SSブログ
 ・学んだこと ブログトップ
前の10件 | 次の10件

「台風」とは何だろう? [ ・学んだこと]

今年もまた台風の季節になりました(-_-)

数年前から、「数十年に一度」とか「生命に危険を及ぼす恐れのある」
報道されることが多くなったように思います。 

台風(tenki.jp).jpg
■2014年7月7日19時の衛星画像 ※日本気象協会tenki.jp
台風の目がくっきりと写っていますね。
中心気圧が930hPa(ヘクトパスカル)だった頃の様子です。

1気圧は1,013hPaですから、中心部は約0.9気圧と言うことになりますね。

 

今年も新社会人向けに建築の基礎知識を教えたのですが、
国際的に建築の省エネ化が進められていることを説明しました。

その際、

台風、竜巻、海流、雨、風、雪、積乱雲・・・

これらに共通するのは何だろう?


と問い掛けました。 

 

30人弱の新社会人はすべて大卒以上

皆、一生懸命に考えて自分なりの考えを述べます。

「自然現象」「天気」

こんな意見が多かったと思います。 

 

間違ってはいませんが、「地震」や「津波」は同じ括りには入りません。

「海流」も天気とは少し違いますよね。

 

では、僕の答えです。

 

地球表面における熱の移動

 

台風とは、赤道付近にたまった熱の固まりを、 北へ運ぶ現象のこと。

2014年台風8号進路図.jpg 

もう少しイメージしやすくすると、熱の移動温度差があるところで起きるわけで、
温度の高いところから温度の低いところへ熱は動きます。 


宇宙から見てみると、赤道付近の海水にたくさんの熱がたまっているわけで、
それを温度が低い北方へ、海流台風と言う形にして運搬しているわけです。

海流分布図2014.06.29.jpg


今度は高さ方向で見てみると地表よりも、高度が高いほど温度が低くなりますから
ここでも熱の移動がおきます。

それが竜巻だったり積乱雲になるわけで、空気中の水蒸気が上空で冷えて、雪、
ヒョウ
になって落ちてくるわけです(@_@)

 

そして、その主な熱源はと言うと太陽光であり、そこに化石燃料を燃やした熱
加算されてきます。 

 

こういう視点で見てみると面白いことに気付きますね。

人間のエネルギー源(人間に限らず、ほぼ全ての動植物がそうですよね)

これも太陽光なんですよね~!

 

ふと、この話を嫁さんにして、「ピンと来る?」って聞いたところ、

「わからない」と言われてしまいました(>_<)

 

毎年、台風が来るたびにこのネタを思いつくのですが、やっと今回、記事にすることが
できました。 


nice!(7)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

ホンダS660コンセプト [ ・学んだこと]

少し古い話題で恐縮ですが、昨年11月に第43回東京モーターショーを訪れました。

人生初めての東京モーターショーは、上京した1989年の第28回東京モーターショーで、
今回はそれ以来でした。 


前回は純粋に車を見たくて上京した年に憧れの東京モーターショーを観に行きましたが、
今回は仕事で「V2H」の動向を知るために。

ちなみに、V2H」とはビークル・トゥ・ホームの略称で、住宅と車がエネルギーを融通
し合う関係のことですが、こちらは「まぁそれなり・・・」と言う印象。


そんな中、ついでに見た車の中で個人的に気に入ったのがコレです。
IMG_4021.jpg 
■ホンダS660コンセプト
軽のオープンカーですが、スタイリングがかなり気に入りました。
オープンカーであれば、オートバイのように気軽に乗れて楽しそうですよね。

SUBARUのレヴォーグも市販車としては、多くの関心を集めていましたけどコンセプトカー
の中ではS660はとても人気があったと思います。

 

IMG_4019.jpg
■ホンダSPORTS360
こちらはホンダが初めて公開した四輪自動車だそうで、オープン2シーターの上に
日本初のDOHCエンジンだったそうです。スゲー!
今発売してもかなり売れそうですよね♪

今回、当時の図面や資料を使って復元したそうですが、これも格好良いですね。

 

IMG_4022.jpg
■ホンダS660サイドビュー
正面は良くてもサイドビューやリアビューが格好悪くて、「イタタタ・・・」と言うことも
なくて、うまくまとまっていると思います。

