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浜松市中区アクト通りの「フレンチマルシェ」に出店 [ ・手づくりジャム屋]

この土日曜日は「浜松市中区のアクト通りがマルシェになる」がコンセプトの
「食と健康」がテーマのオープンエアイベント「フレンチマルシェ」に出店。
気持ち良い秋晴れでの開催となりました。

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■秋晴れの空とメタセコイヤの並木
気持ち良く散歩を楽しみながら、無農薬野菜や身体に負担の少ない食品、
サービスを選べたようです。


ところでこの場所ですが、バブル真っ盛りの頃に計画された浜松駅東街区の
アクト通り。
駅前再開発されたエリアで、バブル時期らしい開発でかなりの額の社会資本
が投入されたものの、当初目論んでいたと思われる都市機能の移転にまでは
発展しませんでした。

 

綺麗に整備されてはいますが、今一つエリアに魅力がなく、想定程には
人が集まっていませんでしたし、僕らも積極的に利用するには至って
いませんでした。。。

 

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早朝が意外に気持ち良い♪
メタセコイヤが大きく育ち、中々気持ち良い空間になっていました。
作ってしまった以上、資産は有効に活用しないといけません。

 

「中区アクト通りがマルシェになる2日間」

と言うのは、「ちょっと盛り過ぎじゃないかな~?」と思っていましたが、
利用状況を見るとまずまず目標は達成できていたのかもしれませんね。

 

 

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■ひなたCAFEのテント
今回僕は仕事と子供のお世話のため、搬入と送迎だけのお手伝いでした。
そのため、運営は妻一人で2日間対応してくれました・・・。

 

 

2週間前のまちなかイベント「まるたま市」に出店して、ジャム屋として初めて
出店した3年前の「まるたま市」を比較してみると、うちの状況は大きく変わって
いることがわかりました。 


それは数字と言うよりも、もっと大事なその中身。
初回はそれこそ恐る恐ると言う感じだったのが、今ではお客様の期待に育てられて
来ていることがわかりました。

 

イベント運営と言うと、運営者も出店者も「来場者数」を追い掛け勝ちですが、
僕らは来場者さんの「期待」と「要望」に応えているかどうか?だと思っています。

 

闇雲に数を追うのではなく、質のある程々の賑わいもエリアによっては重要な
場合もあると言うことですね(笑)
これって、わかっているようで意外に落とし込まれていないんですよね~?


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第1回の「まるたま市」から丁度3年 [ ・手づくりジャム屋]

先週末は、浜松市の中心市街地で開催される、まち歩き型の雑貨市「まるたま市」
でした。 

第1回は今から丁度3年前の2013年11月10日(土)、11(日)に開催されたわけですが、
僕らにとって「まるたま市」は特別な思い入れがあります。

その時の様子はコチラ

喫茶店業態としてのひなたCAFEからの転換を図っている時期でしたが、このイベントに
参加してみて、色々な悩みが一気に解決したからで、この時の体験は昨日の事のように
今でも強烈に覚えています。 


第1回まるたま市での経験を足掛かりに、あれこれ夫婦で試行錯誤しながら来ました。

今回、丸3年経って8回目を数える「まるたま市」に望んだわけですが、初日と2日目の
結果を踏まえて、家族の慰労を兼ねた食事会で妻と反省会をしました。

 

3年前の「まるたま市」と今回の「まるたま市」では、ハッキリとわかる変化が感じられ、
その理由について妻と話し合い、自分達なりの結論を導きました。

それは、数字だけを眺めるだけではわからないことで、自分達で商品を企画し作って、
イベント販売で味や工夫を直接お客様に伝えて、リアクションをいただけるからこそ
わかったことだと思います。


「ビジネスに近道は無いなぁ~」 

と思うと同時に、「結局はお客様価値を提供し続けるに尽きるんだ!」と言う確信に
至っています。 

 

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■第8回まるたま市(2日目)の様子
ありがたいことに、ひなたCAFEブースの前に行列が出来ています♪
一日立ち放しで身体中がバキバキになりますが、とっても充実感のある疲れで
心地良いです。

