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【予告】コンクリート基礎の基礎知識 [ ・家づくり勉強会]

次回、建築基礎講座の予告です。

テーマは、、、コンクリート基礎の基礎知識

 

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■自慢のコンクリート基礎(カッチカチやぞ~)

男っぽく、敢えてモノクロにしてみました!

 

浜自カフェBlogのバックナンバーの中で人気なのがコンクリート基礎に関する記事
だったりするのですよ。

意外でしょうか?


だけど、コンクリートってのは奥が深いですよ!
特に場所打ちコンクリートは生コンって言うほど鮮度が重要。

 

恐らく来月、6月末頃の週末開催になると思いますが、いつも魂のこもったコンクリート工事を
してくれる基礎工事屋さんの若き親方(イケメンですよ)に登場していただき、どうやって
こんな渋いコンクリート基礎が作られるのかレクチャーしていただきます。

基礎屋さんと接する機会ってそんなに無いと思いますから、楽しくてためになる勉強会に
なると思います。

 

職人さんは人前だと緊張してしまいますから、事前にお酒を飲ませておいて、上手く誘導して
あげたいと思います。

これからネタを仕込みに入りますから、コンテンツの目途が立ちましたら、あらためて開催告知を
したいと思います。

 

では、お楽しみに~♪

 


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【追記あり】築20年のマンション・リノベーション事例 [ ・家づくり勉強会]

昨年6月28日(土)に開催した第3回建築基礎講座「予算計画の立て方と進め方」を受講
いただいた浜松市在住のMさんご夫妻と長女(当時9ヶ月)の事例紹介。

その後、Mさんご夫妻から「中古マンションをリノベーションすることに決めました!」と報告の
メールをいただいたのですが、その後どうなったのかとーーーても気になっていました。


と言うのも、セミナー終了後に少し雑談をしただけでしたがその時の言葉やメール文章から
Mさんが戦略思考の持ち主だと言うことが想像できたからです。
(戦略思考については、また改めて僕の考えを述べますね~)

 

一方、Mさんと同じ時期に建築基礎講座を受講されたNさんから増築案件の依頼を受けて
いることもあり、改めてストック(既存住宅)の活かし方についてを考えていたところだったため、
思い切ってMさんに取材の申し入れをしたところ、快く受け入れて下さいました♪

 

IMG_2546.jpg
■築20年のマンションをリノベーションしたMさん邸のLDK

昨年秋頃から設計に入り、40日の工期を経て今年2月に完成し入居されたとのこと。

 

めちゃめちゃイケていると思いませんか?

 

正直、期待通り、いや・・・、期待以上の出来でした。

 

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建築技術勉強会を行ないました [ ・家づくり勉強会]

先月告知した本日の建築基礎講座は、住宅エコポイント制度断熱の基礎知識について
解説をする予定でしたが、一般の方からのお申込みがなかったため設計技術者同士の
建築技術勉強会
を行なうこととなりました。
IMG_2530.jpg
■勉強会の光景(参加者は僕を含めて4名)

トップバッターはplusgateこと加門建築設計室の加門さんによる、次世代省エネ基準
(省エネ対策等級4)の性能規定について実施例を挙げて解説してくれました。

ソフトを使っての解説ですが、自由に質問を挟み込みながら理解を深めることができました。
仕様規定が十分な余裕率を保有していることがわかり、性能規定で解けばかなりコストダウン
することも可能だということが理解できました。

岐阜からご参加の工務店社長である伊藤さんもところどころでコメントを付け加えてくださり、
ディティールが埋まっていく感じでした。

 

続いて僕が、住宅エコポイント制度の他、難解でわかりにくいエコ住宅の新築
さらにトップランナー基準についてイメージできるよう俯瞰的な視点で解説致しました。

 

さらに、、、

 

参加者は皆、経営者と言う立場でもありますから、経営のヒントとなるだろうとっておきの話を
2つほどさせていただきました。

ブログで書くにはあまりにもったいないし、僕の呼びかけに遠方からはるばる駈けつけて
くれたことに感謝の意を込めて(笑)

でも、感度の高い彼らならきっと有効に活用してくれるでしょう。

 

最後に、山岡一休一級建築設計室の山岡君が長期優良住宅の解説をしてくれました。

 

その他にも話が発展し、14時半からスタートした自主勉強会は20時半まで殆どノンストップで
盛り上がりました!(笑)
愛知、岐阜、静岡とそれぞれのエリアの状況など、得るものがあったようで、とても有意義な
勉強会になったと思います。

また何かの際にこういう勉強会を開催したいと思ったのは僕だけでしょうか?(笑)

 


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藤沢市からのうれしいお便り♪ [ ・家づくり勉強会]

皆様、GWはいかがお過ごしですか?(orいかがお過ごしでしたか?)