 

IMG_4023.jpg
■リアビュー
軽自動車は室内の幅が狭くて、肘が当たるのが嫌でしたが、これならそれも気に
しないかも。 

トヨタ86のユーザー層を見ると、リタイア世帯のファーストカーがメインで20代のファーストカー
と言うポジショニングになるでしょうか。


完全に趣味の領域ですが、感性に訴えかけてくるのが理屈抜きに凄いと思います。 

 

「○○○だから欲しい!」のではなく、「欲しいと思うから欲しい!」


デザインを志す者としては、一生に一度はこういう仕事をしたいものです。 


nice!(8)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

「やまたつ」の生き方に学ぶ [ ・学んだこと]

僕は月に2本程度、映画館で映画を観ていますが、一方で自らお金を払って音楽の
ライブやコンサートに行くことは殆どありません。

かと言って音楽嫌いなわけではなく、気に入った音楽CDに出会えばあまり躊躇なく
購入したりしますし、車のカーナビには所有しているCDをHDDに入れて何度も
リピートして聴くことも多いです。

そんな僕が唯一、自分から先行予約をしてまでチケットを購入し、行っているのが
「やまたつ」こと山下達郎のコンサートです。
IMG_3667.jpg 
■山下達郎コンサート「Performance 2013」
熱狂的なファンと言うことではなく、東京FMで日曜午後にオンエアされる
山下達郎の音楽プログラム「サンデーソングブック」をドライビング中に何気なく
聴いているうちに好きになっていたようです。

「やまたつ」のコンサートは今回で通算3回目。
すべて浜松アクトシティですが、なぜこれまで音楽ライブへ積極的に行かなかったのか
何となくわかってきました。


僕は、ほぼどんな状況でも何パーセントかは自分を客観視してしまうため、
誰かや状況に心酔しきってしまうことがなく、ライブを100%楽しむことが出来ない
からだったようです。

ですから、余りにノリノリのライブだと逆に覚めてしまうため、音楽ライブはどうも
向いていないみたいです…。
(ある意味、寂しい人なんですねー)


もちろん、その場を楽しめないことはないのですが、 同時に作り手側のことが
気になりアレコレ考えてしまうわけで、やはり心底楽しめないのは変わりありません。

 

そんな僕が、山下達郎のコンサートに自ら行くのは彼の生き方や哲学に共感するから
なんだと思います。

ナント、山下達郎は今年で60歳の還暦だそうですが、今回のコンサートツアーは
全国49ヶ所のホールを回るそうです。 
僕自身もセミナー講師などで呼ばれて全国を回った経験がありますが、これはとても
真似ができることではありません。

 

音楽イベントをビジネス面で考えれば、ドームなどで1回に数万人を集めて行なう方が
楽なわけですが、「やまたつ」はそれをしたくないと言うことで、2,500人前後の
キャパのホールを中心にコンサートを組むため、どうしても何ヶ所も回る必要性が
出てくるわけです。

コンサートのMCでいつも言うのは、

「ドームでやらない!」

「テレビに出ない!」

「本を書かない!」

「海外でやらない!」

と言うこと(笑)

それを還暦過ぎた今でも徹底していること。

さらに、音楽活動38周年を迎え、自身のレパートリーだけでも270曲もあるため、
「歌いたい曲がありすぎて選曲に困り、出来るだけやれるだけやっておこうと思って
 コンサートは3時間を超えてしまう」
のだそうです。 

 

観客は40〜50代が中心ですが、昨年発売したベストアルバム「OPUS」を聴いた
若者も混じるため尚更、選曲に困り結局は「自分が歌いたい曲を歌うことにしている♪」
と言って会場を笑わせます。

 

今回、3時間10分のコンサートを終える際、こんな光景を目にしました。

「やまたつ」が、最後に舞台の袖に戻ろうとする際、終止ノリノリで聴いていた
年配の男性が何度も何度も深いお辞儀をしていました。

何となくですがわかる気がします。
そうさせる強い想いで全国の地方都市を回っていることに、感動したのだと。

 

演じる音楽以外にも、曲と曲の間で話す言葉からは公共のラジオでは聴けない想いが
伝わってきました。

 

そんなコンサートから4日後のレイトショーで僕が観た映画がコレ。

IMG_3668.jpg
「陽だまりの彼女」
上野樹里、可愛かったなー(笑) 
エンディングテーマで「光と君へのレクイエム」でコンサートの余韻に
また浸れたし。

 

IMG_3670.jpg 
「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」
と言うキャッチフレーズはわかりましたが、男の側からすると「・・・」と思う人が
多いんじゃないだろうか?