 


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【雑感】 経営は「管理」と「運営」 [ ・手づくりジャム屋]

最近、様々なプロジェクトやワークショップ、勉強会に声をかけていただくことがあり、
ひなたCAFEを経営する中で明確に意識することがあります。

それは、経営は「管理」と「運営」だと言うこと。


そもそも、ひなたCAFE自体は妻が個人事業主の会社です。

それをどう発展させていき、そのためにスタッフ(妻、私、仕事のパートナー)を
どう動かすかを考えるのが経営の仕事となります。

そして、その方針の元、 着実確実にお客様のためになることを実行する
のがスタッフの仕事であるわけです。


すなわち、ジャムを作る、ラベルをデザインする、Blogを更新する、facebookで
情報を出すのが、スタッフの仕事であるわけです。

一方、経営としてはスタッフが成果をキチンと出すための条件整理だったり、
資金の用意、協業パートナーとの調整や管理が仕事になります。

 

こんな感じで、管理と運営を全部自分達で行っている限りは、目的も目標も明確ですが、
組織として分断されているとそうはいきません。

従って、組織が大きくなると経営効率は低下するのが通常ですから、如何にして
低下させずにスタッフを効果的に動かすことができるかが、経営者の腕の見せどころと
なるわけです。


この視点で行くと、建築業、建設業の仕組みは本当に良く出来ていて、設計、施工が
分離していて、権限と責任を明確にしていることで数千人の職方が動く現場でも、
一定レベルの仕事(建設)ができるようになっているわけですね。

創造的な仕事をする上では、非常に重要なことですが、本質的に理解している方が
あまりに少ないと感じています。 

 

以上、最近感じた雑感でした・・・。(笑) 


◆補足説明
少し誤解を与える表現だと思いましたので補足説明致します。
「管理」としている部分ですが、ここで述べている「管理」とはスタッフが結果を出す
ことができるよう「マネジメント」することであって、いわゆるガチガチ型の「管理」
とは異なります。 

 


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今年も英国大使館へ行って来た♪ [ ・手づくりジャム屋]

金曜日は日経アーキテクチュア創刊40周年記念講演を受講しました。
伊東豊雄さんとプランテックの大江匡さんの講演を聴き終えたところで、16時半に
途中退場しタクシーに飛び乗り、汐留のコンラッド東京から半蔵門英国大使館へ。

懇親会があったのですが、泣く泣く途中退場しました・・・。 

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■英国大使館正門夜景
タクシーで正門前へ乗り付け、 正面ゲートでセキュリティチェック。
招待状とIDを提示するのですが、ちょっとしたトラブル発生!

いつもあるはずの運転免許証が無いっ!

IDとして認められるのは、運転免許証、パスポート、警察手帳、外交官身分証明票、
官公庁職員身分証明書、住民基本台帳カード、日本の船舶免許、航空従事者技能
証明書だけで、社員証や名刺はNG。

つまり、顔写真が入っていて公的機関が発行したものに限るわけです。 


(ゲッ!何でここに無いの?やってもうたー)※心の声

私「運転免許証が無いのでコレですが・・・。」


警「コレでは駄目ですね!(キッパリ)」


私「いや、そんな・・・。(T_T)」


警「ん?一級建築士ですか?OKです!」 


私「ホッ!初めて一級建築士の資格が役に立ったかも?(笑)」


提示したのは、静岡県応急危険度判定士登録証
顔写真が印刷されていて、建築士番号、静岡県知事の発行した正式なIDです。
ボランティア業務向けですが、意外なところで役に立ちましたね(笑)

 

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■Brithsh Embassy Tokyo
大使館内とは言っても大使公邸ではなく、記者発表やパーティーなどに使用される
パブリックなゾーンです。

 

パーティーが始まると、英国らしくこんな催しも。

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■バグパイプ演奏
実際に生で聴くと厳かな音色に感動しますね~♪
今年も昨年と同じ演奏者でした。


