庭で「春」の訪れを感じる [ ・家庭菜園]
2015年2月4日は二十四節気(にじゅうしせっき)の「立春」。
暦の上では「春」ですね。
四季は春、夏、秋、冬の4つ。
さらに3分割して、初春、仲春、晩春とすることで四季は12分割されますね。
さらにそれを半分にしたものが二十四節気と呼ばれるもので春だけでも、
2月4日から5月4日までの時期を指して、
初春-2/4 立春、2/19 雨水
仲春-3/6 啓蟄、 3/21 春分
晩春-4/5 清明、4/20 穀雨
の呼び名があります。
これらはニュースや新聞などで良く耳にするものですが、漢字で表現された文字を
見てみるととても美しいと思いませんか?
ここからは余り聞かないと思いますが、二十四節気をさらに3分割した
七十二候(しちじゅうにこう)と言うものがあります。
二十四節気・七十二候
もう何が言いたいかわかりますよね?
そう、「気候」の語源です。
気候とは、その地域を特徴づける大気の状態(あるいは気象)のことを言うそうで、
気象とは短期的なものなんだそうです。
二十四節気をそれぞれ、初候、次候、末候と3分割したものが七十二候ですが、
2/4から始まる「立春」の初候を「東風解凍」と言い、「はるかぜこおりをとく」と読み、
「東風が厚い氷を解かし始める」と言う意味になります。
一年365日を72に分けると言うことは一候は概ね4~6日。
七十二候を一つ一つ読んでみると、木や草、土や水、天候の変化のことをわかりやすく
表現したものでした。
七十二候は元々、中国から導入された考え方で明治期に日本向けに言い換えられた
そうです。
ここからは私の推測ですが、二十四節気、七十二候は農耕民族ならではの知恵
なんだと思います。
食糧はすべて自分達で作らなければならない時代において、農作業の遅れは収穫減の
原因になり、家族や地域の寿命を左右する大事です。
かと言って、農作業を管理して肥料や農薬などの農業資材を販売する農協などと言う
組織がない時代においては、二十四節気、七十二候は農作業のスケジュールを
考える上でとても重宝したのだと思います。
初収穫した蕗の薹
年末頃からすでに数個出ていましたが、少し早い春の訪れを舌で感じようと思い、
油で素揚げして夕食でいただきました(#^^#)
ひなたCAFE時代から、独りで「森のたまご」と言う活動を始めているのは、町に森を
広げると言うだけでなく、樹木を育てる心を育むと言うのが大きな目的です。
日々の自然の変化を感じとれる人こそが生活に革新をもたらす真のクリエイターだと思い
ますから、住まいにこそ自然の変化がわかる環境を置いていただきたいものです。
なるほど。食料の植え付け収穫を効率よく行うためにも
当時は目安が必要だったのかも知れませんね。
確かにニュースでしか見ない言葉ですが美しいです(*´ω`*)
by ゆつき (2015-02-02 16:06)
●jun-arさん、AKIさん
nice、ありがとうございます。
●ゆつきさん
あくまで私の推測ですけどねー(笑)
実際はその地域の長老や親から口伝で教わっていたと思いますよ。
自作した二十四節気、七十二候の一覧表は「森のたまご」参加者に
配布したものですが、いつでも見れるようバッグの中に忍ばせています^^v
●Chihoさん
nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2015-02-02 17:41)
立春と春分以外は気にもしてませんでしたが、確かに美しいですね^^
そして、もう春なんですね~^^
by plusgate (2015-02-03 11:30)
●plusgateさん
もう春なんですよねー。
旧暦では「立春」が新年ですから、「節分」は大晦日にあたるんですよね!
つまり太陽暦が日本になるまでは、農作業基準の暦だったのでしょうね。
by 浜松自宅カフェ (2015-02-03 21:06)