映画の途中で「真緒(上野樹里)」の秘密がわかってくると、あまりに
ファンタジー過ぎて、客観脳が出てきて分析側に回ってしまいました。 


「永遠のファンタジック・ラブストーリー!」


と言う説明通りかも。 

映画自体は奇麗だし、松潤は格好良いですが、「映画の興行的にはどうかな?」
と思って終了!

これから観る予定の方は、女性同士かお一人でご覧になることを
お勧めします。


nice!(6)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

改正省エネ基準の理論・根拠の説明会 [ ・学んだこと]

家電や自動車など大量に生産される製品、オフィスや工場、住宅など大量にエネルギー
を使用する建築物を対象に省エネに関して昭和54年に公布された法律があります。
「エネルギーの使用の効率化に関する法律」、通称「省エネ法」がそれです。

第2次オイルショックを契機に整備された法律ですが、当初は経済性の観点から公布
されたものの、1990年以降は環境問題へ軸が移り、今では地球温暖化対策が判断の
主軸になっています。


省エネ性能を判断するには判断の基準が必要なため、製品や建築の用途に応じて、
省エネ基準が時に応じて改正強化されていきます。
IMG_3488.jpg
■平成25年改正の住宅の省エネ基準
最初に作られたのは昭和55年で、通称「旧省エネ基準」と言うもの。
平成4年に改正されたものは「新省エネ基準」、平成11年に改正されたものは
「次世代省エネ基準」と呼ばれていました。

省エネ基準自体は、改正毎に強化されていきますが法律と違い、義務付けられるものでは
ありません。
ですから、鉄筋コンクリート打放しの1戸建てや断熱材が無いマンションを造ることが可能
でした。


今もそうですが、住宅では省エネ基準を満たすことは義務化されていません。
では、どういう時にこの基準が使用されるかと言うと、公共の住宅ローンを利用する際の
条件に組み込まれていて、住宅金融公庫(現、住宅金融支援機構)で融資を受ける場合は、
公庫の仕様書に則って、住宅の耐久性や断熱性能を満たす必要がありました。 

 

現在では、フラット35や長期優良住宅取得支援制度を活用する場合は、必要に応じた
断熱性能を満たす必要がありますが、民間金融機関の住宅ローンを利用する場合、
断熱材などなくても違法建築にはなりません。

とは言え、断熱材の無い住まいでは寒すぎて快適ではありませんし、暖房費も増えるため
不経済ですから、工務店さんや設計者の言われる程度の断熱工事をされている方が殆ど
ではないでしょうか?

続きを読む・・・


nice!(5)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

チャージしたばかりのSuicaを名古屋で落とした話 [ ・学んだこと]

すでに利用されている方も多いと思いますが、JR東日本が発行する
非接触型ICカード乗車券をSuica(スイカ)と言いますよね。
IMG_2791.jpg
■Suica(記名式)
Suica以外にも全国にはKitacaTOICAmanacaICOCAPiTaPaSUGOCA
nimocaはやかけんなどもあり、乗車券機能は相互での利用が可能です。

浜松はJR東海エリアですから、本来TOICAになるのですが、嫁さんが東京出身なのと、
僕自身も都内に勤めていたことから、Suicaを日常的に使用しています。 


そんなSuicaですが、5月末に名古屋へ出張した際、市営地下鉄「栄駅」で下車したあと、
シャツの胸ポケットに入れておいたところ、携帯を取り出す際うっかり落としてしまいました。

 

昼食のお店で気づき、慌てて元来た道を探したものの見つからなかったため、JR東日本、
JR東海、名古屋市営地下鉄の落し物取扱い所に問い合わせたものの届け出はない。

残金が5,000円以上残っていたことと、記名式SuicaだったことからJR東日本に
カードの停止措置をお願いしましたが、


「最寄りの駅窓口でないと出来ません!」


とのこと。
つまり、静岡県内では「熱海駅」以東の駅まで行かなければならないということ。

 

