新緑の庭で一日、読書空間へ [ ・植栽計画]
朝からカラッと晴れた日曜日の朝。今日は何もしないと決め、小さな庭の芝生
スペースにタープを張り、一日中読書して過ごすことにしました。
スペースにタープを張り、一日中読書して過ごすことにしました。
■本日の読書スペース
建築学科を経て新卒で入社したのは、建設コンサルタント会社の東京本社で配属は
ランドスケープデザイン部門でした。設計の対象となるのは、公園や道の駅、駅前広場、
運動競技場など公共施設のオープンスペースで、通常は造園学科から採用されるのが
一般的な流れでした。
僕は都市計画希望だったので「なぜ?」と思っていましたが、実際に仕事をして
みたところ、都市計画業務よりも好きだったし向いていたと思います。
■反対の駐車場側から
雑木の庭を造ったのは住宅が完成した翌年4月ですから、今年で16年目の春を
迎えます。
この間に高木の半数は枯れましたが、その都度、植え替えたり補植したりで植栽も
適合した種類に移行していき、10年近くかけて落ち着いた状態になりました。
■暑くなく寒くなく新緑が美しい季節
例年、この時期は朝の庭を散策して木々の変化を楽しむのですが、この日曜日は
何も予定を入れず、丁度取り組んでいた本を読んで終日過ごす事にしました。
■テント内からの眺め
設計した当初からこういう利用を想定していたわけではなく、ただ庭を眺めて
週末のモーニングコーヒーを楽しみたいと思っていました。
建築学科卒業の僕に緑の効用を説いてくれたのは、建設コンサル時代の上司で
東京ディズニーランドのランドスケープデザインを担当した有賀さんでした。
「建築は建てたところから古くなるけど、樹木はどんどん良くなるんだよ!」
と教えてくれ、当時は「ふ〜ん、そう言うものか?」と言う認識でしたが、
まさにその通りでした。
■ソロキャンプ用のギアが大活躍
娘達が成長し、ファミリーキャンプをしなくなったためソロキャンプに移行しました。
とは言え、読書程度ならわざわざ出かけなくてもと思い、タープを張って読書スペース
を作ってみました。
小さなタープですから、周囲から目立たず、かといって道路からの目線も気にならず
直射日光を防いで読書スペースとしては最高で、GW頃までお天気が良い日はここで
過ごすことが多くなりそうです。