僕らはカフェの営業が2日間あるため休日は3日間なのですが、その間にいちごジャムを
作ったりで実質休日らしい休日は2日間あったと言うところでしょうか?

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【参考】大須賀産イチゴのコンフィチュール

3kg(購入したのは3.8kg)のイチゴから160グラム瓶でたった15本しか作れません・・・(涙)
しかも、うち3本は見栄えが悪いため自宅用に。

ジャム作りはとても効率が悪く、今年は販売用に作るつもりはなかったのですが、
常連さんから「今年はジャム作らないのですか?」と問合せをいただき、8本作ったのですが、
先週4日間で順調に売れて残り1本に。
慌ててGW中に4kg弱のイチゴを購入した訳です。

 

3kgのイチゴで15本と言うことは、この1瓶に200グラム分のイチゴが入っていると言うこと。
通常のイチゴパックが220~230グラム程度ですから、効率が悪いと言う意味がお分かり
いただけると思います。

 

とは言え、ジャムを作る過程でイチゴのシロップが同量程度出来ますからそれでイチゴミルクや
イチゴソーダなんかを提供する予定です(←5月~6月の期間限定)。

 

さてさて、、、

 

タイトルの『うれしいお便り』について。

昨年暮れに神奈川県藤沢市のHさんからメールにてご相談いただき、1月末にわざわざ
浜松まで家族でお越しいただき2時間程度、面談にて助言させていただきました。

 

面談直後に丁寧なお礼メールをいただきましたが、昨日こんな嬉しいお便りをいただきましたので、
許可の上、ご紹介させていただきたいと思います。

詳細は書けないため、意味不明なところもありますがどうかご容赦ください<(_ _)>



お久しぶりです。

(中略)

お変わりなく皆さんお元気ですか?
こちらは長女が中学生になり、部活が始まり、長男は野球を始め・・・
その二つが加わっただけで私の週末は全くなくなりました。
このGWも毎日お弁当づくりとサッカーと野球の応援でクタクタです。

逃避するようにお菓子や料理のレシピ、住宅雑誌を眺めています。

思いついたことをつらつらとメモ書きし溜まってきましたが、
これって一つの形になるのかしら?

と疑問が。

友人からは

『それを形にするのが設計士だから、今は思いつくことを書き出して』

と言われました。

主人と話し合い、2年後の2012年5月開店を目標に定めました。
2年後に向けて頑張りたいと思います。



Hさんご夫妻と面談するにあたり、

 

「今日の面談が終わった後、Hさんがどういう結論を得られれば良いかをまず考えてください。
 Hさんがその結論を導き出せるよう、僕は助言や情報提供を行いますから。」

 

と説明致しました。

 

今回のメールはHさんの結論に、自ら達成期日を設定したと言う報告でしたが、
実はこれが夢をかなえる第一歩であるため、いただいたメールに返信する形で幾つか考え方を
添えてお礼メールをお送り致しました。

僕がひなたCAFEを作ったことで迷っていた方の後押しすることになり、実際に行動に移そうと
してくれたことが嬉しいのです。

 

本音を言えば、建築的なお手伝いをさせていただければもっと嬉しいのですが、
1月の面談の際に、幾つか建築的な視点でアイディアを述べさせていただきました。

 

こうして、ひなたCAFEの思想が遠く神奈川県にまで飛び火し、楽しい住宅となり、
クリエイティブなサービスを生まれる火種になったのなら、また一つ、僕の夢が実現したわけで
思い立って行動した甲斐があったというものです。

 

 

最後に、簡単ながらGWの報告を。

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■5/2(日)は毎年恒例のデンマーク牧場へ

はせがわのおにぎり弁当とノンホモ牛乳でピクニックランチを楽しみました♪


一方、3/29に訪れた寒波のせいで、新茶の摘採は遅れ気味でした。
この寒波による新茶被害は相当なもので、お茶農家にとっては大打撃なのは当然のこととして
農家の労働意欲を根こそぎ持って行くほど。

お茶畑の特に新茶の頃のランドスケープが大好きな僕としては、耕作放棄されてしまうのが
とても心配です。
そのために僕らが出来ることを考えなくてはいけないと思っています。

 


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建築基礎講座はプロ同士の技術交流会へ [ ・家づくり勉強会]

4/22の記事で予告をしました5/22(土)開催予定の建築基礎講座は、プロ同士の
技術交流会として自主勉強会を行なうことになりました。

 