念のためJR東海に連絡してみましたが、


「JR東日本の駅でなければ機械がないため物理的に不可能です」


との回答。

 

仕方ないため、その日は名古屋市中警察署の栄派出所に紛失届けをして終了。

翌日も名古屋で省エネ住宅のセミナー受講だったため、JR名古屋駅と市営地下鉄の
落し物取扱所に出向き、落し物の届け出が無いか確認してみましたが届いていない!

 

さて、こういう場合は、何もしないで1週間待ってみることです。

僕は過去にも学生証から免許証などを何度も紛失したことがあるのですが、
警察に届けられた場合は、1週間後に連絡があることが多いのです。

 

 

するとどうでしょう!

紛失から丁度一週間後、私の携帯にJR東日本の熱海駅から携帯に電話があり、


「Suicaを紛失されませんでしたか?
 岐阜県の美濃署に届けられているようですから、岐阜県警美濃署 会計課Sさんに
 連絡して下さい!」


と言う連絡をいただきました。

 

早速、美濃署会計課のSさんに電話したところ、


「JR美濃太田駅のホームで一般客の方が見つけ、駅員さんに届けたそうです」


と言うことを教えてもらいました。

その際、残額について聞いてみたのですが、警察署ではわからないとのこと。

 

さすがに岐阜までは取りに伺えないため、送付依頼の書類を送っていただき、
郵便書留分の切手と必要書類(身分証明など)を同封して返送し、紛失から16日後
無事、手元に戻ってきました。

 

IMG_2794.jpg
■送付依頼の書類(コピー)と戻ってきたMySuica
ご覧のようにカードは意外に綺麗でビックリ!

ちなみに、美濃太田駅に届けられた日付けは、名古屋市栄で紛失した翌日とのこと。

交通費を調べると千円強の距離。
Suicaは、鉄道乗車券の他にも、駅売店や自動販売機でもサインレスで買い物が
できますから、残額は千円に満たないだろうと思っていました。

 

それでも念のため、自宅PCのVAIOにかざして履歴を調べてみたわけですが、表示された
履歴を見ても一瞬状況が理解ができませんでした。。。

 

 

IMG_2789.jpg
残額5,034円!
ナント!紛失以降は利用された形跡が一切見当たりません。

紛失したのは名古屋市中区の栄で間違いありませんから、誰かが拾ってJR美濃太田駅
まで行き、ホームのどこかに置いたとしか考えられません・・・。

 

考えられることは色々ありますが、まったく手をつけずに綺麗なまま所有者の僕の元に
戻ってきたことは紛れもない事実です。
紛失したこと自体は僕の不注意ですが、何だか素敵なことだと思いませんか?


nice!(10)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

エンジン01文化戦略会議 オープンカレッジ in 浜松にて [ ・学んだこと]

2013年2月9日(土)~11日(月)の3日間、浜松市内で開催された、

エンジン01文化戦略会議 オープンカレッジ in 浜松

をご存じでしょうか?
IMG_6593.jpg
■エンジン01 浜松のプログラム

エンジン01文化戦略会議の目的と理念
異分野の専門家自由な意思を以って集まり、相互に学び合い、
新時代の文化を創造していくことを目的とし、この目的を果たすための活動を
行う上で、公正と無私の心を基本理念とします。


名称の由来
エンジン(ENJIN)は、Encourage Japan Intelligent Networkの略。
発足時からのメンバーであtった故眞木 準氏の命名です。新時代の文化形成の
「エンジン」となり異分野の才能が「円陣」を組むことを呼びかけることも意味
しています。

01(ゼロワン)は、当会が発足した2001年に一から出発するという新心の想いと、
デジタル時代の選択肢としてのシンボルマークです。
全体として、「一から再構築する文化のエンジン」という意味になります。
和名の「文化戦略会議」は元代表の樋口廣太郎氏の命名です。

 

