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魚の放流 [ ・New_ビオトープのある研究所]

完成引き渡しの前に、保護しておいた魚達をビオトープ池へ放流しました。

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■イシガメ
今では中々目にする事ができなくなったイシガメをオーナー自ら池に放流。

子供の頃は良く見かけましたが、最近目にするカメの殆どは外来種のクサガメばかり。
雌雄はわかりませんが、末永く元気に暮らして欲しいと思います。


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■イシガメの擬態
イシガメはその名の通り石に似ているため、どこにいるか分からないと思います。
水中でじっとしていても、息継ぎのため時々鼻づらを水面に出す仕草がとっても
可愛良いんですね♪



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■水合わせ中の魚達
魚は水温の変化に弱いため、放流する前にこうして水温を合わせてあげる
必要があります。
すべて合わせると千匹近い地場産のモロコ、モツゴ(クチボソ)が入っていて、
小さめのオイカワも50匹程度います。
保護中は大きくなり過ぎないよう、必要最小限に止めていたそうです。



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■モロコ、モツゴの放流
弱い魚の習性らしく、群れなして泳いでいきました。

「ようやくこのビオトープに魂が入りましたね!」

と僕が言うとオーナーは、

「本当にそうだね~!」

ととても楽しそうに頷き、魚やカメが泳ぐ様子を追っていきました。


ビオトープは池や湿地の事ではなく、人為的に再生させた生態系の事ですから、
自然が落ち着いて人の手が要らなくなるまでの面倒を見てあげなくては
いけません。
僕自身のライフワークとして、これからも携わって行きたいと思います。

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完成引渡し前の社員内覧 [ ・New_ビオトープのある研究所]

開発行為の検査も少しの是正工事で済む事になり、開発の検査済証が下り、建築の
検査済み証も発行される事になります。

そうすれば予定通り目的物のお引渡しとなるわけですが、本社や仮事務所に勤務して
いるスタッフさんが新しい職場の内覧にいらっしゃいました。

私は途中までしか同席しませんでしたが、後ほどお施主さんの社長からお電話があり
スタッフさんにはとても好評だったそうで、「良くも造ったものなぁ」と言う声も
あったそうです。

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■来客ゾーンの廊下

設計担当者としては、その建物を使用される方の評価が一番の励みになりますし
反省材料になるわけですが、折れずに頑張って良かったと思ったところです。


残すはビオトープ池に都田川水系で保護した魚類を放流し、建設会社さんによる
引渡し書と取扱い説明に立会い、一先ずは業務完了となります。

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建築に「緑」が与える影響と効能 [ ・New_ビオトープのある研究所]

先週土曜日は、僕が所属する設計事務所スタッフの見学会となりました。

建築については僕よりもベテラン揃いですが、デザインされた「緑」を体験する
機会は無かったようで、木道をゆっくり歩きながら色々と感じたようでした。

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■完成後


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■着手前
今回は耕作されていなかった農地を宅地に転用して研究所を建築したわけですが、
単に農地を潰すのではなく、利用されていなかった農地を有効活用するという、法律
本来の趣旨に則った開発行為となったと自負しています。

上記はあくまでビジネス視点での目的なわけですが、イチ市民として見た場合、開発
行為で求める緑化基準以上に落葉広葉樹でランドスケープをコントロールした事に、
設計者が人間のとして、イチ市民としてどう感じるかが大切だと思います。


元ランドスケープデザイナーとして建築に携わっている自分が、このブログで一貫して
伝えたいことが一つ形になったプロジェクトとなりました。

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役所の基準を大幅に超えて緑化する理由 [ ・New_ビオトープのある研究所]

外構工事が完了したため、晴れ間の差した時間に外構の完成写真を撮影し、
市役所の緑地課に「緑化完成届」を提出してきました。

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■エントランス
芝生広場の下には150㎥超のコンクリート製調整池が埋設されています。
土被りが確保できないため芝張りとし、囲むように中高木の植栽を施しました。

ゲストは落葉広葉樹主体の優しい樹林に導かれるようにエントランスへ
向かいます。



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■水源の水景
建物西側には千㎡近い屋根で受けた水が湧き出る池(水源)を雑木林で囲んだ
水景の中を歩けるよう、天竜杉の木道を巡らしています。



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■南側
幅が狭いため、池と言うよりも流れのように修景しました。



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■道路から見た水源の景色
外周部はH1200程度のメッシュフェンスで囲んでいるだけですから、散歩する
地域住民の方にも楽しんでいただけます。


これらの完成写真と緑化面積の計算書、緑化率を記載した工事完了届を提出したわけ
ですが、事前協議で担当された方がまだいらしたため直接説明しました。

すると、「事前協議の時からとても気になっていました。こんなに緑化される
事業者さんはいないので、どうしたらもっと緑化率を向上できるか思案していました」
とのこと。