今年は居ないかな~?
と見回していると・・・。 

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■竹鶴孝太郎さんとのツーショット
ご存じ、ニッカウヰスキーの創業者、「マッサン」こと竹鶴政孝氏のお孫さんです。
昨年に続き今年も記念写真を撮ってもらい、昨年出来なかった質問を幾つかさせて
いただきました。

来年もいらっしゃると良いんだけどなぁ。

 

さて、パーティーも佳境に入り最後に全体での記念撮影となったわけですが、
丁度、カメラを持っていたことと、私が撮影した写真が好きとのことで、私が持参したカメラで
記念撮影をすることになりました。

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■撮影をお任せして。
全員のプロフィールは存じ上げませんが、お話していると面白い方ばかり。
中々の面々が集まっているようで、今年も楽しいひと時を過ごすことができました。

 

生憎と今回は妻が出席出来なかったのは残念でしたが、色々と面白そうなお話を
いただいたりで今年も何か起きそうな予感がします。

実現すれば11月末の予定ですが、また後日報告できたらと思います。 


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第2回「えんの市」に出ました [ ・手づくりジャム屋]

全国からクラフト作家が集まるイベント「えんしゅうクラフトフェア」と、
地域の人々が出会いつながり、ていねいな暮らしとあたたかさを発信する
「つながるマーケット」が手を組んだ「えんの市」に今年も日曜日だけ出店しました。 

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■ひなたカフェブース
浜名湖近くの雄踏総合公園芝生広場でのんびりユルユルとしたイベントで、
ジャム、マーマレード、柑橘ソーダを販売しました。

朝方は肌寒かったため、ホットレモネードとホットゆずドリンクを用意しましたが、
昼前後から晴れ間がのぞき、気温が上昇し始めたため、ホットからコールドへ
切り替えることにしました。 

 

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■爽やかドリンクを求めて
僕は仲間内での浜松城公園での花見に参加するために家で次女と留守番を
していたのですが、昼頃から暑く感じたため「炭酸と氷が必要?」と嫁さんに電話
したところ、 「持ってきてくれるなら助かるよ!」と言う状況から、様子見がてら
スクランブル発進でコールドドリンクのセットを持っていきました。

 

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当初は雨の予報でしたが、ご覧のように晴れて、サクラが咲き誇る気持ち良い
イベントになりました。

浜名湖の風が吹き抜けるのどかな場所に、クォリティーの高いクラフト作家さんが
揃い、美味くて身体が喜びそうな食事で続けていけば、人気のイベントになるでしょう。


お陰様でジャムの在庫が殆ど底を突いてきましたから、4月はジャム生産強化月間
として、ジャム作りに励みます。
 


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明日、3/11(金)から「まるたまStore」始まります♪ [ ・手づくりジャム屋]

昨年4月にメイワン2階で開催した、期間限定の雑貨ショップ「まるたまStore」
好評だったそうで、今年も期間限定で開催することになったようです。

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MARUTAMAICHI まるたまStore
会 場/浜松駅ビル「メイワン」2階の西側。
会 期/2016年3月11日(金)~3月22日(火)
    ※ひなたCAFEのジャム3/16(水)までとなります。
営業時間/10:00~20:00

 

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■営業日前日の設営中
出張の帰りでしたがいつもより早めの帰宅でしたから、立ち寄ってみたところ
まだ設営中でした。

 

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■ひなたCAFEのジャムコーナー
今回は、牧之原産紅ほっぺのいちごジャム、いちごとバナナのジャム、浜松産ネーブルの
マーマレード、浜松産グレープフルーツのマーマレード、菊川産ラズベリーのジャムの5種類。

今回は同じ手づくりジャム屋のミツノシマさんも同時期に出店しているようです。 

 

今回ちょっと面白い出会いがありました。
前回に続いて出店されている遠州織物を使用した洋服屋さん「HUIS(ハウス)」さんが
丁度設営されていたため、主催者のY林さんが私を紹介してくれたのですが、
これが何とも嬉しい出会いとなりましたが、このお話はまた後日と言うことで(笑) 


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イベント出店での楽しい出会い [ ・手づくりジャム屋]

