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地盤調査に立ち合いました [ ・ビオトープのある研究所]

「ビオトープのある研究所」は実施設計が本格的に始まり、先週から設備設計に着手し、
同時に構造設計に必要な地盤調査にも着手しました。
DSCF9568.jpg
■遠景からの様子
今回の地盤調査方法は、ボーリング・標準貫入試験と言って、測定ポイントを掘削
(ボーリング)し、深さ1m毎に地盤の固さを測定する方法です。

戸建ての木造住宅では、簡易なスエーデンサウンディング(SS)試験で済ませるのが
一般的ですが、本来の地盤調査はこの手法になります。



DSCF9561.jpg
■標準貫入試験の様子
標準貫入試験は、重さ63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させて、
標準貫入試験用サンプラーを30cm打ち込むのに必要な打撃回数(=N値)を測定する
方法です。

SS試験の報告書には、「換算N値」と言う項目がありますが、SS試験のデータから
N値を想定したものと言うことになります。



DSCF9565.jpg
■サンプラーを空けた状態
N値を測定するとサンプラーを引き上げて、真っ二つに割ると土質サンプルを採取
することができます。
SS試験では、引き抜いたドリル先端に付着した土粒子でしか判断できませんが、この
方法であれば、1m毎の土質が明確に分かります。



DSCF9567.jpg
■土質サンプル
採取した土質サンプルはこのケースに入れて保存し、報告書と合わせて納品されます。
より高度な土質調査(地盤調査とは区別されています)を行う場合、これらのサンプルは、
実験室で1軸圧縮試験、3軸圧縮試験、透水試験などを行なって、地盤強度や地盤沈下の
予測に使用されます。


と、、、偉そうに述べましたが実は学問で習っただけで、実際にボーリング調査に立ち会う
のは今回が初めてでしたから、僕自身とっても勉強になりました(^^)/

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浜松自宅カフェ

●鉄腕原子さん、@ミックさん、jun-arさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-02-13 10:11) 

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