鳥取、高知、会津などの地方都市を中心に、エンジン01会員が訪れて講演や
夜楽という懇親会を行なうもので、昨年9月に浜松での開催を知ったのですが、
年末の忙しさに気付いた時には昼の講座はチケットの殆どが完売の状況(T_T)

それもそのはずです。
何しろ第一線の文化人の講座が500円(手数料込みで600円)で受講できる上、
大学の教室席が定員枠ですから、ほぼ即日完売だったようです。

 

それでもせっかくの機会ですから空いているところを探し、夜楽「浜松やらまいか食堂」
ホテルオークラアクトシティ スカイレストラン&ラウンジ パガニーニ会場をゲット!
会費6,000円でしたが全22会場とも完売となったようです。IMG_6533.jpg
■アクトシティ浜松30階パガニーニからの夜景
浜松市内には高層建築が少ないため、アクトから見下ろす夜景は想像以上にキレイです。
同伴者がなく単独での参加だったのがちょっと寂しかったかも(笑)


それなのになぜ、この会場での夜楽に参加したのか?


それは、建築家で京都大学建築学科准教授の竹山聖さんがこの会場の座長を
務めることになっていたから。

そう、僕がこの会場で唯一知っていたのは竹山先生だけ(笑)

 

と言うのも、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅前に三井不動産が開発した、
柏の葉キャンパスシティ147街区のコモン(供用部)竹山さんが設計を担当した際に
私もお手伝いをさせていただいたからで、この開発はエネルギーマネジメントを
街単位で実現したスマートシティの実施例として、メディアでも時々紹介されています。

設計ワークショップはとても楽しかった上、竹山先生から学ぶところがとても多く、
非常に感慨深いプロジェクトでしたから、


「せっかく竹山先生が浜松に来られるなら会わなくちゃならんだろ?」


と思い、竹山先生が僕のことを覚えているかどうかも怪しかったのですが、
もしスルーされたら夜景を眺めながら一人料理をいただこうと思ったわけです(*^_^*)

IMG_6563.jpg
■層々たる講師の方々を仕切る竹山先生(右端)
それぞれ各界の著名な方達ばかりなんですが、講師の方が各テーブルに座り、
食事をしながら楽しいお話を聞かせてくれました。

 

IMG_6554.jpg
■映画、音楽、美術プロデューサー/ディレクター立川直樹氏
会中盤から僕の隣の席に座られほぼ独占状態♪
21歳から才能を見出され、いきなり大舞台で活躍されたそうです。
恥ずかしながらお名前も存在もこれまでまったく存じ上げなかったのですが、
僕の素朴な質問にも飾らない口調で丁寧に教えていただきました。

 

それで肝心の竹山先生ですが・・・

 

IMG_6565.jpg
■竹山先生と記念撮影
ナント、しっかり覚えてくれていました!

司会幹事だっため会の最中は忙しくされていましたが、終了後に僕のところに
来て下さり、4年ぶりにお話しできました。

嬉しかったのは、柏の葉のプロジェクトにおけるワークショップでもっとも趣旨に
沿って活動したのが僕のチームだったそうです。
このプロジェクトの設計活動を海外で講演すると大好評なんだそうです。


「モノづくりをする上で最も純粋に力を注いでくれた!」
(ボソッとそんなような意図のことを言われました)


建築雑誌「新建築」に柏の葉キャンパスシティの作品が掲載されたのですが、
ワークショップの様子を紹介する写真に僕が写っている写真を使って下さったのは、
僕らの仕事に対しての配慮だったようです(^^)v

今回のイベントに参加しての最大の収穫は、あの一連のプロジェクトで僕が考え、
実行してきたことが正しかったと証明されたこと。
集中力とエネルギーを割いてお手伝いしたことで、直接的ではなくとも影響を与える
ことが出来たことが嬉しかったです!!