この週末は、お隣の豊橋市こども未来館「ここにこ」を会場に開催された
「第8回 ここにこ手作り市」に出店していました。

一昨年から参加し、今年で3年目の参加。 

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■豊橋市こども未来館「ここにこ」エントランス
一昨年の1月より、ひなたCAFEが手作りジャム専門店として業態転向した
わけですが、その年の最初に出店したのがこのイベントでした。

出展するための応募をするも、過去2年間は1日間だけしか出店出来なかった
のですが、今年は土日の2日間で参加することができました。

 

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■暖かくて4月上旬並みのお天気
例年はまだ寒い中でのイベントですが、今年は4月上旬並みだったようで
二日間とも暖かで過ごしやすかったです。

そのためか、例年に比べて来場者数が少なかったように感じましたし、今回は
2階の会場だったこともあり、さらに来客が少なかったように感じました。

 

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■外会場
他の出展者さんと話して知ったのですが、2日間の会期のうちどちらかは
雨になることが多いそうで、今年も日曜日は雨に見舞われましたが、昨年のような
嵐にならず良かったです(笑)

外会場の賑わい状況も例年よりは少なそうでしたね~。

 

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■2階からエントランスホール見下ろし
昨年はこのホールでの出店だったこともあり、多数のご利用をいただきました。
2階にも会場があることが知らない方もいらっしゃいましたし、わざわざ上がるのも
面倒と言う方もいらしたかもしれません。

 

結果としては、肩透かしをくらった感がありましたが、2日間出店と言う事で
僕らとしては万全の体制で望みましたよ。

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■ひなたCAFEの出店ブース
続けて出店していると、「昨年いただいて美味しかったから!」と言ってわざわざ
お越しいただくお客様がいらしてくれて、昨年よりも多く購入いただきましたし、
試食して納得いただいたものから完売となっていきました。 

 

【出会いのエピソード】
今回は家族4人で出店したわけですが、お昼時には「パタッ!」とお客様が途絶える
ため、 交代で昼食をとったのですがとても楽しい出会いがありました。


日曜日の昼食は、妻と話し合って会場近くのうどん屋さんでいただくことにしました。
というのも「豊橋カレーうどん」と言うのぼりが前日から気になったからで様子見を
兼ねて僕が中2の長女と先に昼食とさせていただきました。

お店に入ると、想像以上の人気ぶりで後で知ったのですがB級グルメとして話題に
なったからだそうです。


そのため僕と娘は品の良い初老のご夫婦と合い席になったわけですが、注文の際、
長女とあれこれ話していたところ、合い席の奥様から

奥様「親子で仲が良いのね~♪」

娘「ハイ、へへへ・・・」

奥様「中学生かしら?何年生?」

娘「中2です!」

奥様「まあ、私たちの東京にいる孫娘と同じなのね」


と他愛の無い会話から始まり、 僕らが手作り市に出店してジャムを販売していること、
奥様もジャムに目が無く、色々なジャムを手作りしていることを話されて、
うちの娘とご夫婦の孫娘、昨年は英国のマーマードコンテストで受賞したことなどで
盛り上がり、

「じゃあ、プロの作るジャムを一度試してみようかしら?」

ということになり、イベント会場までご案内することになりました。

 

白髪のやはり品の良いご主人もお越しになり、「せっかくのご縁だし、娘達に買って
あげよう!」
と、お勧めしたものを数点お買い上げいただきました。 

「主人は普段こんなにしゃべらない人なんですけどね~」

と奥様。 


僕もまったく売り込むつもりも無くお話ししただけだったのですが、試食していただいた
ところとても気に入っていただけたため、ラズベリージャムも気に入っていただけると
思い、残り2本となっていたラズベリージャムをお勧めしたところ、お土産も含めて
2本ともお買い求めいただきました。


このような経験は僕自身も初めてでしたが、インターネットで情報網が
発達したとしても結局のところ、

「人」が「人」に売り、「人」が「人」から買うんだよな~!

