いわさきちひろのアトリエ兼別荘「黒姫山荘」

安曇野ちひろ公園を訪れる際に必ず見入ってしまうのが、同公園内に移築復元
された、いわさきちひろのアトリエ兼別荘「黒姫山荘」です。


■安曇野ちひろ美術館　遠景
黒姫山荘は、ちひろ美術館の外部にあるため、一旦外（公園内）に出ます。
ご覧のように広い芝生広場の向こうにあるこじんまりとした住宅がそれです。



■黒姫山荘ファサード
建築当時は平屋だったそうですが、小屋裏部分に2階を増床し2つ目のアトリエ
を造ったとのこと。

写真の掃き出し窓がある面は、リビングダイニングで玄関は反対側になります。
このリビングダイニングがまた良い感じで幸せ感が満載なのです。




■室内の様子
今回は35mmフルサイズ換算で、焦点距離15mmの超広角ズームを持って
行きましたから、余裕で室内撮影をする事が出来ました。

建物の配置計画と床レベルの設定は非常に注意されたようで、移築されたこの場所
からではわかりませんが、1階部分のアトリエからは野尻湖が見えるようにした
ようです。



■南西から
元々、1階部分は四間×四間の16坪だったそうですが、移築の際に北側部分を
減じたようですが理由はわかりません。

いずれにせよコンパクトな空間を使い切り、地形を読み切って計画された設計力
にはいつも感心してしまいます。


それもそのはず、設計者はあの女性建築家「奥村まこと」氏。
東京藝術大学から吉村順三建築設計事務所に入所し、奥村昭雄氏のパートナーに
なられた方。
この建築にもしっかりとその系譜が踏襲されているわけですね。

コメント 4

●はじドラさん
　ふと気づいたら丁度1万niceだったようです！
　いつもありがとうございます。

●＠ミックさん、鉄腕原子さん
　10,001nice、10,002nice、ありがとうございます！
by 浜松自宅カフェ (2019-08-26 14:05) 

●jun-arさん
　nice、ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2019-08-27 09:12) 

移築ではなく

　おはようございます、昨日初めて行ってきました。
　元々の山荘は黒姫童話館に移築されており、内部も見ることができます。
　この山荘からちひろさんが見た野尻湖はどんなだったのだろうかと、移築前の場所探しを以前からしています。木が茂って見えないそうですので、近くの湖畔からでもと思って。
美術館に問い合わせれば簡単なのでしょうが、手に入る様々をパズルのように組み合わせながらぼちぼち楽しんでいます。
　昨日は配置図が見られたのが成果でした。気にかかることがあって探していて、こちらのサイトに来ました。
by 望岳 (2019-09-24 08:16) 

●望岳さん
　コメントありがとうございます。
　「黒姫童話館」の存在を初めて知りました。そうだったのですね。
　遠いのですぐとは参りませんが、これで野尻湖方面を訪れる口実が
　できました(笑)
　情報ありがとうございます。
by 浜松自宅カフェ (2019-09-24 08:37)