 

 

会期最終日は、クロージングシンポジウムとして、アクトシティ大ホール会場において、
司会 露木茂氏、コーディネーター 田原総一郎氏、パネリストに作詞家の秋元康氏、
音楽プロデューサーの小室哲哉氏、イラストレーターのリリー・フランキー氏と言う超豪華
メンバーで「幸福論」をテーマとしたフリートーク。

会場は爆笑の渦に包まれていました。

IMG_6584.jpg
■アクトシティ大ホール2,336席が満席
開演15分前に入ったのですが、1階はすでに満員。
それでも後ろの方で一つだけ空きを見つけることができました。

メディアのプロの方達ですから、楽しい講演になるように企画されていたとは思います。
言えない部分は伏せながらも僕の印象ではウソは言っていない気がしました。


コーディネーターの田原総一郎氏が、小室哲哉氏に

「何であんな事件になったの?」

と大半の方が興味を持っている質問をぶつけました。

「いきなりそこを聞きます?」

と言いながらも

「世間を知らなかったからですね!」

と答えていました。
小室哲哉氏が逮捕された直後、小室氏と仕事をしたことがあるSさんから

「彼はおこちゃまだったから、取り巻きから良いようにされたんだろうな!」

と言う話を聞いていましたから、僕としては腑に落ちる回答でした。

 

先日のひなたCAFEでの経営会議で得た結論が、この3人が述べたこととかなり共通
していたことにとても勇気付けられました。
金持ちになるとかそういうことではなく、どういう考え方で進めるかということですけど。


10年後か20年後かわかりませんが、僕もエンジン01の会員となれるよう、
今後も精進していきたいものです。


nice!(5)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

2012年今年一年の振り返り [ ・学んだこと]

今年一年、拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

2012年も残すところ半日となりました。


今年も相変らず何屋さんかわからない活動でしたが、私のベースはあくまでも
ランドスケープ建築士だと思っています。

すなわち、空間を建物の中から見るのでも、建物の造形だけを考えるのでもなく、
町のあるべき姿を考える建築士だということ。


そのためのサービス(カフェとか飲食)、製品や家具、公共空間(浜松城公園や自然、緑)
を提言してきたつもりです。

町に住む人が、快適で楽しく暮らせるためにどうあるべきなのかを、その時に与えられた
手段で解決していきたいと思っています。

2012年は本当に色々な出会いがあり、憧れていた人と同じ空間、同じ時間を共有させて
いただくこともできました。


2012-5-22 「浜野安弘 想いの実現」出版記念パーティー


2012-7-28 きこえる・シンポジウム 2012夏 in 浜松


その他にも、


浜松城公園長期整備構想のことを市民として考えたり、

記事にはしていませんが、6月には日本マクドナルド社長兼CEO兼会長 原田泳幸氏
講演を直接聞くこともでき、如何にしてどん底状態だったマクドナルドの経営をV字回復
させたのかも伺うことができました。


また、イタリア人以外では初めてフェラーリのデザインを任された奥山清行氏の講演
非常に示唆に富んだものでした。

10月からは、アイディアによってはとんでもないことが実現できるかもしれないプロジェクトに
加わることになりましたので、来年はこれらのインプットで得たことを活かしたいと思っています。

そんなこんなの一年でしたが、一年の締めくくりはやはりコレ。


IMG_0202.jpg
■ゆめ工房さんでのお餅搗 ※撮影:長女
今回で9回目(9年目)の参加ということもあり、一臼くらいなら搗けるようになって
きました(笑)

建築の職人さんばかりの集まりですが、家族ぐるみで参加させていただいていますが、
大工さんやクロス屋さん、基礎屋さん、水道屋さんが娘達の成長を喜んでくれるのが
とても嬉しいです。

IMG_0206.jpg
■長女と電気屋さん
初めて参加した時、長女は3歳になったばかりでしたが、一人で杵を持てるように
なりました。

IMG_0209.jpg
■次女と嫁さん
最初に参加した時は生後2ヶ月だった次女もここのお餅で育ったと言っても
過言じゃないです。

その他、高3の中村さんは津軽三味線を毎年演奏してくれましたが、
高校を卒業した後は本場、津軽の師匠へ弟子入りしプロを目指すそうです。
三味線演奏.jpg

「来年も来たい!」


と言ってくれているようで、皆で応援しています。

そんなこんなの2012年でしたが、来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


nice!(7)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

デザインとはお金に始まり、お金に終わる [ ・学んだこと]

イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした、奥山清行さんのお話しから
学んだことをご紹介する最終回です。

ところで、前回記事で疑問に思ったことはありませんか? 