と実感したところです。


僕自身も楽しい経験だったわけですが、これら一連のことを娘が体験させることが
出来たのが良かったと思います。


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2016マーマレードシーズン突入! [ ・手づくりジャム屋]

ひなたCAFEは、3月に多くのイベント出店を控えているため2月はジャム生産
強化月間と位置付けていたのですが、子供がインフルエンザに罹患したこともあり
1週間近く作業できず・・・(>_<)

その分を取り戻そうと、エンジンをかけて生産強化して在庫を増やそうと思っても
ありがたいことに常連さんが買いに来られたりで、中々思うように在庫が増えて
いかないんです(^_^;)


なぜかと言うと、ひなたCAFEのジャムは家事と育児をしながらすべて手作業
作っているからですが、中でも手がかかるのがマーマレード作り。

2月中旬より柑橘類の生産が増えて来たことから、今年もマーマレードシーズン突入!
まずは浜松産ネーブルオレンジ浜松産のグレープフルーツを仕入れて
交互に作り始めました。 

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■一つ一つ包丁でカットします
農産物ですから大きさも形も一つ一つ異なるわけですが、生食用として出荷できない
規格外のものを使用します。
生食用として販売できない農産物は、ジュースなどの加工用にするか、廃棄されるのが
一般的です。

形が不揃いだとしても、本来は生食用として農家の方が丹精込めて育ててくれたもの
ですから、できるだけ引き取って価値を加えて多くの人に食べてもらいたいと
思っています。

 

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■仕上げ
マーマレードとは、柑橘類の皮ごと砂糖で煮上げたジャムのことですが、生で仕入れた
果実をマーマレードに仕上げるまでには、果皮を3時間お湯で煮て柔らかくした後、
包丁でカットしていくため、一人で一日に仕上げることができるのは1回だけ。

そのため、一人でマーマレードを作れるのは一日たったの15本。
2人で掛かっても、精々20本が限度なのです・・・(@_@)


もちろん、原材料を何トンも購入して機械化して一気に加工すれば早く安く作れますが、
それは既に大手メーカーがやってくれています。
ただし、その製法だと下ごしらえした果実を冷凍保存し、需要に応じて仕上ていく
わけで機械化しやすい作り方のため、柑橘類のフレッシュな香りや味を活かすことは
難しくなります。

敢えて効率の悪い手作りをしているのは、手間がかかって高価になってもその味を
認めて求めて下さるお客様がいるからです。 

 

ひなたCAFEを始めた年から、ジャム作りを行っていますが、正直言ってここまで
ジャムを求めるお客様が増えるとは思っていませんでした。 
しかし、私達自身が「これ美味しいねぇ~♪」と感じたことは、ちゃんとお客様に伝わる
ものだと言うことがわかりました。

今年は極力、欠品期間を短くするよう計画的に生産していきたいと思う次第です。 


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マーマレードのシーズン始まる [ ・手づくりジャム屋]

早いもので2016年ももう2月。

我が家の庭では蕗の薹(ふきのとう)が、春の訪れを知らせてくれています。

全国的にも日照時間が長い静岡県の各地では、多くの柑橘類が栽培されていますが、
フレッシュな柑橘類を皮ごと使用したジャムがマーマレード。
僕が最も好きなジャムです。

2月と言えばネーブルオレンジ

爽やかな甘い香りと苦味が殆どないため、マーマレード初心者にも食べやすい味。 

 

ちなみに今販売しているマーマレードは、昨年末に収穫されたレモンユズ
作った物ですから、ネーブルオレンジがマーマレードシーズンの走りと言えるかも
しれません。 

DSCF3060.jpg
■新作のマーマレード
こちらは今年の元日に入荷したから新しい柑橘類ですが、なかなか難しい種類で
10回近い試作を繰り返してようやく発売できるレベルになってきました。

先週末、袋井市の「月見の里」で開催されたイベントで、初めて発売した橙(ダイダイ)の
マーマレードです。

作っている私達も評価が分かれるため、試食していただくようにしたところ、

「ダイダイとは珍しいねぇ~」

とお買い求めいただけました。


橙と言えば、名前が「代々」につながるため縁起物としてお正月飾りに使うが殆ど。
果実は酸味と苦味が強いため、生食には向いていません。

「じゃあ、マーマレードには向いているよね?」

と10kgほど無農薬栽培の橙を仕入れてみたものの、なかなか思ったように
仕上がらなくて苦戦しておりましたが、ようやく発売しても良いと思えるようになり、
先週末初めて販売してみたわけです。

 

今年は試験的に販売してみて、好評だったら来年は多めに作ってみようかな?