話しを聞いてくれそうな方だったこともり、このクライアントさんがなぜ緑化基準の
15%を大幅に上回る緑化をしたのか、幾つかの観点にわけて30分近く説明しました。


緑化(植栽工事)による事業的なメリットは幾つもあるため、上位3つを中心に
説明しましたが、すぐにはピンと来なかったようです。

一言で言えば、緑化を「経費」と考えるか「投資」として考えるかの違いです。


ビオトープを設ける場合の多くは、広報広告費ですから建設事業費の2~3%程度。
多くても5%程度でしょう。
さらに、一年を通して管理経費が必要となりますから、経費=無駄な費用と
考える経営者が殆どだと思います。

また、潤沢に資金がある企業でも合議制の経営では、2割程度が否定論者で
6割が意見を持たない事が多いですから、大企業でも実現は難しい。


最初の一歩を踏み出せるのは、明確なビジョンを持ち、10年先の未来から今何を
すべきかを問えるバックキャスト思考の経営者でないと、新しい事を実現するのは
まず不可能です。

僕はそのビジョンを共有し、経費をできるだけ小さくし効果を大きくできるよう
設計することに配慮しました。

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関係者向け内覧会 [ ・New_ビオトープのある研究所]

雨空の間隙を縫ってようやく外構工事が終わったため、開発許可の工事完了届けを
提出したのが金曜日の17時。
後は、1週間の書類検査期間後に現場での検査に臨むだけです。

工事内容的には滞りなく終えて問題ないはずですから、後は引き渡しに向けてダメ周り
の補修や設備系の最終調整を行っているところです。


一方で、今回の設計では未経験の技術が多かったため、色々な方に助言をいただき
ましたから、ゼネコンさんの許可を貰い1時間程度の特別内覧会の場を設ける事に
しました。
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■東側の木道
まだ湿生植物がなく水生生物もいないため、生命感は殆ど感じられません。

ビオトープとは、失われた自然を人為的に再生する試みですから、これから長い
年月をかけて自然に再生産される生態系を育む事になるわけです。



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■南側の木道
3千㎡弱の計画地中央に千㎡弱の平屋の研究棟を建て、ぐるりと囲むように700㎡の
水辺景観を造成しました。

高さ7mから2m弱の落葉広葉樹を主体に200本以上、その他にも低木やグランドカバー
を数百株植えています。

今年はまだ樹幹が小さいですが、来年春までにしっかり根を張ってもらえば今の倍
以上の葉が茂るようになります。



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「あっ、あそこに魚が泳いでいる~!」
と言うシーンを演じてくれました(笑)

今月末には地域産のクチボソやモロコ、オイカワを1500匹放流する予定です。
いずれ様子を見て、淡水のマシジミやハゼ科の魚、ヌマエビの類も追加したいと
思います。


正解中から訪れたゲストが日本らしい自然に触れてもらえると嬉しいですね。


魚の放流の様子はまたご報告しますからお楽しみに!

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建築と消防の検査に合格 [ ・New_ビオトープのある研究所]

外構工事と下水道工事がまだ残っているものの、建築工事が先に完了したため、
指定確認検査機関により建築基準法の検査を受け、続けて浜松消防より
消防法の検査を受けました。

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■消防署職員による火災報知器の検査
消防法では、火災時の避難と消火活動のために、延べ面積の1/30以上の
ガラス開口部が必要となります。
映画館やショッピングセンター、地下街など、ガラスの開口部を設ける事が
できない建物はそのための設備が必要がなるため、消防法有窓なるように
計画します。

実地検査では、計画している開口部のガラスの大きさを実測し、有効な
開口部となるか確認し、必要な開口面積を有しているからチェックします。


この物件では32㎡以上必要なところ、30㎡弱と言う結果に消防職員の方が
焦っていましたが、開口部の数をカウントし間違えていることがわかり
ホッとしていました(笑)


建築、消防ともに大きな問題も指摘事項もなく、無事に終了。
火災報知器のバッテリー充電が十分でなく、現場検査で不適になりましたが
それも動画確認してもらえば再検査の必要もありません。


残すは、開発行為のための都市計画法の検査のみ。
外構工事を終えて、完成写真を添えた完了届けを検査の一週間前に提出し、
今月末に検査を受けて合格すれば、いよいよ建物が使用できるように
なります。


家族の理解のお陰で大企業の商品企画担当から、一級建築士事務所に転職して
はや1年9か月。
非住宅として初めての物件がいよいよ完成となり、生涯忘れられない誕生日
になりそうです。

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娘から誕生日プレゼント [ ・家族のこと]

この日曜日は僕の誕生日でした。

日中、娘達は友達と出かけてしまったため、妻と二人で昼食を食べに行くと

「誕生日ケーキを買ってあげるよ!」

と妻。
D&Dさんへの納品が迫っていてすぐに戻らなくてはいけないため、最寄りの
春華堂(うなぎパイの会社)の本社近くの仮説店舗ポップアップストアのへ。


帰宅ししばらくすると、外出先から高3の長女が帰宅。

「お父さん、誕生日おめでとう♪」

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(#^^#)

「ストレスたまってそうなの?」

と聞くと、「単に美味しそうだったからだよ」と娘。


反抗期後半の娘。

「恐すぎて目を見て話せない!」と涙目で訴えた長女から、バースデーカードを
貰い、子供の字から大人の字へ変化したのを見て子供の成長を知った。

長女と一緒に暮らせるのも来年3月まで。
それまでの時間を大切にしたい。

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