ピニンファリーナ社が全身全霊をかけて行なったプレゼンがボツ案となり、
いよいよプロジェクトが流れるかもしれないとなった際になぜ、

「15分持たせるから画を描け!」


とヒラのデザインスタッフであった奥山氏に指示を出したのか?

 

ちょっと考えてみていただきたい。

フェラーリとは言え、1台7,500万円(当時)もするフラッグシップモデルである。

たった15分でフェラーリ社トップへのプレゼンに耐える絵を描けると思うだろうか?

 

セミナーではその時に描いた画をスクリーンで紹介してくれましたが、
決して太いペンで殴り描きしたようなデッサン程度ではなく、自動車カタログなどで
良く使われている綺麗に着彩されたデザイン画が2点描かれていました。

それは、どう考えても15分で描くには無理な密度のデザイン画でした。

 

その画を見せながら、奥山氏は「どんな天才でもこの画を15分で描くのは無理!」
「プレゼンは不調に終わると思っていたため、予めこの画を用意しておいた」
「その15分のために本気で準備しておくのがプロ」
と続けたのです。

 

どうやらこの話は浜松会場だけの話だったようで、つい最近、イタリアに渡った際、
 

「なぜあの時、あのような指示をしたのか?」

「画を描いてあることを知っていたのか?」

を問うたそうです。

 

つまり、つい最近まで15分で描き上げ、プレゼンしたということになっていたわけです。
考えてみれば、当時の奥山さんの立場で

「あのデザインでは駄目だと思っていたから描いておきました~♪」

とは口が滑っても言えないし、プロジェクトを率いた上司としてもそれを認めるわけには
いきませんから、お互い(周りも)15分で描いたことにしていたのだと思います。

 

そのため、「もう時効だよね?」と考え、あの時の指示の真意を聞いてみたそうです。

続きを読む・・・


nice!(6)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

日本人の奥山清行氏がなぜフェラーリのデザインを任されたのか? [ ・学んだこと]

前回は予告記事で終わってしまい誠に申し訳ありませんでした<(_ _)>


今回ご紹介するエピソードには「人生のターニングポイントとなるチャンス」
出会った際の人生を変える程の重要なメッセージが含まれていると思います。


創造的な仕事やプロジェクトに携わっている方にはとても参考になるはずですから、
是非参考にされてみて下さい。

 

そもそも、なぜ日本人の奥山さんがヒラデザイナーと言えど、かのピニンファリーナの
デザインスタッフになれたのか?

それを奥山さんは一言でこうおっしゃっていました。

続きを読む・・・


nice!(12)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅

奥山清行氏~イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした人 [ ・学んだこと]

先週末、アクトシティ浜松コングレスセンターで開催されたセミナーで、イタリア人以外で
初めてフェラーリのデザインディレクターを努めたカーデザイナー「ケン・オクヤマ」こと、
奥山清行氏のお話しを聴くことができました。

主催は、建築金物・産業機器用パーツメーカー「スガツネ」さん。
同社代表取締役、菅佐原社長がかつて日経の記事を読んで感動し、新製品発表会の
セミナーとして依頼が実現したそうです。


2時間弱の講演はとっても刺激的なお話しで、中でもなぜイチデザインスタッフであった彼が、
フェラーリ創業55周年を記念するフラッグシップモデルであるエンツォ・フェラーリ
デザインディレクターを務めるに至った経緯がとても参考になりましたので、
簡単にご紹介したいと思います。
エンツォ・フェラーリ.jpg
■399台限定生産のエンツォ・フェラーリ ※Photo by Thomas doerfer

生産台数が「399台」に決まったワケも興味深い話でしたよ。

イタリア・ピニンファリーナ社にカーデザイナーとして在籍していた当時は平のデザインスタッフ
として、この車のデザインプロジェクトに参加していたそうです。

その彼がなぜフェラーリ社の記念碑的モデルのデザインを統括する、デザインディレクターに
抜擢されたのか?
それを「人生を決めた15分」「10,000対1なら10,000が勝つ」と言うテーマで
説明されたのですが、眠くなってきたので続きは次回とさせていただきますね。

ゴ、ゴメンナサイ・・・<(_ _)>


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:住宅
前の10件 | 次の10件  ・学んだこと ブログトップ