今回のテーマは、昨年改正された省エネ法に基づく省エネ基準について。

 

住宅エコポイント制度及び省エネ基準トップランナー基準の解説を僕が担当し、


省エネ基準のうち性能規定による解法加門建築設計室のplusgateさんが担当します。


また、省エネ性能だけでなく耐震性能、維持管理性能、劣化対策性能など多岐にわたる性能が
要求される長期優良住宅を相方の山岡一級建築設計室長の山岡君が。

 

 

住宅エコポイント制度は来年も拡充(単なる継続延長ではない)することを、4/16(金)に
前原大臣が発表しましたが、改正省エネ法から政府の戦略を読み解けば、それが単なる
景気浮揚策だけではないことがわかります。

省エネ基準は、平成11年基準と言われるように今から9年前に定められた技術基準ですが、
従来の仕様規定に加えて、性能規定と言う選択肢が追加され、非常に難しいもの。
そのため、多くの建築技術者が困惑しているのが現状です。

 

そのため、それぞれの得意分野を担当に解説を行ない、

明日から設計でき、申請ができる!


ことを目標に建築技術者同士の勉強会を行なうことになりました。

 

会場はひなたCAFEの第一会議室(それしかないけど・・・)。

プロジェクター、スクリーン、ノートPC、ネット環境完備。
ドリンク、軽食も提供できます(実費)。
なんならしっかりとした食事も。

会場及び設備使用料はいただきません。
その替わりにドリンク一つでもオーダーいただければ結構です。

 

また、業種業態は問いませんが、設計担当者などの建築技術者で、

「私も聞きたい!」
 

「私ならこんな情報を提供できます!」


と言う方がいらっしゃいましたらコメント欄にメッセージいただくか、メールにてお知らせ下さい。

それによって開催時刻、開催方法を考えます。

 

plusさんとの事前打合せでは、仕様規定よりも性能規定の方が設計自由度も上がるし、
断熱工事費が下げられることが分かっています。

「Q値(熱損失係数)計算とか実際、どうやるんだろう?」

と今から超楽しみです♪

 

これまで建築基礎講座は、一般向けの勉強会としての位置付けでしたが、


「カフェを人間交差点にしたい!」


と言う記事を書いたことで、plusさんが反応してくれ、プロ同士の技術交流会と言うコンセプトに
つながり今回の企画が実現することになりました。
(plusさん、コメントありがと!)

今後ますます建築技術者には多岐にわたる建築知識が必要になりますが、
一方、小規模事務所ではスキル向上を如何にして行なうかが課題になっています。

 

今回の試みが上手くいけば一般住宅の品質底上げが可能になりそうです。うん。

 


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第五回建築基礎講座の予告 [ ・家づくり勉強会]

建築基礎講座を受講されたご夫妻からリフォームのご相談をいただきました。
すでに2回の打合せを終え、来週には工務店さんより第一期工事分の見積り提示となります。

その他、公共事業のランドスケープデザインや新規事業のご相談などもいただき、
来年にむけた活動が始まりつつあります。

 

そんな中、2~3ヶ月に1回のペースで行なうことを自分に課している建築基礎講座
第五回を来年1月に開催しようと思います。

 

次回のテーマは、建築構造力学、基礎の基礎の基礎

 

元々、専門家を対象にした講座ではなかったため、『建築構造』についてお話する予定は
なかったのですが需要があるようであればやってみようと思い募集してみることに。

 

建築構造と言っても、ガチに専門用語を解説するものではなく、小中学校の理科、物理レベル
から始めたいと思っています。

 ・力と重さの違い

 ・エネルギーとは

 ・波とは

 ・地震とは

建築構造における用語の意味がわかるよう、小学生高学年が理解できるレベルを目指し、
そして、反力や応力、耐力の理解につなげ、建築基準法が求める構造耐力について
理解していただけるようにしたい思います。

 

正直、エネルギーなんてどう説明すれば理解してもらえるか自信はありませんが、
正月休みを使って取り組んでみたいと思います。
もしかすると1回だけでは無理かもしれませんが、頑張ってトライしてみます。

 

開催候補日は、1/11(月)成人の日、1/17(日)1/23(土)のいずれか。
需要が多いようであれば、複数日開催も考えます。

 

開催時間は、いつもどおり14時~16時

 

会場は、ひなたCAFE

 

費用は、大人1名1,500円。ご夫婦やカップルは2,500円(スィーツセット付き)

 

受講ご希望の方はこれから調整いたしますから、okkasa@gmail.com 村松まで、
ご連絡下さいね。
すでにご相談を受けてらっしゃる方には、打合せの際に説明致しますから申し込みは不要です。

