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ビオトープパンフレットを作る目的 [ ・ビオトープのある研究所]

基本、週末はコンクリート診断士の試験勉強をする事になっているのですが、
苦手な分野になると思考停止したり、別の事に現実逃避してしまいがちです(笑)

先週もボツボツと問題集を解いていたところ、兼ねてから考えていた
アイディアを形にする作業をしてしまいました。

それをもっとわかりやすい形にしたのがコレ。

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■ビオトープのガイドブック(案)
これはパンフレットのラフと言いますがデザイナーやライターさんに説明するために
パワーポイントで作成したものです。

長年、メーカーで商品企画や新規事業の企画をやっていましたが、新商品の特徴や訴求
ポイントを明確にし、どうやって売るかを考えるために商品企画とセットで考える癖が
ついていました。



IMG_1148.jpg
■ビオトープとは…
「ビオトープ」と言う言葉を聞いたことある、知っている人は大勢いますが
それを具体的に説明できる人は意外に少ないです。
多くの人で物事を進める時に大切なことは、まず言葉の定義をすること。

それを面倒くさがる人が多いですが、事業の責任者がまずやるべきはコレ。
特に人に仕事をさせようとする場合は、最初にコレをやらないと手戻りややり
直しが多くてロスコストにつながるし、事故に発展する事もあります。


その上で、このビオトープはどういう仕組みになっているのかを解説しています。

ここまでで、表紙を入れて3ページ。


IMG_1149.jpg
■生息する生物の紹介
4~7ページは、このビオトープに生息させようと思っている動植物の
紹介になります。
1ページに4種類として、合計で12種類。
当然、すべての動植物を紹介する事はできませんから、Vol.2、Vol.3で
紹介するようにします。


このパンフレットラフは、完成後に設計事務所の仕事として請けるための
提案用として作成しましたが、完成引渡しの1年前の今、コレを作成したのは
もう一つ大きな理由があります。


それは、近々、お施主さんとゼネコンさんとで工事契約を結ぶわけですが
最初に申し上げたようにビオトープを正しく理解している人は少ないため、
共通の認識を持ってもらうための説明資料として使用します。

また、秋頃に工事着手となりますが、現場監督や職人さんにも「目的」を
理解してもらうための設計趣旨説明として利用します。

今回のビオトープを構成する要素は、「湿地」「池「水路」「雑木林」です。
それらの「構造物」が目的のためにどんな役割りをするのかを本質的に理解して
工事の作業を進めて貰いたいと思っているからです。


日産自動車の名車「スカイライン」を世に出した事で知られる桜井眞一郎氏も、
スカイラインの開発にあたり「コンセプト」を1本の小説にして設計者全員に
読んでもらう事から、ユーザーを明確にし、どのようなシーンで使用され、
車がどんな役割りを果たすかを説明した事は有名な話。

このパンフレットラフを元に、ストーリーをご説明して目標に対して一体的に
進む現場になったら楽しいと思っています。

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浜松自宅カフェ

●@ミックさん、Ujiki.oOさん、鉄腕原子さん、jun-arさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-07-03 13:31) 

浜松自宅カフェ

●plusgateさん、soramoyouさん
 nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2018-07-04 08:33) 

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