかりにくくなりました。
インフルエンザの保菌者から大量にもらうとやはり発症していまいますが(笑)
今回のセミナーでは、この点を丁寧に説明させていただいたのですが、皆さんとても
真剣に聴いていただけました。
浴室死亡者数の説明をした際も皆さんの周囲で亡くなった方が多かったようで、
まずは脱衣室で服を脱ぐ前に、浴室内の壁面をシャワーで温めることですぐに対策
できますから是非お試し下さい♪
浴室死亡者数がそんな数だったとは知りませんでした。
我が家の脱衣所も最近は除湿機や暖房器具で暖めるようにしています^^
by plusgate (2015-01-22 09:50)
●AKIさん
nice、ありがとうございます。
●plusgateさん
正確には浴室内で死亡確認されることはなく、救急搬送された病院で
「溺死」や「脳溢血」などと判定されるため統計にのりにくいようです。
(一昨年、総務省統計局に確認した際、そう言われました)
詳しい内訳は不明としても、寒い時期に高齢者中心に亡くなっている事実
から、寒さが起因していることは間違いないでしょう。
今回の記事は、「寒さにもっと意識を向けよう!」と言う思いです。
by 浜松自宅カフェ (2015-01-22 10:09)
●jun-arさん、今造ROWINGTEAMさん、sarusanさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-01-23 20:42)
●yamさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-01-25 22:39)