日程が確定し次第、メールにて返信し、追加枠をブログとカフェ店頭で告知致します。 

 

■講座コンセプト
建築基礎講座及び、浜自カフェBlogは、『情報』が『知識』となることをコンセプトにしています。
あやふやな情報や言葉をハッキリとさせることで、脳の中に知識の箱を作ります。

知識の箱ができると、別の情報を見たり聞いたりした際に仕分けができ、自分の知識として
定着させることができるようになります。

知識を作るのは、お施主さん自身に判断基準を持ってもらうため。
情報を集めるのは、自身が判断をするために必要だからです。

 

う~~ん、こんなの需要あるのかな~?
ちなみに、受講者1名でも開催するのはこれまで通りですからね。
安心してお申し込み下さい。

 


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現場見学会やオープンハウスは何を見るべきか? [ ・家づくり勉強会]

11/15(日)午後、名古屋へ行き、plusgateさん設計の住宅見学会(オープンハウス)に
3名の若手スタッフを連れて見学させていただきました。
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■ほら貝の家 1階LDKと吹抜け越しにみる2階ホール

 

第1回建築基礎講座のアンケートに、

「完成住宅見学会ではどこを見たら良いのでしょうか?」


という質問を寄せられたのですが、久々に完成住宅見学会に参加して気付いたことが
ありましたから、施工中の現場見学会ではなく、完成した住宅の見学会で何を見るか?
について、僕の考えを述べてみたいと思います。

 

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プランの作り方と建築費を決める3要素 [ ・家づくり勉強会]

住宅に限らず建築を建てる際、まず考えるのが建築費用でしょう。

本当は建築費用だけでなく、事務手数料の他、生涯のメンテナンス費やエネルギー費用などを
加えたライフサイクルコストで考えるべきですが、今回はイニシャルコストのうち、最も大きい
建築工事費について建築をプランする設計者の視点で吟じてみたいと、、、
ち、ちがった・・・、考えてみたいと思います。

 

まず、誤解のないように申し上げますが、安く作れば満足する家になるかと言うとそうではなく、
やはり、「建てたい!」と思うプランでないと「建てよう♪」と言う方向に気持ちが動きません。

そのため建築設計者には、『建てたいと思うプラン』と『許される予算枠』をバランスさせる
微妙なセンスが要求されます。

 

 

さて、ここからが今日の本題。

僕が依頼された住宅はすべてコストの縛りが大きいものばかりなのですが、
そういう住宅をプランする際には次の3要素を拠り所に考えます。

 A.面積・・・Aria

 F.建物の形状・・・Form

 G.グレード・・・Grade

すなわち、建築費用』 = 『面積』 × 『形状』 × 『仕様』  となるわけですが、

 

「そんなの当たり前じゃん!」って思いますよね?

だけど、案外わかっていない方が多いような気がします。


そのため、「廊下は無駄だから極力作らない!」とか「物置を家の中に作ったら勿体ない!」
と言う言葉を良く聞くのですが、冒頭で述べたように建築主が「建てたい!」と思うプランで
なければ、高額な工事契約書にサインしようとは思わないですよね?

 

さて、上であげた3つの要素の内、最も大きなウェイトを占めるのが面積の要素です。

『面積』と言ってもさらに、1)延べ床面積、2)建築面積、3)施工面積に分解され、
これらに密接に関係するのが建物の形状です。

『形状』はさらに、4)階数、5)平面形状、6)屋根形状に分解され、

また、これらすべてに関係するのがグレードです。
『グレード』はさらに、7)外装グレード、8)内装グレード、9)設備グレードに分解され、
9)設備グレードはさらに、①給排水衛生設備、②電気設備、③空調設備に分解されます。

 

建物をプランする際は、計画地の条件施主の要望を頭に入れ、
これら3要素を拠り所に、9項目のバランスを考えながらプランを組み立てていきます。

頭に入れてと言いましたが、チェックリストがあるわけではなく、僕の場合は頭に浮かんだ
おぼろげなビジュアルに照らし合わせて筆を動かす感じです。

 

これはあくまで僕のやり方であって、他の設計者がどうしているのか知りません。
ただ、著名な建築家の展示会で見ることができるスタディやスケッチを見ても、やはり似たような
作業をされているようです。

 

う~ん、本当は「価格を決める3要素」だけを言いたかったのですが、何だか難しい記事に
なってしまい申し訳ないです<(_ _)>

さて、この記事は設計者視点で書きましたが、実はお施主さん視点でも大きな価格要素が
あるため、また近い内に話したいと思います。

 