2月からはマーマレード中心に生産量を増やしていきたいのですが、マーマレードは
下ごしらえにとても手間がとてもかかるため、なかなか多く作れないのが
悩みです(+_+) 


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ジャム屋の経営会議 [ ・手づくりジャム屋]

ひなたCAFEの経営者は、嫁さんが代表を務める「個人事業主」です。

私はと言うと、ひなたCAFEと言う会社の出資者、つまりオーナーと言う立場に
なります。 

出資者は、会社に出資しリターンを期待して資金を提供するわけですが、
普通の専業主婦がある日突然、起業したわけですから経験は言うに及ばず、
資金も知識もありません。

・・・でした。


「でした。」と過去形で言うのが凄く大事なので、もう一度言いますね。

経験も知識もありませんでした。 


地元天竜の杉材で店舗兼用住宅でカフェをオープンするために、浜自カフェBlogを
始めたのは今から10年前の2006年4月1日のこと。

まさに資金集めから、メニュー計画、店舗改装までをリアルタイムで進め、
その過程をつづってきたわけですが、実際に開業し、経営をしてみると、予想は
次々に現実となって現れ、経過していきました。

 

こうしてカフェ(飲食店)として5年間、ジャム屋(食品製造業)として2年間の経験が
得られ、普通の主婦だった妻も、いっぱしの経営者らしくなっていきました。

計画して実行する × 365日 × 7年間

この積み重ねで、「経営は『計画』し『実行」』する」ことを体験してくれたことで、
経営会議で意思決定をし、それを実行することで成果が得られることを、妻は理解
してくれたようです。 

 

計画するためには、そのためのインプットが必要であり、計画を決定するにも
情報をインプットする必要があります。

僕は、妻のコンサルタントとして、事実情報を元にアイディアを出し、ビジョンを共有し
方向性を定めて、経営としての意思決定を誘導する役割を担っています。


昨年秋頃から日々こんな状態が続き、まだ大きく告知できるようになっていませんが
未来のための種をあちこちに仕込んでいる状況です。

ひなたCAFEは個人事業主と言えども僕もいますし、農家さんや仕入れ業者さんも
多数関わっていますから既に立派な組織です。


経営の本質は組織運営ですから、「組織」の構成員が無駄なく効率的に活動し、
成果を出すために、揺るがない意志決定が重要となります。 

 

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■試作したジャムのテイスティング
先週試作したジャム3種類を、クラッカーと一緒にテイスティングをします。

同じ素材でも、糖度、処理方法、仕上げ方法をメモしながら、レシピを変えて
あれこれ試作するわけですが、ジャムは瓶詰めをし、冷蔵庫で冷やして実際に
食卓にあがる状態でないと正しい評価ができません。

そのため、こんな感じで食べ比べをしながらイメージした味か、お客様に喜んで
いただけそうかを、家族で議論してレシピや価格を決定していきます。

 

こんな感じで商品化の判断基準は、僕と嫁さんの舌です(笑)

しかし、発売を継続し定番化するかどうかの最終的な情報は、実際に販売し
お客様から得られる反応がすべて。

「(料理用青リンゴ)ブラムリーのジャム、美味しかったー!」

「次郎柿のジャムが意外に美味しかった~♪」

「(伊豆大島産)島レモンマーマレード、試食して即決でした!」

こんな感じです。


人に売ってもらうのではなく、自分で作って自分で売るビジネスの醍醐味ですね。

新作も今月のイベントからボツボツと発売しています。
気なる方は、ひなたカフェBlogをチェックしてみて下さい。

イベントや商品発売のご案内は、メルマガを購読いただくのが一番早いと思います。


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