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第四回建築基礎講座は楽しく終了♪ [ ・家づくり勉強会]

晴れ渡った気持ちよい秋空の中、第四回建築基礎講座は無事終了しました。
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■天気が良かったため、庭にテーブルを出して対談形式で

ひなたCAFEの建築基礎講座は、僕の都合で2~3ヶ月毎に開催しているのですが、
4回目の今日は、完成後4年が経過した磐田市のO川邸を見学させていただきました。

 

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ものづくりについて考えてみました [ ・家づくり勉強会]

ひなたCAFEの庭もすっかり秋色に染まってきました。
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■コナラ(左)とジューンベリー(右)の紅葉

ひなたCAFEは『雑木林の中にあるカフェ』をランドスケープデザインのコンセプトにしました。
だから、庭にはできる限りの木々を植えてあります。
春の新緑、初夏の実り、秋の紅葉など季節の移ろいを楽しめるように。

それは、住まい手やカフェのお客様は勿論、地域住民にとってもその方が気持ち良いんじゃない?
と思ったからです。

 

さて、、、

話は変わりますが今回は、ものづくりについて常々考えていることを述べてみます。
商品開発に携わっている方だけでなく、建築のお施主さんや自宅ショップなどを始めようと
お考えの方もご一緒にお考えいただければ思います。

 

そもそもなぜ、ものづくりについて書こうと思ったかと言うと、社会人2年目の女性Nさんから

「私、ものづくりがしたいんです!」

と今年の2月に相談されたことがきっかけでした。

 

1時間程話をし、少しでも参考になればとサーファーズ・ニアビーチ・ハウスの話をしたり
上棟式に呼んだりしたわけですが、その後の彼女の行動を見ても何か行動を起こしているようには
見えないのです。

 

「ものづくりをしたいのなら、どんどん自分で行動していけば良いのに・・・。」

 

と思うのですが、彼女の行動を見ていると「活躍の場を作ってくれないから~」
自ら行動をしていないように見えるのですね。

 

最初にNさんから相談を受けた際、彼女自身がものづくりとは何なのかを定義できていないと
感じました。
と言うのも、彼女が引き合いに出すものづくりをしている人と言うのは、図面を描いている
同期のことであり、自分が図面を描いていないことに対する焦りだったからです。

ちなみにものづくりの定義ですが、日本が高度成長期にある時代においては製品など
物そのものを指していましたが、モノ余りの現在においては形のあるものだけでなく、
映画やTVのコンテンツだったり、サービスの形態なんかも含むようになりました。

 

 

ここからは僕個人の意見ですが、製品であれサービスであれ、ものづくりとは
それに携わった人の意思が反映されていることであり、新しい価値を伴ったもの
ではないかと思っています。

どういうことかと言うと、どこかで見たものを単に再現しただけであれば、それは単なる
作業であり、それに携わった人間が価値を加えたことにはならない訳ですから
労力以上の報酬を得るべきではないと思うのです。
それが単なる労力だけの価値しかない作業であれば、機械にやってもらった方が安くて確実だし、
第一文句も言いません。

すなわち、ものづくり』とは単にモノを形作る作業ではなく、「こうあるべきじゃない?」
と言う思想を伴った行為全般
だと思います。

 

「ものづくりをしたい」と言う人間が持つその意欲の源泉は、自分が考えたことを世に問うことで
自分を認めてもらうことだと思っています。
ですから、自分が発想できなかったことを見せつけられると「やられた~!」と悔しく思うわけで、
だからこそ「自分はその先を考えたい」と頑張るからです。

 

それがわかっていれば、単に図面を描いているというだけで同期に焦る必要はなく、
自分はどんどん行動を起こしていけば良いのです。
それが世の中に必要とされていることであれば、本人の意思に関係なく人が集まり
その人達に寄って前に押し出されていき、勝手に前へ進んでいくものです。

 

 

冒頭でひなたCAFEの庭の話をしましたが、僕が浜松のこの地にひなたCAFEを作り、
建築基礎講座
を始めたのは、誰かに頼まれたわけではなく、僕が勝手に考えて行動したわけで、
その考えや価値に共感いただいた方が何かを感じ、
結果としてはるばる遠くからお越しいただいたり色々な方にご支援いただいたのだと思います。

ひなたCAFEにお越しいただいたお客様から、「2年前からブログを読んでいてやっと来れました!」
と笑顔で言われる言葉を何度もいただき、そういう結論に至りました。
(な~んて、、、違っていたらゴメンネ、ゴメンネ~♪)

 


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